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【キャリコン】仕事理解の支援とは?【方法とアセスメントツール】

仕事理解の支援

キャリアコンサルタント学科試験での仕事理解の支援に関する問題ではアセスメントツールの問題が多くなっています。

ただ、アセスメントツール以外の問題もそこそこ出題されていますので、その辺りも含めて覚えておくと仕事理解そのものの理解が深まるかと思います。

本記事では、過去問の傾向から仕事理解の支援についてポイントをまとめています。

仕事理解とは?

キャリアコンサルティングで重要なことは、できるだけ多くの職業やキャリア情報を個人に提供し、個人はそれを的確に理解し、吟味して進路選択キャリア形成に活用することにあります。

仕事理解では、自分の興味のある職業に就くための教育機関や職業能力開発機関、具体的求人事業所、職場内の配置先等を調べることも有効となっており、職業、産業、事業所、雇用・経済・社会状況等を理解することも含んでいます。

また厚生労働省編職業分類は、キャリア選択のための仕事理解に有効になります。

職業理解

職業情報

社会には17,000の職業が存在しており、厚生労働省編職業分類は、それらの職務の類似性、公共職業安定機関における求人・求職の取扱件数などにもとづいてそれぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを考慮して職業を区分し体系的に分類(大分類11、中分類73、小分類369、細分類892)したものになります。細分類の分類項目には、利用の便宜を考慮して職業名の該当例が掲載されています。

その他に日本標準職業分類と日本標準産業分類が学科試験でも出題されています。

職業分類についてまとめた記事が下記になります。

【キャリコン】2つの職業分類と産業分類【日本標準と厚生労働省編】
キャリアコンサルタント学科試験では職業分類についての出題も何度かされています。 これがなかなかややこしいのですが、とくに『日本標準産業分類』が絡んでくるとさらに混乱してしまいます。 本記事では、3つの職業分類、 日本標準職業分類 日本標準産...

労働市場

労働市場の理解について主な情報源の一つがハローワークインターネットサービスになります。

ハローワークインターネットサービスでは、雇用(求人・求職・就職)に関する状況が理解できます。

2021年9月21日リニューアルされており、

  • ハローワークに来所せず、「求職者マイページ」を開設できる
  • オンラインで職業紹介を受ける「オンラインハローワーク紹介」が利用できる
  • 探した求人に直接応募する「オンライン自主応募」ができる

等の特徴があります。

ハローワークインターネットサービスと日本版O-NET(愛称:jobtag)についてまとめた記事が下記になります。

【キャリコン】ハローワークインターネットサービスと日本版O-NET(愛称:jobtag)まとめ
ハローワークインターネットサービスについての出題が過去問ではかなり多くなっています。 2020年1月のリニューアルで変更された点も多く、試験対策でも新しい情報にアップデートしておく必要があります。 本記事ではハローワークインターネットサービ...

職業情報の分析

職業情報を作成するためには、データを収集して調査分析を行います。その方法に、

  • 職務分析
  • 職務調査
  • 職業調査
  • 企業分析

があります。

職業情報の分析についてまとめた記事が下記になっています。

【キャリコン】職業情報の分析【職務分析と職務調査・職業調査と企業分析】
過去のキャリアコンサルタント学科試験で出題されている職業情報の分析ですが、『キャリアコンサルティングの理論と実際』に記載されています。 本記事では、職業情報の分析についてポイントをまとめています。 職業情報の分析 職務分析 特定の職務につい...

仕事理解のアセスメントツール

VRTカード 職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を1枚ずつのカードに印刷した、親しみやすく、扱いやすいキャリアガイダンスツール
OHBYカード 職業カードソート技法を行うために開発されたカード式職業情報ツール
キャリア・インサイト 適性評価・合致した職業リスト・職業情報・キャリアプランニングが行えるCACGS
キャリアシミュレーションプログラム 就職後の職業生活のイメージを伝えるためのグループワーク型の授業・セミナー用教材

等があります。

仕事理解が深められるとともに自己理解についても深められるアセスメントツールもありますので、特徴を覚えておくと論述や実技でも活用できます。

アセスメントツールについてまとめたページが下記になっていますので参考にしてください。

アセスメントツール
「アセスメントツール」の記事一覧です。

職業能力評価基準

厚生労働省が公表する職業能力評価基準ポータルサイトになります。

職業能力評価基準では、仕事の内容を「職種」→「職務」→「能力ユニット」→「能力細目」という単位で細分化されています。そのうえで、成果につながる行動例「職務遂行のための基準」を、業種別、職種・職務別に整理、仕事をこなすために前提として求められる知識を「必要な知識」として整理・体系化したものになります。

労働者にとっては自分の能力を把握したり、自律的なキャリア形成の目標を立てることに役立ち、企業にとっては人事評価採用を行う際の指標とすることができます。

下記の記事で職業能力評価基準についてまとめていますので参考にしてください。

【キャリコン】職業能力評価基準まとめ【ピンポイントで学習】
職業能力評価基準も過去問を見ると何度か登場しており、新しいところでは19回に出題されています。 とはいえ、職業能力開発促進法や能力開発基本調査と比べるとかなりとっつきやすい項目になっているかと思います。 本記事では、過去問を中心に職業能力評...

まとめ

仕事理解についてまとめていきましたが、学科試験の対策はもちろん論述や口頭試問での対策にもなりそうです。

ポイントを掴んでしっかり把握しておきたい項目になります。

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