このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第20回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元
問31
人生の転機に関する理論についての問題です。
正答:3(BとC)
A.×:キャリアアップの考え方ではなく、キャリア・アダプタビリティである。(木村/6訂版:P82、渡辺:P96)
B.〇:選択肢のとおり。(渡辺:P193)
C.〇:選択肢のとおり。(木村/5訂版:P39、6訂版:P90)
D.×:「予期せぬ出来事を活かす」と「キャリアにおける意思決定」の部分は、ジェラットの積極的不確実性(未来は存在せず、予期的できないものである。それは創造され発明されるものである。(渡辺:P120))の内容である。また、認知的不協和理論はフェスティンガーが提唱したもので、ヒルトンがこれをキャリア意思決定モデルに応用した。(資料シリーズNO.165:P29)
問32
「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」からの問題です。
正答:3
1.×:本人の同意を得た上で支援のために必要な情報を共有し、連携することが重要である。(P5)
2.×:仕事の繁忙等を理由に必要な就業上の措置や配慮を行わないことがあってはならない。(P3)
3.〇:選択肢のとおり。(P3)
4.×:症状や治療方法などは個人ごとに大きく異なるため、個別事例の特性に応じた配慮が必要である。(P3)
問33
発達障害のある人が職場に適応するための、上司や同僚の対応に関する問題です。
(第8回問15と全く同じ問題です。)
正答:1
1.○:何かに「ひらめく」という のは、不注意で1つのことに集中できないときに現れる。対人関係の問題、自己評価や自尊感情の低下などを最小限度におさえることから、適切と思われる(P11、12)
2.×:多動は行動的、雄弁という一面もあり、企画、研究、プレゼンテーションの分野で才能として活かすこともできる。(P11)
3.×:一定期間の訓練やサポート、チェック表の活用等により習慣として身につけていくことができるようになる。(P9)
4.×:訓練、サポートになっていない(P9)
問34
カウンセリングに関する問題です。
正答:2
1.×:リレーションとは構えのない感情交流であり、その根底には信頼感がある。胸襟を開いて語ってくれないと、カウンセラーは情報不足のために相手を理解することができない。(P26)
2.○:選択肢のとおり(P31)
3.×:クライエントの表明に対して何でも「それはそうだ」「それは当然だ」と反応すればよいというものでもない。支持するものとしないものを識別して反応しなければならない。(P35)
4.×:「繰り返し」とは、相手の話したポイントをつかまえて、それを相手に投げ返すのである。(P38)
問35
構成的グループ・エンカウンター(SGE)に関する問題です。
正答:3
1.○:。第一は本音(あるがままの自分)に気づくことである。第二はSGE体験の構成であり、エクササイズをはじめとした枠を介して自己開示が促進される。第三はシェアリングであり、物事の見方や受け取り方、考え方である認知の拡大・修正をねらいとして行われる。 (資料シリーズ:P120)
2.○:リーダーは個人的感情交流の能力(自己開示)に加えて、役割関係の展開能力(自己主張)の2つを兼備していることが望ましい。(木村/5訂版:P314、6訂版:P412)
3.×:リーダーは介入の是非を判断し、必要であれば能動的に、その場で、タイミング良いリレーションの中で、ポジティブに介入を行う。(木村/5訂版:P317、6訂版:P414)
4.○:國分先生が提唱したサイコエデュケーショナル(心理教育的)の体験学習の一つに、SGEが含まれている。
問36
ジョブ・カードに関する問題です。
正答:4
1.○:これまでのキャリアを振り返り、経験から得たことや、活かせる能力・強みなどを整理することで、今後どのようなキャリアを歩みたいかを考えるためのツールである。
2.○:ジョブ・カードを作成することにより、目標が明確になり、履歴書や職務経歴書もより充実したものとなる。
3.○:社内でのキャリア形成やキャリア選択の場面でジョブ・カードの作成が役に立つ。
4.×:ジョブ・カードは、人材育成や人事評価にも役立つ。

問37
相談過程において、キャリアコンサルタントが留意すべき事項に関する問題です。
正答:2
1.〇:選択肢のとおり。
2.×:相談者がどのような状況や人間関係の中にいて、それが相談者の問題とどう関連しているのかを考慮することは、必要なことである。
3.〇:選択肢のとおり。
4.〇:選択肢のとおり。
問38
相談場面の設定に関する問題です。
正答:4
1.×:カウンセラーを上、クライエントを下と見るのではなく、対等な関係として時候の挨拶をし、コミュニケーションをし、支え合っていくという意識が大切である。 (P169)
2.×:キャリアカウンセリングでは理論と技法を習得するが、それだけでは、相談場面において効果的に実施することができない。なぜなら、クライエントの状態に応じて適切な援助方針を持ち、タイミングをはかって技法を用いていく必要があるからである。(P82)
3.×:、相談者の問題を面談の早期に判断して解決策を決定し、タイミングを見計らってそれを指導するのは適切ではない。
4.○:カウンセラーとクライエントは問題解決のために積極的に共同作業を行う。(P126)

この辺はしっかり得点源にしておきたいところやで!
問39
アセスメント・ツールの使い方や解釈に関する問題です。
正答:4
1.×:受検者は鉛筆(シャープペンシルやボールペンは不可)を使用する。(GATB(雇用問題研究会))
2.×:対象は、中学・高校・高専・専門学校・短大・大学・職業訓練校・職業相談機関等となっている。(VRT(雇用問題研究会))
3.×:キャリア・インサイトは、利用者自身がコンピュータを使いながら、職業選択に役立つ適性評価、適性に合致した職業リストの参照、職業情報の検索、キャリアプランニングなどを実施できる総合的なキャリアガイダンスシステムである。(キャリアインサイト(労働政策研究・研修機構))
4.○:記載のとおり。(VRTカード(労働政策研究・研修機構))

問40
ハローワークインターネットサービスに関する問題です。
正答:3
1.×:ハローワークで受理された最新の求人情報を、概ね30分毎に更新している。
2.×:【求人区分】で「一般求人(パート)」、「障害のある方のための求人(パート)」を選択した場合のみ、検索条件に設定できる。
3.○:選択肢のとおり。
4.×:基本的に24時間利用可能。