グループ・アプローチについてですが、キャリアコンサルタント学科試験でもかなりの出題頻度になります。
本記事では、グループ・アプローチについて過去問の傾向からポイントを抑えて、分かりやすく解説しています。
グループアプローチとは?
グループアプローチとは、共通の目標と類似の問題を有するクライエント数人が会合し、リーダーの助言のもとに相互の情報、意見を交換し合うことによって、各自の問題解決に資することを目的にするグループ活動の事です。グループアプローチは、参加者相互の話し合い、双方向の関心の交流を通して参加者全員の持つ経験や背景を共有し、各個人の持つ問題解決にヒントを得たり、相互の共感を共有することによって学習、動機づけ、必要な態度の形成に至ることを目的にしています。
またグループアプローチには、基本的考え方、手法の違いによって、
- グループ・ガイダンス
- グループ・カウンセリング
- グループ・エンカウンター
- 構成的グループ・エンカウンター
- サイコエデュケーション
などの種類があります。
なるほどな、グループ・アプローチっていうのは色んな手法の総称やったんか…!
グループ・アプローチの原則
グループ・アプローチが効果を上げるためには、
- 相互作用し合うことができる。(双方向のコミュニケーション)
- 目標はグループで決めることもあれば、外部から与えられることもある。
- 行動を規定する基準があり、その基準によってメンバーのある行動は称賛されたり批判されたりする。(報酬受けたり、罰せられたりする)
- 一連の役割(roles)が設定され、その役割に従って、特定の機能が実行される。
- 個人的特徴を行使し合う。
- グループ・メンバーの各人のニーズを満足するように行動する。
のような原則があります。
グループ・アプローチの特徴の補足
グループのサイズは、グループの目的や参加者の特徴、グループ・アプローチの手法によって決められます。
グループカウンセリングでは、クライエントがグループ・メンバーと話し合い、自己開示すること等を通じてソーシャルスキルを学習することができます。
キャリアコンサルタントは、グループプロセスを診断したり、必要に応じて介入したりする役割があります。またグループカウンセリングの目標を達成するためには、グループプロセスだけでは不十分な場合が多いため、個別カウンセリングと組み合わせることが効果的とされています。
ワイもいつかグループアプローチをやる日が来るかも知れんから覚えとくで!
まとめ
今回はざっくりとグループ・アプローチという大枠でまとめていきました。過去問ではこの大枠での出題率が意外と多いので学習しておきたいところになります。(同じ問題が出題されているケースもあります。)
全体像を掴む感じで良いかと思われます。
グループアプローチの練習問題が下記になりますので、挑戦していただければと思います。
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