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【キャリコン】キャリアの『理論と提唱者』まとめ【アプローチ別】

キャリア理論

キャリア理論は種類も多く、覚えるのが大変な印象です。

インパクトに残るものや好きな人物は覚えているのですが、専門用語が出てくるとなかなか頭に入ってこないこともあります。

そこで本記事では、知識の下地作りとして、キャリアに関する理論の全体像を掴めるような形でどのような理論と提唱者があるのかをまとめています。

キャリアに関する理論を理解する理由

キャリアコンサルティング実施のための必要な能力体系に、

キャリア発達理論、職業指導理論、職業選択理論等のキャリア開発に関する代表的理論の概要(基礎知識)について十分に理解していること。

参照元:キャリアコンサルティング実施のための必要な能力体系

と書かれています。

ただ、このキャリア発達理論、職業指導理論、職業選択理論はそれぞれの理論の大枠の様なものになるので、その中にも様々なキャリア理論があります。

ですので、まずは数多く研究されているキャリア理論と提唱者をまとめていきます。

パーソナリティ特性因子理論アプローチ

パーソンズ

  • 特性因子理論
  • ペグの理論
  • マッチング理論

職業指導の創始者パーソンズについてのポイントは下記記事にまとめています。

【キャリコン】パーソンズの特性因子理論【3要素と7段階の支援】
キャリアコンサルタントの勉強を始めると早い段階で学ぶことになる職業選択理論で有名なフランク・パーソンズ(Parsons.Frank)ですが、特性因子理論は試験にも多く出されているので要チェックです。 本記事では、そんなパーソンズと特性因子理...

ホランド

  • 六角形モデル(RIASEC)
  • スリーレターコード
  • 職業分類辞典(DOT)
  • VPI職業興味検査

六角形モデルで有名なホランドについてのポイントは下記記事からどうぞ。

【キャリコン】ホランドの職業心理学【RIASECとスリーレターコード】
六角形モデルで有名なジョン・L・ホランド(John.L.Holland)ですが過去の試験にも多く出されているのでしっかり勉強していきたいと思います。 本記事では、そんなホランドと六角形モデルやスリーレターコードなどのポイントをまとめています...

プレディガー

  • 4つのワークタスク・ディメンション
  • ワールド・オブ・ワークマップ

ホランドの研究を継承したプレディガーについてのまとめは下記になります。

【キャリコン】プレディガーの『4つのワークタスクディメンション』
ホランドの研究を継承したプレディガー(D.J.Prediger)ですが過去の試験にも多く出されているのでしっかり勉強していきたいと思います。 本記事では、そんなプレディガーのワークタスク・ディメンションについてポイントをまとめています。 ワ...

ウィリアムソン

特性因子理論に基づく学生相談の基本概念

学生相談のウィリアムソンについての詳細記事は下記を参考にしていただければと思います。

ウィリアムソンの特性・因子カウンセリング【学生相談の基本概念】
特性因子理論といえばパーソンズが先に出てきますが、特性因子カウンセリング・学生相談となるとウィリアムソンのことを勉強するかと思います。 本記事では、そんなウィリアムソンと特性・因子カウンセリングに基づく学生相談の基本概念のポイントをまとめて...

発達論・トランジションに関するアプローチ

スーパー

  • 自己概念
  • ライフキャリアレインボー
  • 14の命題
  • 5つのライフステージ
  • ライフロール(9役割)
  • マキシサイクルとミニサイクル

スーパーは覚えることが多いので2分割してまとめています。

【キャリコン】スーパーの自己概念と14の命題【2つの特徴とは】
ドナルド・E・スーパー(Donald.E.Super)に関しては覚えておきたいポイントは非常に多くなっています。 自己概念 マキシサイクルとミニサイクル 14の命題 ライフキャリアレインボー アーチモデル 5つのライフステージ ライフロール...
【キャリコン】スーパーのライフキャリアレインボー【5つのライフステージ】
ドナルド・E・スーパー(Donald.E.Super)の覚えておきたいポイントは非常に多くなっており、前後編に分けてまとめています。 自己概念 マキシサイクルとミニサイクル 14の命題 ライフキャリアレインボー アーチモデル 5つのライフス...

