» NEW! 第26回受験生向け『過去問解説』キャリスタ有料会員のお申し込み受付中! «

【キャリコン】学科の過去問周回で効果の高かった勉強法【3STEP】

キャリコン学科試験対策

キャリアコンサルタント学科試験対策で、最も有効な勉強法の一つが過去問周回になります。

その理由としては、

  • 過去に出題された問題が再出題されることが多い
  • 問題の傾向が分かる(年度で変わる統計等)
  • 自分の得意分野苦手分野をデータとして把握できる
  • 時間配分など本番の練習になる

といった点が非常に大きくなっています。

本記事では、そんな重要な過去問周回をする際に、実際に僕が行って効果的だった方法をまとめています。

過去問を解いていく際のポイント

僕が学科試験を受験して、翌日に自己採点した結果が下記になります。

手応えとしては難しいと感じた問題でしたが、なんとか42問正解で合格することができました。

学科試験の合格点は、ご存知だと思いますが35点です。つまり15問まで間違えてもOKということになります。

ですので、僕が学科試験で目指していたことは非常にシンプルで、

  • 得意分野で35点を取る
  • 苦手分野の正解率を上げて点数の底上げをする

の2点のみとなります。

そして、2点の目標を達成できるかどうかの指標になるのが過去問の正解率となり、ここで常に40点~45点以上が取れていれば大抵の問題には対応できるようになります。

では、実際に結果の出た、過去問周回の際の勉強法を3つのStepでお伝えしたいと思います。

Step1.学科試験日から逆算して予定を組んでおく

まずは、現在の自分の学科のレベルと自信度を考慮して、これから過去問をどれくらい周回するかを決めます。

参考に過去問を解く範囲とそれに所要日数(1日1回分の場合)が下記になります。

内容 所要日数
直近3回の過去問 3日
直近3回の過去問3周 9日
全過去問1周 これまでの試験回数×日数
全過去問1周+直近3回を2周 これまでの試験回数×日数+3日
全過去問1周+直近3回を2周+苦手な回 これまでの試験回数×日数+3日+α日

上から学科に自信のある方、下は準備万端にしておきたい方のメニューになります。

表を参考に、学科試験当日から逆算して、簡単に予定を組んでください。例えば、毎週火・木・土・日は過去問の日にする等です。そうすることで、予定した過去問周回数をクリアできる日程が把握でき、論述やロープレに掛ける時間の調整も行いやすくなります。

因みに僕は自信はなかったので、1番下の『全過去問1周+直近3回を2周+苦手な回』というフルコースを行いました。

学科試験の本番では90分の時間ですが、慣れてくるとどんどん時間は短縮できるようになってきます。また、もし日常生活で過去問を解くためのまとまった時間を取れない方は、1回分を2日や3日に分けて予定を組むのもアリかと思います。

急な仕事や私用といったイレギュラーが発生する場合もありますので、時間に余裕がある時には、前倒しで消化していくことも視野に入れておくと達成しやすくなります。

このように初めに目標を立てておくと、ブレずに最後まで学習が続けられるのでオススメです。

Step2.知識の下地を作る

予定を立てたものの、過去問に取り掛かる自信のない人や、練習でも点数が低いとショックを受けちゃいそうって方は、知識の下地を作っておくと、多少の余裕を持って取り掛かれるかと思います。

「うおお!いつでも過去問いけるぜー!」って方は、このプロセスは飛ばしていただいてOKです。

予習してから挑戦する

知識の下地は、予習みたいなものです。キャリアコンサルタント学科試験の範囲はかなり広いので、ジャンルを絞って予習をしていきます。

ジャンルというのは、キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目の『キャリアコンサルティングの社会的意義』や『キャリアに関する理論』といった科目のことになります。

幾つかのジャンルを予習してから過去問に取り掛かると分かる問題も多く、インプットからアウトプットの関係性が良いため知識も定着しやすくなります。

オススメの予習方法は、木村周先生の『キャリアコンサルタント理論と実際』を読んでいくか、ポイントだけを抑えていくなら、このキャリコンスタディで予習したいジャンルを読んでいくと、効率的に知識の下地は出来上がるかと思います。

実際にある程度、下地を作ってから、過去問周回に挑んだ結果が下記になります。

なかなか良い結果が出ました。ツイートを見ると苦手ジャンルを書いていますが、この時点で、得意と苦手が分類できていれば、後にかなりスムーズに試験対策ができるようになります。

キャリコンスタディの○×練習問題は過去問の傾向から作成しているので、予習としてやっておくと過去問がほとんど解けるようになります。

Step3.過去問に取り掛かる

ポイントとしては、採点の際に苦手な問題をしっかり見極めていくことが大切になります。間違えた問題が多くても、苦手が見つかってラッキー!という感覚でやってみてください。

苦手は伸び代になります。苦手が多いほど、今後の点数が取りやすくなるので心配しないでください。

苦手は伸び代・・・これは名言やな!

