このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第21回学科試験 問21~問30の正答解説と参考元
問21
男女雇用機会均等法において禁止されている間接差別に関する問題です。
正答:1
1.〇:選択肢のとおり。(P21)
2.×:個別に合理性の判断が必要になる場合がある。(P22)
3.×:一切ではない。抽象的な要件は該当しない。(P22)
4.×:要件によって合理的な理由があるかどうかの判断による。(P20)
問22
雇用保険二事業に関する問題です。
正答:4
1.×:事業主の保険料(雇用者の賃金総額の0.3%分)のみを原資とする。国庫負担はない(税金は投入されていない)。雇用保険二事業について(P39)
2.×:雇用調整助成金とは、「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部を助成するものである。雇用調整助成金
3.×:「景気の変動、産業構造の変化その他の経済上の理由」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、その雇用する対象労働者の雇用の維持を図るために、「労使間の協定」に基づき「雇用調整(休業・教育訓練・出向)」を実施する事業主が支給対象となる。雇用調整助成金ガイドブック (P3)
4.〇:選択肢のとおり。雇用調整助成金ガイドブック (P3)
問23
労働基準法に関する問題です。
正答:4
1.×:全ての労働者に適用するルールであり、事業所の従業員数は関係ない。(P1)
2.×:必ず明示しなければならない事には含まれない。(P1)
3.×:労働基準法では、労働基準法の基準と同等かそれ以上の部分はそのままに、下回っている部分だけを無効とし、代わりに労働基準法の基準にまで引き上げる。(労働基準法第13条)
4.〇:選択肢のとおり。

労働基準法のポイントは抑えておきたいな!

問24
介護保険制度に関する問題です。
正答:2
1.〇:選択肢のとおり。(P2)
2.×:40~64歳の者は末期がんや関節リウマチ等の老化による病気が原因で要支援・要介護状態になった場合に、受けることができる。(P5)
3.〇:65歳以上の者は原因を問わず要支援・要介護状態となったときに受けることができる。(P5)
4.〇:選択肢のとおり。(P4)
問25
「令和3年度学校基本調査(確定値)」(文部科学省)に関する問題です。
正答:3
1.〇:大学学部の女子学生は119万7千人で、前年度より3千人増加し過去最多。(P2)
2.〇:特別支援学校は14万6千人で、前年度より1千5百人増加し過去最多。(P1)
3.×:学部の在学者数は262万6千人で、前年度より2千人増加し過去最多。(P2)
4.〇:小学校は622万3千人で、前年度より7万7千人減少し過去最少。(P1)

統計系の問題は違和感を感じたところはしっかりチェックしておくんやで!
問26
「キャリア・パスポート」に関する問題です。
正答:4(BとD)
A.×: 入試や就職試験等での活用を前提に作成されたものではない。(P5)
B.〇:選択肢のとおり。(P3)
C.×:児童生徒自らが活動を記録することが困難な場合などは、障害の状態や特性及び心身の発達段階等に応じた取組や適切な内容を個別の教育支援計画や個別の指導計画に記載することをもって「キャリア・パスポート」の活用に代えることが可能(P3)
D.〇:選択肢のとおり。「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項(P4)

キャリア・パスポートに関する問題は定番化してきてるんや!
今後も要チェックやで…
問27
ストレスチェック制度に関する問題です。
正答:3
1.×:従事不可。(P5)
2.×:従事不可。(P5)
3.〇:従事可能。(P5)
4.×:従事不可。(P5)
問28
「健康づくりのための睡眠指針 2014」に関する問題です。
(第14回問50と同じ問題)
正答:2
1.〇:午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的。(P11)
2.×:高齢になると、若年期と比べて必要な睡眠時間が短くなります。具体的には、20歳代に比べて、65歳では必要な睡眠時間が約1時間少なくなる。(P12)
3.〇:入眠を一時的には促進するが、中途覚醒が増えて睡眠が浅くなり、熟睡感が得られなくなる。(P5)
4.〇:適度な運動を習慣づけることは、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることができる。(P12)

これも過去問からやな!
問29
中年期以降のライフ・ステージとキャリアに関する問題です。
正答:2
1.×:レビンソンは、成人前期から中年期への移行期を「人生半ばの過渡期」と呼んだ。個性化の主要課題は①若さと老い②破壊と創造③男らしさと女らしさ④愛着と分離の4つの両極性の解決。(岡田:P78)
2.〇:スーパーのライフ・ステージにおける「維持段階」の発達課題の説明として正しい。(渡辺:P47)
3.×:岡本祐子は中年期・現役引退期の再体制化のプロセスは、他の危機期のプロセスの特質と類似していることなどから、アイデンティティの「ラセン式発達モデル」を提唱した。(岡田:P83)
4.×:エリクソンの個体発達分化の図式に示された老年期における主な心理社会的危機は「統合性対絶望」。(岡田:P80)

発達理論は覚えにくいって言うてる人は多いんやで…
そんな時はキャリコンスタディちゃんねるの動画も活用したらエエんやで!
問30
トランジション(転機)に関する出題です。
正答:3
1.〇:シュロスバーグの「予測していた転機」「予測していなかった転機」、「期待していたものが起こらなかった転機」の説明に近しい。(渡辺:P193)
2.〇:ブリッジズのトランジション・プロセスの統合モデルの説明に近しい。(渡辺:P194、P195/岡田:P86、P87)
3.×:「終焉」「中立圏」「開始」のトランジション・プロセスを提唱したのはブリッジズ。(岡田:P86)
4.〇:シュロスバーグの転機へのアプローチの説明として正しい。(岡田P59)