キャリア理論は種類も多く、覚えるのが大変な印象です。
インパクトに残るものや好きな人物は覚えているのですが、専門用語が出てくるとなかなか頭に入ってこないこともあります。
そこで本記事では、知識の下地作りとして、キャリアに関する理論の全体像を掴めるような形でどのような理論と提唱者があるのかをまとめています。
キャリアに関する理論を理解する理由
キャリアコンサルティング実施のための必要な能力体系に、
キャリア発達理論、職業指導理論、職業選択理論等のキャリア開発に関する代表的理論の概要(基礎知識)について十分に理解していること。
と書かれています。
ただ、このキャリア発達理論、職業指導理論、職業選択理論はそれぞれの理論の大枠の様なものになるので、その中にも様々なキャリア理論があります。
ですので、まずは数多く研究されているキャリア理論と提唱者をまとめていきます。
パーソナリティ特性因子理論アプローチ
パーソンズ
- 特性因子理論
- ペグの理論
- マッチング理論
職業指導の創始者パーソンズについてのポイントは下記記事にまとめています。
ホランド
- 六角形モデル(RIASEC)
- スリーレターコード
- 職業分類辞典(DOT)
- VPI職業興味検査
六角形モデルで有名なホランドについてのポイントは下記記事からどうぞ。
プレディガー
- 4つのワークタスク・ディメンション
- ワールド・オブ・ワークマップ
ホランドの研究を継承したプレディガーについてのまとめは下記になります。
ウィリアムソン
特性因子理論に基づく学生相談の基本概念
学生相談のウィリアムソンについての詳細記事は下記を参考にしていただければと思います。
発達論・トランジションに関するアプローチ
スーパー
- 自己概念
- ライフキャリアレインボー
- 14の命題
- 5つのライフステージ
- ライフロール(9役割)
- マキシサイクルとミニサイクル
スーパーは覚えることが多いので2分割してまとめています。
シャイン
- キャリアアンカー
- キャリアサバイバル
- 組織内キャリア発達論
- キャリアコーン(組織の3次元モデル)
シャインの理論に関するまとめは下記記事になります。
ギンズバーグ
- ギンズバーグの発達理論
- 理論の修正
ギンズバーグの発達理論と職業選択の3つの発達段階についての記事は下記になります。
サビカス
- キャリア構築理論
- 職業的パーソナリティ
- キャリアアダプタリティ
- ライフテーマ
- キャリア構築インタビュー
サビカスのキャリア構築理論やキャリア構築インタビューについては下記記事にまとめています。
ホール
- プロティアン・キャリア(変幻自在なキャリア)と伝統的キャリア
ホールの理論『プロティアン・キャリア』についてのまとめは下記になります。
ハンセン
- 統合的生涯設計
- 4L
個人的にも好きなハンセンの理論、統合的生涯設計と4Lのまとめ記事は下記になります。
エリクソン
- 8段階のライフサイクル論・発達課題
- アイデンティティ
シュロスバーグ
- 人生の転機・トランジション
- イベント・ノンイベント
- 4S点検(リソースの点検)
- 成人の発達の決定的要因
ブリッジス
終結-ニュートラルゾーン-新たな出発
レビンソン
- 発達段階説
- 4つの発達期
- 人生半ばの過渡期
レヴィン
- ライフスペース
- 移行期の成年:周辺人・境界人
ハヴィガースト
6つの成長段階と発達課題
ニコルソン
トランジション4サイクルモデル
社会的学習理論アプローチ
バンデューラ
- 社会的学習理論
- 自己効力感
バンデューラの自己効力感は下記の記事にまとめています。
クランボルツ
- キャリア意思決定
- 計画された偶発性(プランドハプンスタンス理論)
計画された偶発性で有名なクランボルツの理論は下記記事になります。
社会学的構造理論
ブロンフェンブレンナー
- 社会学的構造理論
- 相互連結の原則
相互連結の原則のブロンフェンブレンナーについてのポイントは下記記事からどうぞ。
意思決定理論アプローチ
ジェラット
- 連続的意思決定プロセス
- 積極的不確実性(肯定的不確実性)
ジェラットの前期・後期理論は下記記事にまとめています。
ヒルトン
心理学で使う認知的不協和理論を意思決定プロセスに応用
ティードマン
- 予期の4段階
- 実行の3段階
ディンクレッジ
- 8つの意思決定スタイル
- 7つの段階
動機づけ理論
マズロー
- 職業満足論
- 動機づけ理論
- 欲求5段階説
ロー
- 早期決定論
- 心理的構造理論
ローの理論についてまとめた記事が下記になります。
アルダーファー
ERG理論
マクレランド
達成動機理論の3つの動機・欲求
ハーズバーグ
動機づけ衛生理論(2要因理論)
まとめ
とりあえず、ここまで簡単にキャリアに関する理論と人物をまとめました。
各詳細は関連ページを参考にしていただければと思います。
キャリア理論は過去の出題傾向からも、かなりの割合で出題される項目になりますので、まずは人物と理論を一致させるところから始めると良いかと思います。
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