自己効力感で有名なアルバート・バンデューラ(Albert.Bandura)ですが、キャリア形成に重要なことだと感じています。
本記事では、そんなバンデューラの社会的学習理論と自己効力感についてまとめています。
機会遭遇理論
バンデューラは、偶然は予期されずに起こるが、いったん起こると予定されていたことと同じように、通常の連鎖の中に組み込まれて、人間の選択行動に影響を与えるとしました。
ここはクランボルツと似てるから、注意が必要やな!
見比べて把握しておこう!
社会的学習理論(社会認知的キャリア理論)(SCCT)
社会的学習理論は人間の行動を包括的に説明する理論としてバンデューラが提唱した理論です。人が主体的に認知を変えることによって、より良いキャリア選択や高い成果を出せると考えられています。
特徴として、従来の直接経験による学習に加え、観察学習(モデリング)を強調しています。
モデリング(観察学習)の過程
モデリングの4つの過程・順序は、
- 注意過程
- 保持過程
- 運動再生過程
- 動機づけ過程
となっています。
この順番が過去の試験にも出てたで!
バンデューラの『注保運動』って覚えよかな!
自己効力感
社会的学習理論では認知的要因の役割が強いとされていて、その中でも自己効力感が最重要視されています。
自己効力とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していることになります。
そして、自己効力の知覚は、
- 大きさ:難易度順の課題を解決できる能力
- 強さ:課題を確実にできそうかという確信の程度
- 一般性:課題に対する自己効力がどのくらい一般化できているか
の三次元に沿って変化します。
自己効力感の高い人は、
- 粘り強く努力して多少の困難に直面した際にも耐えることができる
- 自分の能力を上手く活用してより一層の努力を重ねることができる
といったキャリアを充実させるうえで、重要な特性があります。
自己効力感が高いというのは自分の可能性を信じるという感じか…。
ワイも感じたいで!
自己効力感を高める4つの方法
SCCTでは、人の認知に大きく影響するものは、4つの情報源(遂行行動の達成、代理的経験、情動的喚起、言語的説得)とされており、
- 遂行行動の達成:自分の力で達成したという経験
- 代理的経験:自分にも出来そうだと効力予期を形成すること
- 情動的喚起:身体や心の中で起きた生理的・感情的な変化(例:リラックスした状態だと高まり、緊張すると低下する。)
- 言語的説得:言葉による説得を繰り返し行う。褒められる、励まされる
をもとに自己効力感を高める学習経験になります。
失敗をしたとしても、新しい学習経験を重ねて自己効力感と結果期待を高めることができれば、行動と結果を変えることができると考える。
ワイが描いたんや!これは実践していきたいな!
まとめ
バンデューラの自己効力感についてまとめていきました。
自己効力感は個人的にも興味深い言葉なので、徐々に理解が深まった気がします。自己効力感を高めていけるように僕自身も実践していきたいと思います。
バンデューラに関する練習問題を下記に用意していますので挑戦してみてください。
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