ドナルド・E・スーパー(Donald.E.Super)の覚えておきたいポイントは非常に多くなっており、前後編に分けてまとめています。
- 自己概念
- マキシサイクルとミニサイクル
- 14の命題
- ライフキャリアレインボー
- アーチモデル
- 5つのライフステージ
- ライフロール(9役割)
※このページでは赤文字の項目についてまとめています。
書き出すと分かるように、スーパーについて調べると、ライフキャリアレインボーに代表されるようにライフ〇〇といったキーワードが多くなっています。
どれも試験対策には必須の項目となりますので、本記事ではそれぞれのポイントついてまとめていきたいと思います。
※自己概念と14の命題についての記事は下記になります。
5つのライフステージ
人生の時間軸をライフステージ(ライフスパン)と呼び、スーパーの理論における発達段階になります。
ライフ・ステージは「成長」、「探索」、「確立」、「維持」、「下降(解放)」の5段階で構成されます。
第一期:成長段階(0歳から 14 歳)
身体的発達、自己概念の形成を主とし、自己の興味、関心や能力に関する探究を行う発達段階。仕事に関する空想、欲求が高まり、職業世界への関心を寄せる時期。
第二期:探索段階(15 歳から 24 歳)
いろいろな分野の仕事があること、そのための必要条件を知り、自己の興味関心などにあわせ、特定の仕事に絞りこんでいく段階。その仕事に必要な訓練を受け仕事につく段階。
第三期:確立段階(25 歳から 44 歳)
キャリアの初期の段階。特定の仕事に定着し、責任を果たし、生産性をあげその仕事に従事し、職業的専門性が高まり昇進する。
第四期:維持段階(45 歳から 65 歳)
確立した地位を維持し、さらに新たな知識やスキルを身につけその役割と責任を果たす段階。キャリア上の成功を果たすことができれば、自己実現の段階となる。この時期の最後には退職後のライフ・キャリア計画を立てる。
第五期:下降または衰退、解放段階(65 歳以降)
有給の仕事から離脱し、新たなキャリア人生を始める。地域活動、趣味・余暇活動を楽しみ、家族との交わりの時間を過ごす。
過去問でもよく見かけるから、5段階の名称、年齢、だいたいの内容はインプットするんやで。
あと、キャリコン講座仲間が5段階の頭文字を取って「背高いっすか」で覚えるって言ってわ!天才やでホンマ…
マキシサイクルとミニサイクル
上記の生涯を通じた5段階のライフステージ上での一連のキャリア発達をマキシサイクルと呼びます。そして、各段階の移行期に起こる出来事がミニサイクルになります。
ミニサイクルの具体例は転職や異動、定年などがあります。
つまり、マキシサイクルの中でミニサイクルが起こり「新成長ー新探索ー新確立」が繰り返されキャリアは次第に発達していくと述べられています。
ライフロール(9役割)
また、人生の役割をライフロールと呼び、ライフロールは以下の9役割で構成されます。
- 子ども
- 学生
- 余暇人:余暇を楽しむ人
- 市民:地域活動など地域貢献の役割
- 労働者
- 配偶者:妻・夫
- 家庭人(ホームメイカー):自分の家庭を維持管理する
- 親
- 年金生活者
これらの役割を演じる舞台に『家、地域、学校、職場、施設』などがあり、人はそれぞれ数個の役割をいくつかの舞台で演じていると考えます。
ライフキャリアレインボー
ライフステージとライフロールを2次元で捉えたものがライフキャリアレインボーになります。
参考にした図では7つの役割になっていますが、8つ9つの場合もあります。
アーチモデル
さらにライフキャリアレインボーの趣旨を再定義し明確化したのがアーチモデルになります。
アーチの左の柱は内的な個人的要因(心理学的特性)で右の柱は外的な社会環境的要因(社会・経済状況)となっていて、柱に支えられたアーチ部分に自己、役割自己概念、発達段階があります。
ワイが画像作ったで!
文献によってアーチ内の言葉は違ったんやけどな、だいたいこんな感じなんやで。
まとめ
スーパーの理論について、2ページに分けてまとめていきましたが覚えることが多いので頭が大変です笑
一度では覚えられないので、何回も読み直していきたいと思います。
ただ、ライフキャリアレインボーやアーチモデルなどの図もあるので、楽しく勉強できる印象です。
スーパーの理論の自己概念と14の命題については下記記事にまとめています。
コメント
初心者として勉強し始めて、きれいにまとめられた貴殿の資料は大変助かります。
川端さん
嬉しいコメントをありがとうございます。
お役に立てているなら嬉しいです。
応援しています!