カード型アセスメントツールの一つであるVRTカードですが、キャリアコンサルタント試験にも登場します。
過去問の傾向から幾つか覚えておきたい特徴がありますので、本記事ではそんなVRTカードのポイントをまとめています。
VRTカードとは?
VRTカードは、心理検査「職業レディネス・テスト」の職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を1枚ずつのカードに印刷した、親しみやすく、扱いやすいキャリアガイダンスツールです。
いわば、職業レディネス・テスト(VRT)をカード化した簡便な職業興味検査ツールになります。
主な対象年齢はキャリアガイダンスツールなので中学2年生〜高校3年生(場合によっては大学生)となっています。
54枚のカードに書かれている仕事内容への興味や、その仕事を行うことについての自信を判断していくことで、興味の方向や自信の程度が簡単にわかります。

ワイはゲーム好きやけど、カードゲーム型ではないんやな!
VRTカードの特徴
職業興味や自信の有無をカードの分類という形で調べるので、机があればどこでも簡単に実施でき、結果の整理も容易になります。所要時間は、利用者が一人で行う場合は平均約3分、実施者読み上げ方式でも約10分です。この際に対話しながら行うことで、実施者と受け手の相互コミュニケーションを図るツールとしても利用できます。
検査結果の尺度は、世界中で様々な実証研究がなされているホランドのRIASECモデルに基づいて構成されており、日本でもその信頼性、妥当性が保証されています。
おもて面 | 1枚につき1つの職業の職務内容の短い説明 |
うら面 | ①おもて面に記述されている職務内容に対応した職業名 ②ホランドの職業興味の6領域(RIASEC)に関する情報 ③基礎的志向性の3分類(DPT)に関する情報 |
が書かれています。

まとめ
以上がVRTカードについての特徴になります。
過去問の傾向から抜粋していますので、より詳しく学習される際には労働政策研究・研修機構 VRTカードのサイトをご覧ください。
VRTカードの練習問題が下記になりますのでチャレンジしてみてください。

また学科で出題されたアセスメントツール全種類をまとめた記事が下記になりますの活用してください。

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