特性因子理論といえばパーソンズが先に出てきますが、特性因子カウンセリング・学生相談となるとウィリアムソンのことを勉強するかと思います。
本記事では、そんなウィリアムソンと特性・因子カウンセリングに基づく学生相談の基本概念のポイントをまとめています。
特性因子理論に基づく学生相談の基本概念
エドムンド・ウィリアムソンは思春期・学生期にあるクライアントの『発達心理学的な問題・進路選択上の悩み』に関心を持って『学校カウンセリング・学生心理相談』の分野を発展・普及させ、学生相談の基本的概念を作った人物です。
個人の持つスキル・能力(特性)とそれぞれの職業に必要な能力・スキル(因子)をマッチングさせることで良い職業選択や職業適応をもたらすという考え方になります。
6段階のカウンセリングの手順と過程
- 分析:主観的・客観的方法(心理検査など)でクライアントの情報を集める。
- 統合:クライアントの特性の明確化に向けて、情報を比較、検討し要約する。
- 診断:問題点を洗い出し個人の特徴と職業の諸条件を比較して、問題の原因を見つける。
- 予後:問題から予想される結果と適応の可能性を判断し、選択可能な行動をクライアントに示唆する。
- 処置:カウンセリングを行い適応状況を得るために何をすべきか、クライアントと協力的に話し合う。
- 観察:新たな問題が起こった場合にフォロー・アップ(上記ステップ)をして経緯を見る。
ロジャースの非指示的療法と比べ指示的であると言われています。
6段階の手順は覚えておかなアカンか…。
まとめ
パーソンズは職業相談でしたが、ウィリアムソンといえば学生相談という感じで覚えようと思います。
あとは6段階の流れも念のため覚えておきたいところです。
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