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【キャリコン】自己理解の支援【プロセスやアセスメントツール】

自己理解の支援

自己理解の支援は、これまでのキャリアコンサルタントの学科試験でも毎回出題されています。また、論述やロープレでも必要な知識となっています。

本記事では、そんな自己理解について主に過去問の傾向からポイントをまとめています。

自己理解の特徴

キャリア・コンサルティングの柱の一つは「クライエント自身が、自分自身を理解するよう支援すること」があります。

  1. 自己理解は、自分自身を分析し、さらにそれを統合するというプロセスをとる。
  2. 自分を描写する言葉や内容は、客観的でなければならない。
  3. 自己理解は、自分の個性について知るだけではなく、自分と環境との関係、自分の置かれた環境との関係における自分を知ることである。
  4. 自己理解は、人生の節目節目に、幅広く継続的に行わなければならない。

自分と環境との関係では、クライエントが自分の生活上のさまざまな役割、生活の場、遭遇する出来事などをどのように意味づけているか、その意味づけの仕方を知っているか、自分を束縛したり障害となりうる、個人的・環境的な事柄について考察させることや、クライアントが用いている意思決定の様式について考察することがあります。

自己理解の内容と職業能力観

人と職業のマッチング

職業経験のある相談者の場合は、これまでの職務経験を分析することで自己理解につながる場合もあります。

自己理解すべき内容の一つとして、スーパーが示した職業適合性があり、その内容は

  • 能力
  • パーソナリティ

という2つの側面があります。(参考14の命題)

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エンプロイアビリティ

自己理解すべき内容の一つであるエンプロイアビリティとは、

  • 労働移動を可能にする能力
  • 企業の中で発揮され、継続的に雇用されることを可能にする能力

のことになります。

構造・内容には、動機・人柄・性格・信念・価値観等の不可視部分も含まれます。

コンピテンシー

コンピテンシーとは、ある状況または職務において高業績をもたらす類型化された行動様式(態度、知識、技能などを効果的に活用して実際に成果を達成する行動特性)のことになります。

日経連(現日本経団連)が提言しているように「個人と組織の共生」という観点からは、キャリア・ガイダンスやコンサルティングの基本となる概念になります。

自己分析

自己分析は、それ自体が目的ではなく、個人が主体的に生きるために必要な力をつけるための手段であるということの理解になります。

強み(長所)・弱み(短所)は、

  • 固定的ではなく変化する。
  • 資格や学歴などの絶対的な基準によって判断しない。

また自己分析の一つとして、クライエントがキャリアコンサルタントとの対話を通して自身のキャリアストーリーを言語化(サビカスのキャリア構築理論)する、という方法があります。

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自己理解のプロセス

Step1 現在の自分を描いてみる

自己理解の第一歩は、現在の自分を描いてみることである。職業やキャリアの選択、決定、形成は「自分を知り、自己を拡大しながら、それを職業やキャリアに結びつけていくこと」になります。

将来の夢、生き方・信念、長所・短所、能力・適性、趣味、学校で学んだこと、経験、家族・友人などを描いてみることになります。その場合大切なことは、自分の肯定的な部分をチェックしてみることです。人間誰でも長所と短所を持っていて、それが個性的だということを知り、自分の長所を生かした人生を考えることになります。

Step2 自分の個性を吟味する

自己理解の第二のステップでは自分の能力・適性、興味、価値観、経験などを深く吟味していきます。観察法があり、

  • 自然的観察法:日常生活で自然に何をしているかなどを、あるがままに観察し、記録する。
  • 用具的観察法:心理検査、調査などを用いて測定、評価し、記録する。
  • 実験的観察法:場面、状況を設定したり、条件を統制したり、変化させてその反応を測定、評価し、記録する

などがあります。

観察法以外では、

面接法:キャリア・カウンセリング、コンサルティングなどの相談場面で直接観察、評価する。

があります。

アセスメントツール

広くキャリア・ガイダンス、コンサルティングで使用されている心理検査等が下記になります。

厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)

特徴 職業適性を測定。時間制限法による最大能力検査
ツール 11種類の紙筆検査、4種類の器具検査
対象 原則として13~45歳未満

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職業レディネス・テスト(VRT)

特徴 基礎的志向性と職業志向性を測定
結果はパーセンタイルで表示
ツール A検査:職業興味
B検査:基礎的志向性
C検査:職務遂行の自信度
で構成
対象 主に中学生から大学生

VRT職業レディネステストの詳細をまとめた記事は下記になります。

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VPI職業興味検査(VPI)

特徴 6つの興味領域、5つの傾向尺度を測定
ホランドが開発したキャリア・ガイダンスのための支援ツール
ツール 160個の職業名の興味の有無を回答。
対象 短大生、大学生以上

職業興味検査VPIの詳細をまとめた記事は下記になります。

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キャリア・インサイト

特徴 『職業選択に役立つ適性評価・適性に合致した職業リストの参照・職業情報の検索
キャリアプランニング』を実施できる
PCにインストールするためスマホでは利用できない
ツールの種類 PCで利用できる総合的なキャリアガイダンスシステム(CACGS
対象 18歳から34歳と、35歳以上

キャリアインサイトの詳細をまとめた記事は下記になります。

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まとめ

ざっくりと自己理解の支援についてまとめてみました。

出題率が高いので抑えておきたいポイントですが、学科の問題は比較的難易度は低めという印象です。むしろ、論述やロープレに活用するために学習するようなイメージがあります。

自己理解の支援に関する、過去問の傾向から作成した練習問題が下記になりますので挑戦してみてください。

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