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【キャリコン】シュロスバーグの成人の発達【4S点検の重要性】

発達論・トランジション

ナンシー・K・シュロスバーグ(Shlossberg.N.K.)は急速に発達する社会で起こる様々な人生上の出来事(イベント・ノンイベント)トランジション(転機)をとして捉えました。

その際に、よりよいキャリア形成へ進むための対処法に4S点検を提唱しています。

本記事では、そんなシュロスバーグのトランジションと4S点検と成人の発達についてポイントをまとめています。

人生の転機・トランジション

シュロスバーグの重視したトランジションとは、

就職、転職、結婚、離婚、早期退職、死別、失業、退職、病気・・・

など人生で起こる大きな出来事から転機となるタイミングのことになります。

上に挙げた社会的な要因、組織的な要因、個人的な要因、これらライフ・イベントの連続で人生は成り立っていて、それらを乗り越える努力と工夫を通してキャリア形成され開発されていくと述べています。

キャリア転換(キャリア・トランジション)を上手に行いキャリア・マネジメントしていくことが大切であるということです。

イベント・ノンイベント

キャリア転換時には次の3要素があります。

  • イベント予期していた転機・予期していなかった転機
  • ノンイベント予期していたものが起こらなかった転機
  • その結果としておきる人生や生活の変化

その際には、次のような変化が1つまたは2つ以上起きると考えます。

  • 人生役割の変化:人生の役割が失くなる、または変化する
  • 人間関係の変化:人間関係が強まったり弱まったりする
  • 日常生活の変化:何を、いつ、どのように行うかなどが変化する
  • 自己概念の変化:自分に対する考え方、認知の仕方が変わる

これらの変化は個人にとって、プラスに作用するかマイナスに作用するかですが、プラスに作用させるためにもキャリア転換への対処(4S点検)が大切になります。

イベント・ノンイベントが様々な出来事で、トランジションがそれによる転機ってことやな!

4S点検(リソースの点検)

キャリア転換の対処法である4S点検をまとめたものが下記になります。

  1. 状況(Situation):原因や一時的かどうかなど状況を把握して理解する
  2. 自己(Self):自分の気持ちや興味、地位など把握する
  3. 支援(Support):家族、周りの人、公的機関、民間団体など外部支援の把握
  4. 戦略(Strategy):方向性や期限など行動計画を考える

さらに詳細は下記になります。

①状況:Situation

  • 原因:このような状況がおきた原因は何か。何を選択したことで生じたのか。
  • 予期:現在の状況は社会的に予測することが可能であったか。突然起こったことなのか。
  • 期間:一時的なことなのか、永続的なことなのか。
  • 体験:同じような転機を経験したことがあるか。その時の気持ちや状態はどうか。
  • ストレス:現在の問題以外に抱えているストレスはあるのか。
  • 認知:状況をどの様に捉え、受け止めているか。好機なのか、危機なのか。

②自己:Self

  • 仕事の重要性:仕事はどの程度重要か。どの部分(地位、給与等)に興味があるのか。
  • 仕事と他のバランス:仕事、家庭、趣味、地域のバランスをどう考えるか。
  • 変化への対応:変化への対応はどのようにするのか。立ち向かうのか、受容するのか。
  • 自信:自分に対する自信はあるか。新しいことに挑戦しようとしているか。
  • 人生の意義:人生にどのような意義を持っているか。

③支援:Support

  • 良い人間関係:必要とする援助を他人、友人、家族から得られるか。
  • 励まし:自分の成功を期待し励ましてくれる人はいるか。
  • 情報:仕事を探す方法、企業や雇用に関する情報などを収集できるか。
  • 照会:解雇された時の経済的支援制度等に関する知識や情報の提供者はいるか。
  • キーパーソン:重要な情報を提供してくれる人はいるか。その人からの支援は望めるか。
  • 実質的援助:経済的支援など実質的な援助を望めるか。

④戦略:Strategies

  • 状況を変える対応:職探し、新たなトレーニングを受ける等を実行しているか。
  • 認知・意味を変える対応:転機の持つ意味をプラス思考に変えようと試みているか。
  • ストレスを解消する対応:リラクゼーションや運動等でストレス解消を図っているか。

これら4Sを点検していくことでキャリア危機、キャリア転換を乗り越えることで、より良いキャリア形成に向かうことが可能になると言っています。

4Sについてはシュロスバーグの重要ポイントや、『4つのS』は覚えておいた方がいええで。ワイからのお願いや!

成人の発達を捉える4つの視点

成人の発達の決定的要因を、

  • 文脈的・文化的視点(環境・前提が個人の人生にインパクトを与える)
  • 発達的視点(順序付けられた、しかも、一般に共通した性質がある)
  • ライフ・スパンの視点(様々な転機を個々の生涯にわたる連続した課題と捉え、その課題を越えて人は多様に広がっていく)
  • 転機の視点(変化を引き起こす人生上の出来事自体とその対処に焦点を当てる)

の4つに整理しました。

まとめ

人生で大きなイベント・ノンイベントを向かえた際に、キャリア・トランジションを上手く行うためにも4Sは覚えておきたいポイントになります。

過去の試験でも登場していますので要チェックです。

シュロスバーグに関する過去問の傾向から作成した練習問題が下記になりますので、挑戦しておいてください。

【キャリコン】ナンシー・シュロスバーグの試験対策『◯✕練習問題』
ナンシー・K・シュロスバーグに関する◯✕練習問題になります。 本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、 全過去問の傾向 新版キャリアの心理学 渡辺三枝子 を主に参考にしているの...
参考文献:新版キャリアの心理学渡辺三枝子著編・キャリアカウンセリング宮城まり子・資料シリーズNo.165『職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査』|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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