論理療法のアルバート・エリス(Ellis, A. )ですが、ABC(DE)理論やイラショナル・ビリーフが過去の試験には出題されています。
木村周先生のキャリアコンサルティングの理論と実際、宮城まり子先生のキャリアカウンセリングに詳しく載っていますので参考に勉強していきます。
論理療法
エリスが提唱した理論で、問題行動や情緒的混乱に影響を及ぼす内的な認知過程に注目する療法になります。問題の源は外界や環境、過去のできごとそのものにあるのではなく、個人の『認知』と『考え方』すなわち『ビリーフ(信念・思い込み)』にあるとしました。
イラショナル・ビリーフ
さらに、「こうありたい」「こうあらねばならない」といった『非論理的な信念』である『イラショナル・ビリーフ』に問題があるとし、その思考を柔軟に変えることで前向きに、理性的、現実的に問題解決に向かうアプローチになります。
ABC(DE)理論
論理療法の基本的な考え方にABC(DE)モデルがあります。
それぞれは、
- A(Activating event):問題を明言し、目標を設定する
- B(Belief system):イラショナル・ビリーフを見つける
- C(Consequence):結果(感情など)を特定する
- D(Discriminant and dispute):イラショナル・ビリーフの非論理性、非現実性を徹底的に反論・論破して明らかにする
- E(Effect):合理的な信念を獲得し不快な感情が解消されること
イライラする思い込みだから、イラショナル・ビリーフか!!
まとめ
エリスの論理療法についてまとめていきました。
エリスの出題率はそこそこですが、ABCDE理論などが選択肢で出てくることはよくありますので要チェックです。
エリスの理論に関する練習問題が下記になりますので、挑戦してみてください。
【キャリコン】アルバート・エリスの試験対策『◯✕練習問題』
エリスの論理療法に関する◯✕練習問題になります。 本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、 全過去問の傾向 資料シリーズNo.165 『キャリアコンサルティング理論と実際』5訂版:木村周 6訂版:木村周,下村英雄...
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