職務等級制度は、これまでのキャリアコンサルタント学科試験ではたまに出題されています。職能資格制度と混同しないようにインプットしておきましょう。
本記事では、できるだけ簡単に職務等級制度について学習できるように、過去問の出題傾向を参考にまとめています。
等級制度とは?
はじめに等級制度とは、従業員の能力や職務、役割によって区分し、序列化する制度となります。
そして等級制度において労働者を序列化する基軸には、
- 能力:職能資格制度
- 職務:職務等級制度
- 役割:役割等級制度
の3つがあります。
その中の職務等級制度のポイントが下記となります。
職務等級制度の特徴
職務等級制度の特徴として、
- 職務の中身や難易度を明確化
- どこまでが自分のするべきことで、他の人がどこまでするべきなのかという境界線を明確化
- それぞれに対応する給与テーブルが用意されている
といった制度となります。
求められる人材像がわかりやすく、スペシャリスト育成に有効です。また顕在的な能力が評価されることから、成果主義人事制度を推進するにも有効となります。
職務等級制度は欧米でよく導入されている制度なんや!
職務等級制度の導入
職務分析を行い、職務記述書を作成して職務等級制度を策定するという流れになります。デメリット面の特徴として、この職務記述書の管理・作成が大変であることが挙げられます。
まとめ
職務等級制度は職能資格制度とともに取り上げられることも多くなっていますので、職能資格制度のページでも学習しておいていただければと思います。
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