シャイン

  • キャリアアンカー
  • キャリアサバイバル
  • 組織内キャリア発達論
  • キャリアコーン(組織の3次元モデル)

シャインの理論に関するまとめは下記記事になります。

【キャリコン】シャインの理論【キャリアコーンとキャリアアンカー】
エドガー・H・シャイン(Schein.E.H)に関しても覚えておきたいポイントが多くあります。 組織内キャリア発達論 キャリアコーン(組織の3次元モデル) キャリアアンカー キャリアサバイバル キャリアサイクルモデル どれも試験に出る可能性...

ギンズバーグ

  • ギンズバーグの発達理論
  • 理論の修正

ギンズバーグの発達理論と職業選択の3つの発達段階についての記事は下記になります。

【キャリコン】ギンズバーグの職業選択『発達3段階』【理論の修正】
職業選択には長い年月を通じての発達過程が見られることに着目し、理論化したエリ・ギンズバーグ(Ginzberg,E.)ですが、研究の途中で理論を修正していることがポイントになります。 本記事では、そんなギンズバーグの発達理論と職業選択の3つの...

サビカス

  • キャリア構築理論
  • 職業的パーソナリティ
  • キャリアアダプタリティ
  • ライフテーマ
  • キャリア構築インタビュー

サビカスのキャリア構築理論やキャリア構築インタビューについては下記記事にまとめています。

【キャリコン】サビカスのキャリア構築理論【インタビューとは?】
学科試験でもマーク・L・サビカス(Savickas,M.L.)の出題率はかなり高くなっています。 特にキャリア・アダプタリティ、キャリア構築インタビューはよく見かけるので要チェックになります。 本記事では、そんなサビカスのキャリア構築理論に...

ホール

  • プロティアン・キャリア(変幻自在なキャリア)と伝統的キャリア

ホールの理論『プロティアン・キャリア』についてのまとめは下記になります。

【変幻自在】ホールのプロティアン・キャリアとアダプタビリティまとめ
プロティアン・キャリアで有名なダグラス・ホール (Douglas T. Hall)ですが、 アイデンティティ アダプタビリティー といった重要なキーワードもあります。 本記事では、そんなホールの理論『プロティアン・キャリア』についてまとめて...

ハンセン

  • 統合的生涯設計
  • 4L

個人的にも好きなハンセンの理論、統合的生涯設計と4Lのまとめ記事は下記になります。

【キャリコン】ハンセンの統合的生涯設計理論【4Lと6課題が重要】
統合的生涯設計で有名なL・サニー・ハンセン(Hansen,L.Sunny)ですが、ライフキャリアという考え方が僕は好きです。 現代にもマッチした理論で、学科試験にもよく出題されているのでしっかり勉強したいと思います。 本記事では、そんなハン...

エリクソン

  • 8段階のライフサイクル論・発達課題
  • アイデンティティ
【キャリコン】エリクソンの発達段階【ライフサイクル理論とアイデンティティ】
心理社会的発達理論のエリク・H・エリクソン(Erikson,E.H)は、ライフサイクル理論とアイデンティティという概念を提唱しています。 青年期のアイデンティティの危機は過去の試験にも頻出ですので要チェックです。 本記事では、そんなエリクソ...

シュロスバーグ

  • 人生の転機・トランジション
  • イベント・ノンイベント
  • 4S点検(リソースの点検)
  • 成人の発達の決定的要因
【キャリコン】シュロスバーグの成人の発達【4S点検の重要性】
ナンシー・K・シュロスバーグ(Shlossberg.N.K.)は急速に発達する社会で起こる様々な人生上の出来事(イベント・ノンイベント)をトランジション(転機)として捉えました。 その際に、よりよいキャリア形成へ進むための対処法に4S点検を...

