労働市場の知識ですが、過去問を見ると出典元はだいぶ絞られます。
出典元となる資料の種類は多いですが、それぞれ抑えるべきポイントがありましたのでまとめています。
いずれの資料も最新版を確認することを忘れないようにしましょう。
労働経済の分析(厚生労働省)
ほぼ毎回の試験に出ている資料になります。
などなど、全体から問題が出されています。社会や経済の動向とセットで把握していくと理解しやすそうです。
雇用均等基本調査(厚生労働省)
過去の試験で出題されたのは、
- 女性正社員の占める各職種について
- 新卒採用で女性を採用した企業の割合
- 女性役員を有する企業の割合
参考資料:令和元年度雇用均等基本調査
など、女性に関する問題が出題されています。
また、この資料には育児休暇の割合や、パワハラやセクハラ防止といった時代背景に合った統計も掲載されています。
雇用動向調査(厚生労働省)
1年間の入職と離職に関する問題が出題されています。
- 前職から賃金が増加した割合
- 産業の離職率
- 女性のパートタイム労働者の年齢階級別の割合
参考資料:平成30年雇用動向調査結果の動向
などが出題されています。
就業構造基本調査(総務省)
就業構造基本調査は5年毎に行われている調査で、平成29年の調査が最新版となっています。
- 「出産・育児のため」に前職を離職した者
- 「介護・看護のため」に前職を離職した者
- 育児をしている女性の有業率を都道府県別
- 女性の所得階級別の割合
参考資料:平成 29 年就業構造基本調査
などが出題されています。平成29年のデータなので、個人的には少し古い気もします。
都道府県別の有効求人倍率(就業地別・季節調整値)
厚労省のサイトになります。
- 有効求人倍率の多い都道府県
- 有効求人倍率の推移
参考サイト:職業紹介-都道府県別有効求人倍率
2020年5月の数字も出ていますので、新型コロナの影響を受けていることがよく分かります。
新規求職申込件数
個人的に気になったのがこのデータですが、新型コロナが雇用・就業・失業に与える影響という副題で統計が出ています。
過去には、
ここ3年間の新規求職申込件数(パートタイム含む、季節調整値)
参考サイト:国内統計:新規求職申込件数
が出題されています。
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
賃金構造基本統計調査も過去問では何度か見かけるかと思います。
- 一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の月額賃金において、男女間賃金格差
- 短時間労働者の賃金
- 賃金の増加率が最も高かった企業の規模
参考資料:令和元年賃金構造基本統計調査の概況
などが出題されています。
労働力調査(基本集計)結果(総務省統計局)
主に完全失業率に関する資料になります。
- 完全失業率
- 非正規職員・従業員の増減を男女別
- 求職理由別完全失業者数
働く女性の実情(厚生労働省)
過去問では2回ほど出題されています。
- 女性の年齢別雇用者数
- 女性の雇用者数を職業別
- 男女間賃金格差
参照資料:令和元年版働く女性の実情
障害者雇用状況の集計結果(厚生労働省)
過去に出題された傾向は以下になります。
- 民間企業(50 人以上規模)に雇用されている障害者の数
- 雇用者のうち身体障害者と知的障害者の数
- 企業規模別にみると、雇用されている障害者の数
- 実雇用率と企業規模
参考資料:令和元年 障害者雇用状況の集計結果
まとめ
かなり広範囲に渡って出題されています。
なかでも、
- 労働経済の分析
- 賃金構造基本統計調査
は何度も出題されているので、詳しくまとめていきたいと思います。
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