キャリアコンサルティングに関する直接の理論は、大別すると職業選択論と構造理論、職業発達論に分けることができます。
職業選択論といえば、特性因子理論のパーソンズが思い浮かびますが、ウィリアムソンやホランドも学科試験での出題率は高めとなっているので、優先的に学習しておきたい理論になります。
本記事では、職業選択論の中でも、初めに学習することになるパーソナリティ・特性因子理論アプローチに関連する理論と提唱者をまとめています。
パーソナリティ・特性因子理論アプローチ
パーソンズ
パーソンズの特性因子理論は、合理的な推論を元に適合(マッチング)させることで職業満足度やパフォーマンスが上がるといった理論になります。
- 特性因子理論
- ペグの理論
- マッチング理論
- 3要素と7段階の支援
- 職業の選択
職業指導の創始者パーソンズについてのポイントは下記記事にまとめています。
ウィリアムソン
ウィリアムソンは思春期・学生期にあるクライアントの『発達心理学的な問題・進路選択上の悩み』に関心を持って『学校カウンセリング・学生心理相談』の分野を発展・普及させ、学生相談の基本的概念を作った人物になります。
- 特性因子理論に基づく学生相談の基本概念
- 職業相談(ボケイショナルカウンセリング)
学生相談のウィリアムソンについての詳細記事は下記を参考にしていただければと思います。
ホランド
ホランドといえば六角形モデルが有名です。パーソナリティ(性格)と職業(働く環境)の特徴を6つのタイプに分類し、両者のマッチングをはかる理論を提唱しました。
- 六角形モデル(RIASEC)
- スリーレターコード
- 職業分類辞典(DOT)
- VPI職業興味検査
ホランドについてのポイントをまとめた記事が下記になります。
プレディガー
六角形モデルの理論の基礎は4つのワークタスク・ディメンションあるとして、すべての職業の基礎は4つに分野にあると提唱しました。
- 4つのワークタスク・ディメンション
- ワールド・オブ・ワークマップ
ホランドの研究を継承したプレディガーについてのまとめ記事は下記になります。
まとめ
パーソナリティ・特性因子理論アプローチについての理論と提唱者をまとめました。
因みに、ホランドの理論は職業心理学と呼ばれており、プレディガーはその研究を継承して理論を提唱しています。
簡単なポイントを抑える程度に、本記事を活用していただいても良いですし、より深堀りしたい場合は、各理論の記事で学習していただければと思います。
また他のキャリア理論に関して、まとめた記事が下記になりますので参考にしていただければと思います。