キャリアコンサルタントのニーズが高まりつつある理由は、社会と経済の動向にまとめましたが、次に具体的な活動領域や役割について学習していきましょう。
本記事では、科目的にはキャリアコンサルティングの役割の理解ついてポイントをまとめています。
キャリアコンサルタントの役割
キャリア・コンサルティングの役割の理解
キャリア・コンサルティングは、職業を中心にしながらも個人の生き甲斐、働き甲斐まで含めたキャリア形成を支援すること、また、個人が自らキャリア・マネジメントにより自立・自律できるように支援すること、さらには、個人と組織との共生の関係をつくる上で重要なものであること等、その役割、意義について十分に理解しているか。キャリア・コンサルティングは、個人に対する相談支援だけでなく、キャリア形成やキャリア・コンサルティングに関する教育・普及活動、環境への働きかけ等も含むものであることを十分に理解しているか。
分かりやすく分解すると、
- 職業を中心にしながらも個人の生き甲斐、働き甲斐まで含めたキャリア形成を支援すること
- 個人が自らキャリア・マネジメントにより自立・自律できるように支援すること
- 個人と組織との共生の関係をつくる上で重要なものであること
- 個人に対する相談支援だけでなく、キャリア形成やキャリア・コンサルティングに関する教育・普及活動、環境への働きかけ等も含むものであること
となります。
キャリアコンサルタントの活動領域と具体的な役割
活動領域と役割を大きくまとめると、
- 教育機関:進路指導・就活支援・キャリア教育の推進
- 企業:キャリア開発・人材育成・中高年のキャリア再構築・キャリアコンサルティング
- 就職支援機関:就業支援・企業と人材のマッチング
- 地方機関:フリーター、ニート対策
などがあり、その他にも社会的ニーズ・役割として、
女性へのキャリア支援や高齢者のセカンドキャリア開発など、労働観の多様化から様々な活動領域と役割があります。
具体的な役割
さらに具体的な役割として、
- セルフ・キャリアドックをはじめとする、企業内での在職者に対するキャリア支援の環境整備
- 個人の主体的な学び直しを通じたキャリアアップ・キャリアチェンジの支援
- 仕事と治療の両立や、子育て・介護等と仕事の両立に関するキャリアの視点からの支援
- 自分の役割に意味を見出し、自ら積極的に変化を起こしていけるように援助
- クライエントの発達段階を考慮しつつ、その適性や価値観を生かす職業選択のプロセスを援助
- 収入を得て働くことだけでなく、自分の人生を充実させるためにはどう行動すればよいか、より大きな視点から考えることができるように援助
などがあります。
まとめ
こう見ると、キャリアコンサルタントの活動領域って幅広くて、対応すべき役割の多さが分かります。
資格取得のために勉強しなれけばいけない範囲が広いのも納得です・・・(泣)
もちろん取得後の自己研鑽の重要性にも納得です・・・(大泣w)
ただ、活動領域が広いことはキャリアコンサルタントという職業にとってはポジティブな材料であるとも考えられるので、楽しんで勉強していこうと思います。
コメント