【キャリコン】バーンの交流分析（TA）のポイント【４つの分析】

エリック・バーン（Berne,E.）の交流分析（Transactional Analysis,TA）ですが、ジル資料に詳細が掲載されています。

を目指すもので、交流分析の中の自我状態（P/A/C）を表す構造分析のエゴグラムは自己理解のツールとしても用いられています。

本記事では、そんなバーンの交流分析についてまとめています。

交流分析

理論的出発点は精神分析に由来しますが、『今、ここ』の感覚や、人間と人間の実存的出会いを土台とするため、人間性心理学の理論として位置づけられています。

交流分析が目指すのは、自律性の確立と自分と他者とのOK-OKな人間関係作りで、『人生に対する4つの基本的な構え』が人間関係に大きく影響すると考えられています。

4つの基本的構えが、

となります。

この考え方すきやわ！みんなOK-OKや！

交流分析の特徴のひとつとして集団実施されることが多くなっており、ストロークという中核となる作業があります。

ストロークとは？
『外界との接触を求める欲求』や『相手の存在を認知する関わり』のこと。
肯定的・否定的なストロークがある。

交流分析の方法は、

上記の4つの分析から成ります。

構造分析では自我の状態を、『親（Parent）』『大人（Adult）』『子ども（Child）』の3つに分けて、個人の中でどの自我状態が優勢であるかを分析します。

親（P）と子（C）には、さらに2種類の自我状態があります。

これらの自我状態への心的エネルギーの分配状況をグラフにして表したものがエゴグラムになります。

交流パターン分析とは、対人関係において自分のどの自我状態（P/A/C）から相手のどの自我状態（P/A/C）にメッセージを発しているかを明らかにする分析になります。

不快感情と非生産的な結末をもたらす定型化した一連の裏面的交流であるゲームを分析するものである。

自分が意識せずに非生産的なやり方で、相手を操作したり、相手に反応している傾向に気づき、修正を図ります。

上の3つの分析を行った後に行うものであり、本格的な心理療法になります。

『脚本』は親の影響で形成され、人生への筋書きを決定づけるものである。という考えから、「今、ここで」脚本を書き換えることを通して、人生を自らのコントロール下に置くことを目標とします。

脚本の例
①アルコール依存症の父親を持った人が配偶者にアルコール依存症の人を選んでしまう
②虐待を受けて育った人が親になったときに子どもに虐待をしてしまう
などが脚本にあたります。

過去問にはバーンと交流分析に関する問題も出題されています。

交流分析の特徴は抑えておいたほうがよいでしょう。

バーンに関する過去問の傾向を反映した練習問題が下記になりますのでチャレンジしてみてください。
https://careerconsultant-study.com/berne-exercises/‎