過去のキャリアコンサルタント試験では様々なアセスメントツールが出題されています。
覚えておけば確実に点が取れるジャンルなので対策しておきたいところです。
傾向からよく出題されているツールに関しては個別にまとめていますので、本記事では出題頻度の低いアセスメントツールをまとめて記載しています。
キャリアシミュレーションプログラム(CSP)とは?
キャリアシミュレーションプログラム(CSP)は、就業経験のない大学生等や若年者向けに開発された、就職後の職業生活のイメージ(就業イメージ)を伝える(仮想体験する)ためのグループワーク型の授業・セミナー用教材となっています。
大学生の場合、主として2~3年生を対象とした集団実施を想定して開発されました。
就職後の長期的な職業生活のイメージを獲得するだけでなく、社会生活で直面しやすい困難場面への関心を高め、その対処策についてグループワークを通じて考えを深めることができます。
就職した経験のない若年者に対し、就職後の初期キャリアの長期的な流れを体感・理解し、考えを深めてもらうことを目的としています。
人生ゲームみたいにすごろくになってるんやで!
クレペリン検査とは?
連続加算(右隣り合わせの二数の加算を連続的に行う)という作業を行うことによって得られる、作業量(作業速度)や作業曲線、あるいは作業の質などの結果から各人の仕事ぶりを推測し、その作業性格や作業態度、行動特徴等、個人の性格面にかかわる特性を総合的にとらえようとするものになります。「内田クレペリン検査」「KN式クレペリン作業性格検査」などがあります。
採用選考に使われることも多いですが、練習して好結果を出せばよいというものではありません。
受検者の作業能力、個人の性格や行動面の特徴を測る心理検査なわけや!
その他のアセスメントツール
Y-G性格検査
Y-G性格検査は、ギルフォード性格検査をモデルにした、性格を12の特性によってプロフィール(グラフ化)することにより視覚的に把握できる検査です。
対象年齢は小学2年~成人で、受験者に応じて一般、大学用、高校用、小学用と用途に合わせて選ぶことができます。
CADS&CADI(Ver.2.2)
企業の従業員などが職業人生の各節目において、自分自身が経験してきた職業・職務、さらには受けてきた教育訓練などを振り返り、ワークシートを使って整理して自己理解(気づき)を行うためのものになります。
そのうえで、今後も首尾一貫した職業人生を送るために、自分の「できること」、「やりたいこと」、「やるべきこと」を考え、企業で通用する実践的職業能力を身につけていくことを目的としています。
新版TEG3 東大式エゴグラム Ver.3
バーン(Berne.E)の提唱した交流分析理論に基づいて、東京大学医学部心療内科TEG研究会が開発・作成した53問の質問項目からなる自己理解を深める性格検査になります。
交流分析のバーンについてまとめた記事が下記になります。
まとめ
選択肢の一つに出題されることが多いので、それぞれのポイントは抑えておきたいですね。
この記事で紹介したアセスメントツールの過去問の傾向を元に作成した○×練習問題が下記になりますのでチャレンジしてみてください。
また学科で出題されたアセスメントツール全種類をまとめた記事が下記になりますの活用してください。
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