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【キャリコン】ハローワークインターネットサービスと日本版O-NET(愛称:jobtag)まとめ

職業情報提供サイト等

ハローワークインターネットサービスについての出題が過去問ではかなり多くなっています。

2020年1月のリニューアルで変更された点も多く、試験対策でも新しい情報にアップデートしておく必要があります。

本記事ではハローワークインターネットサービスに関連するポイントとハローワーク日本版O-NET(愛称:jobtag)に関することなどもまとめています。

ハローワークインターネットサービス

2020年1月6日リニューアルされました。主な変更点は、

  • スマートフォン・タブレットへの対応
  • 求職者・求人者の「マイページ」の開設
  • 求人票の掲載情報量とマッチング支援の充実

となっています。

ハローワークインターネットサービスは誰でも閲覧することができますが、求職者マイページを利用するには、アカウント登録用のメールアドレスが必要になっています。

求人情報基本検索条件

求人情報基本検索条件の入力では、

  • 求人区分
  • 就業場所
  • 希望する職種
  • 雇用形態
  • 新着求人
  • 一部地域での鉄道沿線を指定した求人検索

などの条件を複数選択して求人情報を検索できます。

また求人区分には、

  • 一般求人(フルタイム・パート)
  • 新卒・既卒求人
  • 季節求人
  • 出稼ぎ求人
  • 障害のある方のための求人(フルタイム・パート)

の5種類があります。

一部地域での鉄道沿線を指定した求人検索
就業場所を「埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県」に設定した場合、 詳細検索条件で沿線を指定して検索することができます。

ハローワークインターネットサービスでできること

  • ハロートレーニング(公的職業訓練)のコース情報は、インターネットでは検索できる。
  • 雇用保険制度の概要が掲載されている。
  • 履歴書・職務経歴書の書き方が掲載されている。
  • 障害者求人情報が掲載されている。

などが出来るようになっています。

2021年9月からの機能強化のポイント

また2021年9月21日からハローワークインターネットサービスの機能が更に充実し、オンラインで受けられるサービスが広がりました。

  • ハローワークに来所せずオンライン上で「求職者マイページ」を開設できます。
  • ハローワーク利用者の方は、オンラインで職業紹介を受ける「オンラインハローワーク紹介」が利用できます。
  • ハローワークインターネットサービスで探した求人に直接応募する「オンライン自主応募」ができます。

厚生労働省編職業分類

厚生労働省編職業分類は、日本標準職業分類との整合性を保ちつつ、

  • 職務の類似性
  • 公共職業安定機関における求人・求職の取扱件数
  • 社会的な需給などに基づいて体系的に分類

をしたもので、職業紹介事業等求人・求職のマッチングや、求人・求職の職業別動向把握などを行うために使用されます。キャリア選択のための仕事理解に有効なものになります。

厚生労働省編職業分類と日本標準職業分類の違い

大分類項目及び中分類項目は、日本標準職業分類の大分類項目及び中分類項目と一致しています。小分類項目は、原則として日本標準職業分類の小分類項目に準拠して定めていますが、職業紹介業務における必要性を考慮して項目を補正しています。細分類項目は、職務の類似性、職業紹介業務における求人・求職の取扱件数などを考慮してその上位の小分類を細分化したものになります。

まとめると、

  1. 大分類…日本標準職業分類に準拠
  2. 中分類…日本標準職業分類に準拠
  3. 小分類…日本標準職業分類に準拠しつつ補正
  4. 細分類…上位の小分類を細分化し職業紹介業務で使用

上記となります。

厚生労働省編職業分類と日本標準職業分類の比較

種類 機関 特徴
日本標準職業分類 総務省 統計調査の結果を産業別に表示する場合の統計基準として設定
大分類12、中分類79、小分類329
厚生労働省編職業分類 厚労省 求人や求職のマッチングに用いる目的
大分類11、中分類73、小分類369、さらに細分類892
約17,000の職業を分類

下記記事で、日本標準職業分類、日本標準産業分類、厚生労働省編職業分類についてまとめていますので参考にして下さい。

【キャリコン】2つの職業分類と産業分類【日本標準と厚生労働省編】
キャリアコンサルタント学科試験では職業分類についての出題も何度かされています。 これがなかなかややこしいのですが、とくに『日本標準産業分類』が絡んでくるとさらに混乱してしまいます。 本記事では、3つの職業分類、 日本標準職業分類...

ハローワーク

職業訓練

離職者訓練及び求職者支援訓練を受ける場合には、ハローワークの受講あっせんを受ける必要があります。テキスト代等の自己負担はありますが無料で受講できます。

また雇用保険を受給できない求職者に向けて求職者支援訓練も実施しています。

教育訓練給付金制度

支給要件期間 支給額 支給額の上限 キャリア
コンサルティング
一般教育訓練
給付金
3年(1年)以上 教育訓練経費の
20%
10万円 不要
専門実践教育訓練
給付金
3年(2年)以上 教育訓練経費の
50%(※)
40万円 必要
特定一般教育訓練
給付金
3年(1年)以上 教育訓練経費の
40%
20万円 必要
※.資格取得をし、かつ修了から日の翌日から1年以内に被保険者として雇用またはすでに雇用されている場合、さらに20%の追加給付がある。(最大で教育訓練経費の70%の給付を受けることができる。)

雇用保険

雇用保険から雇用継続給付として支給される所得補償は、

  • 高齢者雇用継続給付
  • 介護休業給付

があります。育児休業給付は独立しています。

一般窓口

またハローワークの一般窓口では、発達障害等によりコミュニケーションに困難を抱える者に対し、その希望や特性に応じて専門支援機関への誘導を行っています。

職業情報提供サイト日本版O-NET(愛称:jobtag)

日本版O-NETが、2022年3月に『jobtag』にリニューアルされました。

職業情報提供サイトjobtagは、「ジョブ」(職業、仕事)、「タスク」(仕事の内容を細かく分解したもの、作業)、「スキル」(仕事をするのに必要な技術・技能)等の観点から職業情報を「見える化」し、求職者等の就職活動や企業の採用活動等を支援するWebサイトになります。

約500の職業について、それぞれ仕事の内容、労働条件の特徴等を解説しています。また動画で職業情報を得ることもできます。

無料で検索・活用できるため、企業の人材戦略、学生・社会人のキャリア形成(学び・職業選択など)等に幅広く活用できるようになっています。

  • 人材採用支援
  • 職務整理支援
  • 人材活用シミュレーション

ができます。

またリニューアルされた内容として、

  • 簡易版適性テスト(Gテスト):能力面の特徴から適職を探索できる。
  • 仕事能力プロフィール検索:スキルや知識などから作成した自分の「しごと能力プロフィール」から適職を探索できる。
  • ポータブルスキル見える化ツール:「ポータブルスキル(業種や職種が変わっても強みとして発揮できる持ち運び可能な能力)」からそれを活かせる職務・職位を探索できる。

があります。

まとめ

ハローワークインターネットサービス関連をざっくりまとめました。

雇用保険に関しては、本記事ではハローワークインターネットサービスについて調べていて、気になる点を少しだけ掲載しました。

ハローワークインターネットサービスの練習問題を作成していますので挑戦してみてください。

【キャリコン】ハローワークインターネットサービスの◯✕練習問題
主にハローワークインターネットサービスに関する◯✕練習問題になります。 本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、 全過去問の傾向 ハローワークインターネットサービス 職業情報提供サイトjobta...

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