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【キャリコン】職業能力評価基準まとめ【ピンポイントで学習】

職業能力開発・リカレント教育

職業能力評価基準も過去問を見ると何度か登場しており、新しいところでは19回に出題されています。

とはいえ、職業能力開発促進法や能力開発基本調査と比べるとかなりとっつきやすい項目になっているかと思います。

本記事では、過去問を中心に職業能力評価基準のポイントをまとめています。

職業能力評価基準とは?

職業能力評価基準では、仕事の内容を「職種」→「職務」→「能力ユニット」→「能力細目」という単位で細分化されています。そのうえで、成果につながる行動例「職務遂行のための基準」を、業種別、職種・職務別に整理、仕事をこなすために前提として求められる知識を「必要な知識」として整理・体系化したものになります。

労働者にとっては自分の能力を把握したり、自律的なキャリア形成の目標を立てることに役立ち、企業にとっては人事評価採用を行う際の指標とすることができます。

職種:仕事の内容や性質が類似している「職務」をくくったもの。(例:「販売」「店舗運営」「商品開発・仕入れ」など)
職務:概ね1人の従業員が、責任をもって遂行すべき精神的、肉体的活動を要する仕事の集まりを指す。(例:「販売」「販売・加工」など)
能力ユニット:仕事を効果的、効率的に遂行するために必要な職業能力を、活動単位でくくったもの。「能力ユニット」には次の2種類があり、基本的に複数の「能力細目」から構成される。
(1)共通能力ユニット=職種に共通して求められる能力
(2)選択能力ユニット=各職務の遂行のために固有に求められる能力
能力細目:「能力ユニット」の内容をさらに細分化したもので、概ね「作業」単位でくくった能力の要素を表す。

平成14年度からの業種横断的な事務系職種のほか、電気機械器具製造業、ホテル業などものづくりからサービス業まで幅広い業種を整備されています。

職業能力評価基準活用の効果

  1. 人材育成/能力開発
  2. 人事評価
  3. 採用
  4. 検定試験

等、様々な場面に活用できます。

職業能力評価基準を活用して企業で実際に求められる実践的な職業能力を具体的に示すことで、労働者の職業能力を客観的に評価することができます。

職業能力評価基準の構成

能力ユニットごとの「能力細目」「職務遂行のための基準」「必要な知識」の設定にあたり、企業において期待される責任・役割の範囲と難易度により、4つの能力段階「レベル区分」が設定されています。そのまま参考・利用もできますが、自社の実状に合うように一部を削除したり、追加したり、あるいは組み換えたりといった「カスタマイズ」が必要となっています。

キャリアマップ

職業能力評価基準で設定されているレベル 1~4 をもとに、キャリアマップでは該当業種の代表的な職種における能力開発の標準的な道筋が示されています。

参考ページ:キャリアマップについて

モデル評価シート

厚生労働省は職業能力評価基準を活用して、ジョブ・カードの要となる評価シートのモデルとして活用できる「モデル評価シート」も作成しています。

参考ページ:モデル評価シート・モデルカリキュラム 一覧表

人材要件確認表(中途採用面接評価シート)

経験者採用を行う際の面接に使えるシートとして開発されたものです。面接で確認した事実をもとに、応募者が職業能力評価基準で定義したような思考・行動特性(コンピテンシー)を有しているかどうかをチェックし、採否を判定できるようになっています。

参考ページ:職業能力評価基準をもとにした人材育成ツール

職業能力評価シート

職業能力評価シートとは、チェック形式の評価シートであり、「自分(または部下)の職務遂行能力レベルはどの程度なのか」、「何が不足しているのか」を具体的に把握することができます。

参考ページ:職業能力評価シートについて

厚労省のサイトにこんなんがあったんやなー・・・。

全然知らんかったわ。

まとめ

職業能力評価基準についてまとめていきましたが、ポイントは

  • 職業能力評価基準とは?
  • 構成
  • 活用法

といったところになるかと思います。

カスタマイズやキャリアアップなど印象的なワードも多いので試験では確実に点を取りたいところです。

厚生労働省の作成したサイトは複数ページに渡って解説されていますが画像などもあるので簡単に目を通しておくとよいかと思います。

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