マーシャ(Marcia,J.E)は、第4回、第18回、第20回キャリアコンサルタント学科試験と2級技能士試験で出題されています。
アイデンティティの形成に関する理論になりますので、エリクソンと混同しないようにインプットしておきましょう。
本記事では、そんなマーシャの自我同一性地位(アイデンティティ・ステイタス)についてポイントをまとめています。
アイデンティティ形成のプロセス
マーシャは、アイデンティティ形成のプロセスについて、
- 青年期前期の脱構成化
- 青年期中期の探求と再構成化
- 青年期後期の強化
という3つの段階を提唱しました。
自我同一性地位(アイデンティティ・ステイタス)とは?
また、青年期に『危機』と『傾倒・積極的関与』を達成しているかどうかで、アイデンティティを4つに分類しています。
自我同一性地位(アイデンティティ・ステイタス)表
アイデンティティ・ステイタス | 危機 | 積極関与 | 概要 |
アイデンティティ(同一性)達成 | 経験した | している | 自分にとって意味のある危機を経験し、自分の信念に基づいて行動している状態。 |
モラトリアム | その最中 | しようとしている | 危機の最中で、自分の信念に基づいた行動をしようとしている状態。 |
予定アイデンティティ | 経験していない | している | 自分の目標と親の目標の間に不協和がない。どんな体験も、幼児期以来の信念を補強するだけになっている。硬さ(融通のきかなさ)が特徴。 |
アイデンティティ(同一性)拡散 | 経験していない | していない | 危機前:危機経験もなく傾倒もないため、自分とは何者なのかわからない状態。 |
経験した | していない | 危機後:すべてのことが可能だし可能なままにしておかなければならない。 |
危機と傾倒の経験から分類してるんやな!
まとめ
過去に出題されたのは、アイデンティティ形成の3段階のプロセスや自我同一性地位になります。
またアイデンティティといえばエリクソンですが、こちらは頻出となっています。下記記事にエリクソンに関するポイントをまとめていますので参考にしてください。
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