ワークショップに関する問題は出題率は高くはありませんが、知らない技法が出ると判定が難しくなるので、最低限の技法を抑えておくと良いかと思われます。
本記事では、そんなワークショップの技法を過去問の傾向からまとめています。
ワークショップとは?
ワークショップとは、与えられたプログラムや課題を体験しながら学ぶことができる『参加・体験型学習』のことで能力開発も目的となります。
ワークショップのプログラムは、
- オープニング
- 本体(ワークショップの中心)
- クロージング
の大きく3つの部分で構成されています。
またプログラムのセッションの狙いは、
- 成果(何をアウトプットとして出すのか)
- 関係性(参加者の関係性をどうしたいのか)
の側面で考えると良いと言われています。
技法の種類
討議法
グループでのディスカッション(討議、話し合い)を研修の技法とするやり方になります。
ロール・プレイング法
現実に近い場面を設定し、参加者に特定の役割を演技させることによって、上司と部下、セールスマンとお客など、それぞれ、相手の気持ちを洞察したり、望ましい行動、基本動作などを体験的に習得させる技法となっています。
ブレーン・ストーミング法
何人かが集まり、あるテーマをめぐって、既成概念にとらわれず、自由奔放にアイデアを出し合う会議形式の一種となっています。『ブレーン(頭脳)で問題にストーム(突撃)すること』から呼ばれています。
ディベート
ある主題について異なる立場に分かれ議論することをいい、討論会とも呼ばれています。
ブレーンライティング
6人が3つずつのアイディアを5分間考え、前に書いたアイディアからさらに連想して、順次回していく、紙に書きながら行うブレインストーミングになります。635法とも呼ばれています。
コンセンサスゲーム
ある課題について、グループ全員の合意(納得)によって意思決定をするゲームになります。
ワールドカフェ
ワールド・カフェとは、その名のとおり『カフェ』のようなリラックスした雰囲気の中で、少人数に分かれたテーブルで自由な対話を行い、他のテーブルとメンバーをシャッフルして対話を続けることにより、参加した全員の意見や知識を集めることができる対話手法のことになります。
まとめ
過去問の傾向から技法の種類をまとめてみました。
ある程度把握できていれば学科試験では消去法が使えるのではないかと思います。