レスポンデント条件づけは古典的条件付けとも言われ、イワン・ペトローヴィチ・パブロフ(Ivan Petrovich Pavlov)によって提唱された理論になります。
行動療法に影響を与えた理論となっており、レスポンデント条件づけというワードは過去の学科試験でも出題されています。
本記事では、そんなパブロフのレスポンデント条件づけについてポイントをまとめています。
レスポンデント条件付け(古典的条件付け)とは?
レスポンデントとは応答・反応といった意味で、一般的に有名なパブロフの犬や梅干しを見ると、つばが出てくるといった条件反射が挙げられます。
レスポンデント条件付けは、オペラント条件づけに対する条件づけで、遺伝的に組み込まれた反応と、無関係な反応とを結びつけることになります。
つまり、レスポンデント条件付けは学習や経験などで後天的に得られる反射行動ということになります。
パブロフの犬とは?
犬にメトロノームを聞かせてから、餌を与えることを繰り返すと、犬はメトロノームの音を聞いただけで唾液を出すようになる。ということを発見した実験になります。
これは有名やから聞いたことあるわ!
まとめ
ポイントは、レスポンデント条件付けは、
- 学習や経験などで後天的に得られる反射行動
- ある刺激に対して無意識に起こる反応
といったところかと思います。
また学科試験で引っ掛け問題として出題される可能性があるオペラント条件付けというワードとはしっかり区別して覚えておきましょう。
同時に、ウォルピの系統的脱感作も行動療法というくくりで、出題されやすくなっていますので、チェックしておくと良いかと思います。
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