高齢社会白書は、試験範囲の科目では、企業におけるキャリア形成支援の知識になります。
労働者の属性(高齢者、女性、若者等)や雇用形態に応じたキャリアに関わる共通的課題とそれを踏まえた自己理解や仕事の理解を深めるための視点や手法というところですね。
これまでの学科試験でも大問として出題されています。
本記事では、令和4年版の高齢社会白書について、ポイントをまとめています。
令和4年版高齢社会白書
高齢社会白書は、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年、内閣府が公表している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしているものになります。
高齢期の暮らしの動向
過去問の傾向から、第2節の高齢期の暮らしの動向を抑えておくと良いかと思われます。
ポイントを表にまとめたので、学習しておきましょう。
令和4年版高齢社会白書のデータ早見表
労働力人口 | 65歳以上の者の割合は13.4%と上昇し続けている。 |
就業者の割合 | 男性の割合は、60~64歳で82.7%、65~69歳で60.4%。60代後半でも全体の半数以上が働いている。 女性の割合は、60~64歳で60.6%、65~69歳で40.9%。 |
非正規雇用者の比率 | 男性は、55~59歳で10.5%、60~64歳で45.3%、65~69歳で67.8%と、60歳を境に大幅に上昇。 女性は、55~59歳で59.1%、60~64歳で74.7%、65~69歳で83.9% |
希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合 | 80.4%となっている。8割以上。 |
労働力人口比率 | 65~69歳では51.7%、70~74歳では33.2%と上昇傾向。 |
「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答した割合 | 60歳以上の者の約4割 |

人生100年時代とはよくいったもんや。
まとめ
過去問の傾向から、ポイントは第2節に集約されている感じなので、データ早見表を抑えておくとひとまず安心かと思われます。
令和4年版高齢社会白書の練習問題を下記に作成していますので、チャレンジしてみてください。

【キャリコン】令和4年版高齢社会白書の試験対策『◯✕練習問題』
令和4年版高齢社会白書に関する◯✕練習問題になります。
本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、
全過去問の傾向
令和4年版高齢社会白書 高齢期の暮らしの動向(内閣府)
等を参考にしているのと、...