効果のある採点方法

僕が実際に行って効果が高かったの採点方法が、

  • 解いているときに、迷った問題に印を付けておく
  • 採点の際に、間違えた問題には一口メモを残す
  • 自信のある問題を間違えた時は要チェック
  • 正解しても曖昧な場合は印を付ける

といった点になります。

採点の際には、キャリコンスタディの過去問解説を参考にしていただければと思います。キーワード等がわかりやすいので、オススメです。

迷った問題に印

過去問を解いていて、一瞬でも迷ったり勘頼みになってしまう問題は印を付けて苦手に分類し、採点の際には正解していても間違っていても、解説を見るようにしましょう。

たまたまの正解は、確実に点数を取れる正解ではないのでしっかり理解していくようにします。

間違えた問題には一口メモ

そして、解説を見ながら、間違えたところのポイントとなる数字やワード一口メモとして書き込んでおくと、後で復習すべきポイントがすぐに分かります。ですので、見直した際に復習になるように、ちゃんと理解できるように書いておくことをオススメします。

僕の例を挙げると下のような感じです。

(もうちょっと丁寧に書いていればよかったのですが字が汚くて本当すみません。)

ププw!ワイの方が綺麗な字をかけるんちゃうか?!

といった感じで、☆印を付けたり、スペースに勘違いしていた数字や、知らなかったワードや復習すべきジャンルなどを書き込んでおくことで、見直した際に苦手としている問題が分かると同時にポイントも把握しやすくなります。

自信のある問題を間違えた時は要チェック

これは勘違いして覚えてしまっている可能性が高いので、記憶を早めに上書きしておくことが重要になります。

勘違いして覚えてしまうと、何度も同じような問題で間違えてしまうことがあります。そんな時は、苦手問題であることを認識して、学習の時間を設けて完全に覚え直しをするようにしてください。

正解しても曖昧な場合は印を付ける

たまに、導き出した答えは合っていても、思っていたことと全く意味が違うときがあります。

この場合も記憶を正しく上書きしておく必要があります。問題文が変わると正解を取れない可能性があるからです。確実に35点の1点となる正解を増やすことを目指しましょう。

なるほどな、苦手をしっかり見つけて、丁寧に潰していくのが大事なんやな!

まとめ

過去問を使った試験対策で、僕が実践して効果が高かった勉強法をまとめてみました。

目指すところは一つ、

  • 得意分野で35点を取る
  • 苦手分野の正解率を上げて点数の底上げをする

これで合格ラインを突破する!ということになります。

得意分野は確実に。苦手分野は少しでも得意分野に変えていく。

という感覚で過去問に取り組んでいけば学科で良い結果が出るのではないかと思います。

ただ、ここに書いたことをそのまま全てやる必要はなく、アレンジしながら、ご自身の勉強法として活用していただければ嬉しいです。

試験範囲は広いですが、一歩ずつコツコツ積み重ねて行きましょう!

コメント

  1. 小西純子 より:

    先日は岩川先生のzoomでお邪魔していた関西カウセリングセンターの受験生の小西です。
    しんさんのロジャースの理論を交えてのキャリコンへの興味の入り方 なるほどと思い共感しました。
    やっとなんとなく 今までの授業の内容がはぁ?こうゆうことだったんだっていう時点にいます
    キャリコンスタディを使いながら 頑張っていきたいと思います。

  2. しん しん より:

    小西さん
    先日はお世話になりました。

    >しんさんのロジャースの理論を交えてのキャリコンへの興味の入り方 なるほどと思い共感しました。
    それは良かったです。小西さんのお役に立ててとても嬉しいです。

    残りの2ヶ月、楽しんで頑張っていきましょうね!
    また小西さんとオンライン勉強会でお話できる機会を楽しみにしております!

タイトルとURLをコピーしました