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【キャリコン】リファーについて【倫理綱領第8条がポイント】

倫理綱領

リファーに関する問題は、これまでのキャリアコンサルタント学科試験でも割と出題されています。

難易度はそれほど高くはないのですが、引っ掛け的な問題も出題されているので、しっかり把握しておくとより盤石かと思われます。

本記事では、そんなリファーについて過去問の傾向を主にまとめています。

キャリアコンサルタントのリファーとは?

リファーとは、キャリアコンサルティングに訪れたクライアントが専門性や能力の範囲を超える問題を抱えていた場合に、その問題解決のために専門家に紹介したり支援を依頼することになります。

キャリアコンサルタント倫理綱領(任務の範囲)

リファーに関して最も重要なポイントが下記のキャリアコンサルタント倫理綱領第8条になります。

第8条 キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、自己の専門性の範囲を自覚し、その範囲を超える業務や自己の能力を超える業務の依頼を引き受けてはならない。

2 キャリアコンサルタントは、訓練を受けた範囲内でアセスメントの各手法を実施しなければならない。

3 キャリアコンサルタントは、相談者の利益と、より質の高いキャリアコンサルティングの実現に向け、他の分野・領域の専門家及び関係者とのネットワーク等を通じた関係を構築し、必要に応じて連携しなければならない。

学科試験では、この第8条を基準に正答を導く形になります。

リファーについて

キャリアコンサルタントは、相談者の設定した目標達成に貢献できない場合は、相談者の合意のもとに他へリファーすることも検討しなければなりません。

そのためにも、リファー先のネットワークの構築が必要ですが、相談者の抱える問題によって、

  • 医療
  • カウンセリング関係
  • 福祉
  • 法律
  • 教育関係

等が必要となってきます。

また、リファーすることは、相談者のためを思っての行動であっても、相談者にとっては見捨てられるような気持ちになることもあるということを理解して、配慮が必要となります。

まとめ

リファーについてまとめていきましたが、倫理綱領第8条をしっかり理解することで対応しやすい問題ではないかと思います。

参考資料:キャリアコンサルタント倫理綱領(令和6年1月1日改正)
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