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【キャリコン】2つの職業分類と産業分類【日本標準と厚生労働省編】

仕事理解の支援

キャリアコンサルタント学科試験では職業分類についての出題も何度かされています。

これがなかなかややこしいのですが、とくに『日本標準産業分類』が絡んでくるとさらに混乱してしまいます。

本記事では、3つの職業分類、

  1. 日本標準職業分類
  2. 日本標準産業分類
  3. 厚生労働省編職業分類

についてポイントをまとめています。

日本標準職業分類

日本標準職業分類は、総務省が設定したもので、統計を職業別に表示する場合における統計基準として、個人が従事している仕事の類似性に着目して区分し体系的に分類(大分類12、中分類74、小分類329)しているものになります。

日本標準職業分類での職業の定義が「個人が行う仕事で、報酬を伴うか又は報酬を目的とするもの」になります。

また国会又は地方議会の議員は分類も対象となっており、中分類の01-管理的公務員に、011議会議員・012管理的国家公務員・013管理的地方公務員があります。

大中小の分類なんが特徴やな!特徴的なワードとしては統計や!

日本標準産業分類

日本標準産業分類は、総務省が定めたもので、統計調査の結果を産業別に表示する場合の統計基準として、事業所において社会的な分業として行われる及びサービスの生産又は提供に係るすべての経済活動を分類するものであり、統計の正確性と客観性を保持し、統計の相互比較性と利用の向上を図ることを目的としたものになります。宗教・公務などすべての経済活動が分類されています。

例:大分類(製造など)、中分類(食料品・たばこ製造業など)、小分類(畜産食料品製造業など)、細分類(肉製品製造業など)に分類されている。

産業やから、〇〇業っていう書かれ方してるのがポイントやな!
とか経済活動っていうワードも特徴やで!

厚生労働省編職業分類

厚生労働省編職業分類は、職務の類似性、公共職業安定機関における求人・求職の取扱件数などにもとづいてそれぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを考慮して職業を区分し体系的に分類したもので、職業紹介事業等求人・求職のマッチングや、求人・求職の職業別動向把握などを行うために使用されます。昨今の社会経済情勢の変化に伴う職業構造の変化に対応させるため大分類15、中分類99、小分類440に分類された第5回改定版が、令和5年3月20日からハローワークで使用されています。

厚生労働省編職業分類は、職業紹介事業等に利用されるものですが、統計基準である日本標準職業分類で統計を表示できるようにする必要があることから、日本標準職業分類の中分類項目との対応を計って分類項目を設定しています。

厚生労働省編職業分類は、ハローワークインターネットサービスで閲覧することができ、キャリア選択のための仕事理解に有効で求人・求職のマッチングや、職業紹介事業等での活用が想定されています。

例:大分類(サービスの職業など)、中分類(飲食物調理の職業など)、小分類(日本料理調理人など)に分類されている。

ポイントは、厚労省が作ってて職業選択の際に分かりやすい分類になってるところやな!

まとめ

以上が職業分類のポイントになります。

ペンギンが吹き出しで言ってるところがポイントになりそうです。

あとは試験のときに、日本標準職業分類と日本標準産業分類の読み間違いに気をつけた方が良さそうです。

コメント

  1. 奥井孝一 より:

    しん様

    はじまめまして
    有益な情報をご提供いただきましてありがとうございます。
    大変見やすく整理されていて活用させて頂いています。

    しん様の資料では日本標準職業分類の中分類の数が79とありますが、総務省のHPでは74と記載されています。
    入力ミスかと思いご連絡を差し上げました。
    念のためご確認ください。

    総務省のHP
    大分類12
    中分類74
    小分類329

    よろしくお願いします。
         

    • しん しん より:

      奥井様
      はじめまして。
      キャリコンスタディをご活用いただいているとのこと、とても嬉しいです。

      また、今回はご指摘をありがとうございます。
      早速修正させていただきました。
      見直しがなかなかできないので大変ありがたいです。

      これからも活用していただけるように、より良いコンテンツづくりを目指していきたいと思います。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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