対人場面で、適切な自己表現や自己主張をするためのコミニュケーションスキルを訓練することをアサーション・トレーニングと言います。
アサーション
アサーションは自己主張・自己表現という意味になります。
相手の考えを尊重しながら、自分の気持ち、考え、信念などを正直にその場でふさわしい方法で表現するコミニュケーションをアサーティブなコミニュケーションと言います。
3種類の自己表現
ノンアサーティブ(非主張型) | 自分よりも相手を優先して考える。自分の考えを遠慮して伝える。自分の意見を率直に言えない。 |
アサーティブ(バランス型) | 自分のことを第一に考えるが、相手への配慮も忘れない。自分の意見を率直にその場にふさわしい形で言える。 |
アグレッシブ(攻撃型) | 相手よりも自分を優先して考えるタイプ。自分の意見を率直にはっきり言うが、相手への配慮がなく、一方的に言い分を押し通す形で伝える。 |
アサーティブなコミニュケーションは目指したいところやな!
アサーショントレーニング
アサーショントレーニングは相手を操作したり、YESを言わせるためのコミュニケ―ションスキルを磨くものではなく、対等な目線で、より良い人間関係を目指すものになります。
アサーショントレーニングの技法の中で代表的なものがDESC法になります。
DESC法
D | Discribe(描写する) | 客観的に状況や事実を述べる |
E | Express(表現する) | 自分の意見や感じていることを表現する |
S | Specify(提案する) | 相手にしてもらいたいことを明確な言葉で提案する |
C | consequences(結果を伝える) | 提案したことが実行された、されない場合の結果を伝える |
まとめ
アサーションについては、確か過去問ではまだ出題されていないかと思いますが、出典元となる『キャリアコンサルティング理論と実際』5訂版:木村周 6訂版:木村周,下村英雄(5訂版:P49、6訂版:P121)に記載されていますので念の為まとめておきました。
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