過去問を解いていると、序盤の1~2問目によく出題されるジャンルになります。
現在の社会と経済動向を知ることでキャリアコンサルタントの必要性を理解する学習ということになります。
本記事では、そんな社会と経済動向について主に過去問の出題傾向からキーワードをまとめています。
社会と経済の動向
- 外国人労働者数は初の200万人超え
- 技術革新による急速な進展(AI化・5Gなど)
- フリーターやニートの増加によるワーキングプア問題
上記の様な問題点と労働政策上の要請、さらに下記の様なそれぞれの立場での就業問題からキャリアコンサルタントによるキャリア形成支援の必要性が増してきたことが分かります。
キャリアコンサルタントの必要性が高まってきてるんやなー。
頑張るで!
女性の就業
育児休業、介護休業その他の仕事と育児・介護の両立のための制度の定着が促進されてきました。
ハラスメント対策の強化も進んでいます。
女性の就業に関するキーワード
- M字カーブ(結婚・出産期に一旦低下し、育児が落ち着いた時期に上昇)
- 企業における両立支援の取組促進
近年M字カーブの谷の部分は浅くなってきています。
参考サイト:令和4年版働く女性の実情
女性の就業に関する問題は結構出題率が高いから抑えておきたいポイントやな…。
高齢者の就業
- 就業率が高い(近年上昇傾向)
- 働く場の確保が急務
60代後半では半分近く70代前半でも3分の1の割合で働いています。
高年齢者の働き方としては、自らの生活様式に合わせて仕事を選ぶ傾向が強くなっています。
団塊の世代が全て75歳となる2025年には、75歳以上が全人口の18%になります。
参考資料:高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅰ
確かに高齢者の就業についても過去問でよく見かけるわ!
推移を見ていると良さそうやで。
障がい者の就業
法定雇用率と実雇用率のギャップがあります。
現在、民間企業の障害者雇用率は、2.5%に引き上げられ、従業員を40人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。
参考サイト:障害者雇用対策
若年者の就業
- 非求職無業者についての課題は大きい
- フリーターについては正社員への移行は進んでいる(フリーター数は137万人前後で推移)
外国人雇用状況
令和5年10月末の外国人労働者数が平成19年に外国人雇用状況届出が義務化されて以来、過去最高になりました。対前年増加率は 12.4 %と前年の 5.5 %から 6.9 ポイント上昇しました。
参考サイト:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和5年10月末現在)
労働経済の分析
わが国の一人あたり名目賃金が伸び悩んだのは、➀名目生産性が他国と比べて伸び悩み、➁パートタイム労働者の増加等により一人あたり労働時間が減少し、➂労働分配率が低下傾向にあったことが背景にあります。
最低賃金の引上げは、最低賃金近傍だけではなく、賃金水準が中位に位置するパートタイム労働者にも効果が及ぶ可能性があります。また、同一労働同一賃金の施行は、正規と非正規雇用労働者の時給差を10%程度縮小させる等の効果があった可能性があります。
参考資料:令和5年版 労働経済の分析
まとめ
過去問を解いていると統計の問題も多く含まれるため、試験対策には最新の情報を確認する必要があります。
全体の内容としては文字通り、社会や経済の動向となるため、普段からニュースなどでチェックしておくと理解しやすいジャンルではないかと思います。
追記すべきポイントがあればコメントをいただければ嬉しいです(*^^*)!
このページと関係のあるキャリア形成支援の必要性の理解&養成計画についての記事は下記になります。
コメント