包括的・折衷的アプローチにはいくつかのモデルがありますが、それらの共通点は、クライエントと良い信頼関係やラポールを構築し、目標を定めて、計画を立て、方策などを体系的に進めていくアプローチのことになります。
本記事では、そんな包括的・折衷的アプローチに関する理論と提唱者をまとめています。
包括的・折衷的アプローチ
アイビィ
マイクロカウンセリング技法は、学科はもちろん、実技においても重要な項目になっています。学科で技法などの知識をインプットして、ロープレ等で実践して、理解を深めていくと効率的になります。
- マイクロカウンセリング技法
- かかわり行動
- かかわり技法
- 積極技法
- 技法の統合
アイビィのマイクロカウンセリング技法に関してまとめた記事が下記になります。ここはしっかり学習していきましょう。
カーカフ
ヘルピングは内面的成長技法とも呼ばれ、ヘルピー(クライアント)の内面的成長を目的に掲げ、ヘルピーの行動化を目指します。
- ヘルピング
- 手ほどき技法
折衷的・包括的なアプローチのワード組み合わせ問題として出題されることもあるので、ポイントは抑えておきましょう。
國分康孝
コーヒーカップモデルは國分康孝によって提唱された包括的・折衷的なカウンセリング・モデルになります。出題率もそこそこなので、ポイントは抑えておきたいところです。
- コーヒーカップモデル
- リレーション
- 無構え
信頼関係の構築をリレーションと呼ぶのが特徴的ですね。ここに書いたワードの関連性は把握しておくと学科対策として良いかと思います。
ピービィ
構成主義カウンセリングの一つになる、ピービィのソシオダイナミック・カウンセリングですが、こちらも念の為にワードの関連性を抑えておくと良いかと思います。
- ソシオダイナミック・カウンセリング
- 対話的傾聴
ピービィのソシオダイナミック・カウンセリングに関するポイントをまとめた記事が下記になります。
ベザンソンとデコフ
以前はピービィが提唱したとされていましたが、現在ではカナダ政府より委託を受けたベザンソンとデコフであることが分かっています。
職業指導、キャリア・ガイダンスなどキャリアコンサルティングでは 、感情的、認知的、行動的、発達的、構造的アプローチを折衷的・包括的に取り入れてシステマティックに展開します。
このシステマティックアプローチの流れは非常に良く出来ているので、一つずつ理解しながら学習していくと実技試験にも役立つかと思います。
ベザンソンとデコフか!
まとめ
包括的・折衷的アプローチに関する問題は過去にも多く出題されていますので、しっかり覚えておいたほうが良いかと思います。
特にシステマティック・アプローチに関しては、学習することで、ロープレの対策にも繋がりますので、しっかり覚えていきましょう。