ブリッジス

終結-ニュートラルゾーン-新たな出発

【キャリコン】ブリッジスのトランジション【終焉と中立圏と開始】
ウィリアム・ブリッジス(Bridges,W.)は『転機(トランジション)の始まりは何かが始まるときではなく、何かが終わるとき』と提唱しています。 そして、その始まりと終わりの間をニュートラルゾーンとして、キャリア転換時に上手くマネジメントし...

レビンソン

  • 発達段階説
  • 4つの発達期
  • 人生半ばの過渡期
【人生の四季】レビンソンの発達段階説【人生半ば(中年)の過渡期】
ダニエル・J・レビンソン(Levinson,D.J)は人の発達を安定した安定期と各段階の境目の過渡期を繰り返しながら発達すると考えました。 そしてこの過渡期こそ自己のキャリアを質的にさらに新しく発展させる自己再生のための好機と見ています。 ...

レヴィン

  • ライフスペース
  • 移行期の成年:周辺人・境界人
【キャリコン】レヴィンの周辺人と境界人とは?【Tグループの提唱】
クルト・レヴィン(Lewin,K.)もキャリアコンサルタント学科試験ではたまに出題されています。 本記事では、そんなレヴィンのポイントを簡単にまとめています。 周辺人・境界人(マージナルマン) レヴィンは、社会的に不安定な存在として、青年期...

ハヴィガースト

6つの成長段階と発達課題

【キャリコン】ハヴィガーストの発達課題【6つの成長段階を解説】
もしかしたら、あまり聴き馴染みのないハヴィガースト(Havighurst,R.)ですが、過去の試験には3回ほど問題に出てきています。 名前だけの問題もあれば6つの発達段階や青年期の10項目の発達課題ついて出題されているものもあるので、頭の片...

ニコルソン

トランジション4サイクルモデル

【キャリコン】ニコルソンのトランジションサイクルモデル【4段階】
ナイジェル・ニコルソン(Nicholson, N.)はトランジションを円環サイクル的なモデルとして捉えています。 キャリアコンサルタント学科試験でも何度か出題されていますので、混乱しないようにざっくりと覚えておきたい理論になります。 本記事...

社会的学習理論アプローチ

バンデューラ

  • 社会的学習理論
  • 自己効力感

バンデューラの自己効力感は下記の記事にまとめています。

【キャリコン】バンデューラの社会的学習理論【自己効力感の高め方】
自己効力感で有名なアルバート・バンデューラ(Albert.Bandura)ですが、キャリア形成に重要なことだと感じています。 本記事では、そんなバンデューラの社会的学習理論と自己効力感についてまとめています。 機会遭遇理論 バンデューラは、...

クランボルツ

  • キャリア意思決定
  • 計画された偶発性(プランドハプンスタンス理論)

計画された偶発性で有名なクランボルツの理論は下記記事になります。

【キャリコン】クランボルツの計画された偶発性理論【5つのスキル】
ジョン・D・クランボルツ(Krumboltz.J.D)の計画された偶発性(プランドハプンスタンス理論)は学科試験にもよく出題されています。 そして個人的に好きな理論にもなります。 本記事では、そんなクランボルツの計画された偶発性についてまと...

社会学的構造理論

ブロンフェンブレンナー

  • 社会学的構造理論
  • 相互連結の原則

相互連結の原則のブロンフェンブレンナーについてのポイントは下記記事からどうぞ。

【キャリコン】ブロンフェンブレンナーの相互連結の原則【4つの環境】
ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner.U.)ですがキャリアコンサルタント学科試験14回までには出題されていなかったかと思います。 ただ、『キャリアコンサルティング理論と実際』5訂版:木村周にも記載されていますので、もしかした...

意思決定理論アプローチ

ジェラット

  • 連続的意思決定プロセス
  • 積極的不確実性(肯定的不確実性)

ジェラットの前期・後期理論は下記記事にまとめています。

【キャリコン】ジェラットの意思決定理論と主観的可能性【積極的不確実性の重要性】
意思決定論のハリィ・ジェラット(Gelatt.H.B)ですが、前期の連続的意思決定プロセスと後期の積極的不確実性を主要概念とする理論があります。 テストでよく見るのは意思決定ですが、両方覚えておきたいところです。 本記事では、ジェラットの主...

