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【問1~問10】第16回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第16回

このコンテンツは過去の国家資格キャリアコンサルタント学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

などをまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第16回学科試験 問1~問10

問1

平成30年版労働経済の分析からの問になります。この問は、問題文に誤りがあり、その対処として本問題には正答がないものとされ、受験者全員が正答したものとみなされました。

※問1について適切・不適切の判断がつきかねる文章表現がありました。
【対処】本問題には正答がないものとして、問1は受験者全員が正答したものとみなします。
参考:平成30年版労働経済の分析(厚生労働省)

正答:※無し

・不適切:2年前に実施した人の方が、自らの能力の向上を通じて、より高度な仕事を行うことが可能となり、それに伴い収入が増加したり仕事への満足度が高まったりしていることがうかがえる。(P265)

解答不可:自己啓発実施者に着目すると、男女ともに「仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない」が4割以上と最も高く、女性では「家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない」が次いで高い水準にある。非実施者に着目すると、仕事の忙しさの他に「自分の目指すべきキャリアがわからない」等が約2割となっている。また、女性では「家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない」も高い水準となっている。(P269)

上記の様に、自己啓発実施者と非実施者で答えが変わってくるため、正答なしになったものと思われます。

・適切:自己啓発実施率は就業時間で変わらないが、実施時間は長時間労働者ほど短い。(P270)

・適切:「キャリアコンサルティング」を行っている事業所は、行っていない事業所と比べて正社員の自己啓発の実施が0.081(= 8.1%)高まる。(P272)

2つ目の選択肢は、よく読んだら逆に解けなくなるパターンやったな。

問2

職業能力開発推進者に関する問題です。

参考:職業能力開発推進者スライド(厚生労働省)

正答:3

1.○:職業能力開発推進者は、事業内職業能力開発計画の作成と実施の業務を行う。(厚生労働省 職業能力開発推進者

2.○:「キャリアコンサルタント等の職業能力開発推進者の業務を担当するための必要な能力を有する者」から選任するものと規定されている。

3.×:事業内職業能力開発計画の作成に当たっては、決まった様式や記載内容の定めといったものはありません。形ではなく会社の独自性がわかりやすく表現されていること、従業員に正しく伝えられるものであることが大切です。(厚生労働省 事業内職業能力開発計画

4.○:労働者が職業能力開発を受けるための労務管理上の配慮に係る相談・指導を行うことが記載されている。

問3

サビカスに関する問題。キャリアアダプタリティの4次元は頻出なので要チェックです。

正答:2

1.○:キャリア自信は正しい。

2.×:キャリア自律は無い。キャリア好奇心が正しい。

3.○:キャリア関心は正しい。

4.○:キャリア統制は正しい。

関心・統制・好奇心・自信の頭文字で『か・とう・こう・じ』が覚えやすいで!

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問4

スーパーのキャリア自己概念に関する問題です。

正答:4

1.○:キャリア自己概念は、自己と他者、自己と複数の環境との相互作用のなかで修正、調整されると仮定していた。(P39)

2.○:自己概念は、ある時期(特定の発達段階)に決定されるものではない。(P39)

3.○:キャリア自己概念の説明として正しい。

4.×:キャリア自己概念とは、主観的自己と客観的自己が統合された概念。

個人が生育した社会、文化など様々な要因から影響を受けながら、長期にわたって個人の内部で形成(統合と妥協)されていき生涯にわたって発達し変化する。分化という表現とは逆である。

問5

シャインの、人が生きている領域の3つのサイクルに関する問題です。こちらも過去に何度も出題されています。

正答:3

1.○:家族関係のサイクルは正しい。

2.○:生物学的・社会的なサイクルは正しい 。

3.×:私的空間のサイクルという言葉は、含まれていない。

4.○:仕事・キャリアのサイクルは正しい。

生物学的・仕事・家族関係の頭文字で『せい・じ・か』と覚えたらええで!ワイは語呂合わせ担当みたいになってきな!

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問6

初登場のコクランになります。16回を受験された方は戸惑われた方も多かったようです。岡田昌毅先生の働くひとの心理学という書籍が参考になります。

正答:4

1.○:コクランの説明として正しい。

2.○:クライエントの人生の意味づけ、資源探しなどの明確化を語り(ナラティブ)によって進めている。社会構成主義キャリア・カウンセリングの特徴である。

3.○:語り手自身が紡いでいく物語(ナラティブ)が『人・機動力・機会・意味・場所・出来事』といった要素をを統合・構成する手段になる。

4.×:「ロール・モデル」「よくみた雑誌」「お気に入りのストーリー」「モットー」「思い出せる最も昔の記憶」は、サビカスのキャリア構築インタビューの5つの質問である。

問7

木村周先生のキャリアコンサルティング理論と実際から、キャリア理論に関する出題になります。設問1のスーパーの14の命題のみ、渡辺三枝子先生の新版キャリアの心理学が最新版となっていますので参考にしています。

正答:2

1.○:スーパーの『14の命題の3』の説明として正しい。(渡辺:P52)

2.×:人間の個人差と職業の職業差をうまく合致させることが、よい職業選択であると考えたのは、パーソンズである。(木村:P23)レビンソンといえば『人生の四季』『人生半ばの過渡期』。

3.○:クランボルツらは、「職業選択行動は学習の結果であって、過去に起こった出来事と将来起こるかもしれない出来事とを結びつけて解釈した結果である」とした。(木村:P26)

4.○:ヒルトンは、意思決定は環境からの入力との不協和、それに対する耐性および再調整によって行われるものであり、職業選択も同じメカニズムで行われると考えた。(木村:P24)

問8

パールズの、ゲシュタルト療法に関する用語の問題です。他の用語が3つもあるのですが、ゲシュタルト療法を学習していればクリアできる問題になっています。

正答:1

1.○:エンプティ・チェアは、ゲシュタルト療法の用語として正しい。

2.×:スケーリング・クエスチョンは、ブリーフ・セラピーなどで使われる質問である。

3.×:フェルト・センスは、ジェンドリンのフォーカシングの用語である。

4.×:ミラクル・クエスチョンは、ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)と呼ばれる心理療法で使われる技術である。

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問9

カウンセリングの理論や心理療法の名称と、その提唱者に関連する用語の組み合わせ問題です。用語の組み合わせ問題は頻出の形式になります。

正答:1

1.○:フロイトの組み合わせとして正しい。

2.×:ロジャーズと成長への意志は正しいが、Tグループレヴィンの創始した集団療法。

3.×:パールズとゲシュタルト療法は正しいが、脚本分析はバーンの交流分析の一つ。

4.×:内観療法と迷惑をかけたことは正しいが吉本伊信である。森田正馬は森田療法

カウンセリング理論は組み合わせ問題が出題されやすいんや!

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問10

フロイトの精神分析に関する出題になります。

正答:4

1.○:フロイトは自分でも気づくことができない領域である、無意識の存在を仮定しました。

2.○:フロイトは、神経症の治療法として、初めは催眠、次いで前額法、最終的に自由連想法を用いました。

3.○:フロイトは心の構造を『自我(ego)』『イド(エス)』『超自我(super ego)』の3層からなる心的装置、構造論として捉えました。

4.×クライエントが過去から持ち越してきた対人関係の歪みをカウンセラーに向けて展開す
る現象は『転移』である。

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