ヒルトン

心理学で使う認知的不協和理論を意思決定プロセスに応用

【キャリコン】ヒルトンの意思決定モデル【認知的不協和理論応用】
キャリア意思決定理論のヒルトン(Hilton,T.L.)ですが、意思決定のプロセスを重視する提唱者に、ジェラット、ヒルトン、ティードマンの名前が挙がります。 この3人は過去の試験にも出題されているのでセットで覚えておくと良いかと思います。(...

ティードマン

  • 予期の4段階
  • 実行の3段階
【予期の4段階】ティードマンの意思決定のプロセス【実行の3段階】
意思決定のプロセスを重視する提唱者に、ジェラット、ヒルトン、ティードマンの3人の名前が挙がります。 試験にも出てくることがあるので覚えておきたいポイントになります。 本記事では、その3人の中の予期と実行のティードマン(Tiedman,D.V...

ディンクレッジ

  • 8つの意思決定スタイル
  • 7つの段階
【キャリコン】ディンクレッジ8つの意思決定スタイル【7つの段階】
リリアン・ディンクレッジ(Dinklage,L.B)は、アメリカ人女性心理学者で、意思決定には8つのスタイルがあると提唱しています。 学科試験では第6回キャリアコンサルタント試験『問43』で名前だけが登場しています。 本記事では、今後の試験...

動機づけ理論

マズロー

  • 職業満足論
  • 動機づけ理論
  • 欲求5段階説
【キャリコン】マズローの欲求段階説【5段階のピラミッド】
アブラハム・マズロー(Maslow,A.H)の理論は木村周先生のキャリアコンサルティング理論と実践では組織キャリア諸理論の職務満足理論の項目で少しだけ取り上げられています。 本記事では、そんなマズローの理論で試験にも関係のある欲求段階説につ...

ロー

  • 早期決定論
  • 心理的構造理論

ローの理論についてまとめた記事が下記になります。

【キャリコン】ローの早期決定論【親の養育態度とマズローの影響】
ロー(Roe.A.)の理論は『キャリアコンサルティング理論と実際』5訂版:木村周に掲載されており、キャリアコンサルタント学科試験にも何度か出題されています。 マズローとの関係性と親の養育態度は要チェックです。 本記事では、そんなローの理論に...

アルダーファー

ERG理論

アルダーファーのERG理論【マズローの欲求5段階説との違いは?】
クレイトン・アルダーファー(Alderfer,C.P.)のERG理論は職務満足理論、つまり働く人のモチベーションに関わる理論ということになります。 ERG理論 アルダーファーのERG理論はマズローの欲求5段階説をベースに、修正・整理をしてE...

マクレランド

達成動機理論の3つの動機・欲求

【キャリコン】マクレランドの達成動機理論【3つの欲求】
第15回キャリアコンサルタント学科試験に動機づけ理論の設問としてマクレランド(McClelland D,C)の問題が出題されました。 『これ誰?』状態になった受験生の方も多かったかと思います。(僕もです…) 今後の試験でも出題される可能性も...

ハーズバーグ

動機づけ衛生理論(2要因理論)

【職務満足】ハーズバーグの動機づけ衛生理論【2要因理論】
職務満足理論のフレデリック・ハーズバーグ(Herzberg,F.)の動機づけ衛生理論は職務満足や不満足を規定する要因は2つあると提唱しており、2要因理論とも呼ばれています。 本記事では、そんなハーズバーグの2要因理論についてポイントをまとめ...

まとめ

とりあえず、ここまで簡単にキャリアに関する理論と人物をまとめました。

各詳細は関連ページを参考にしていただければと思います。

キャリア理論は過去の出題傾向からも、かなりの割合で出題される項目になりますので、まずは人物と理論を一致させるところから始めると良いかと思います。

キャリア理論
「キャリア理論」の記事一覧です。

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