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【論述対策】適切なアセスメントツール選択する方法【キャリコン】

キャリコン論述試験対策

論述で〇〇理解不足を発見できるようになったら、次にその問題点を支援するための今後の展開で実行する方策を提案します。

その方策の実行段階で有効なのがアセスメント・ツールになります。

アセスメント・ツールは、キャリアコンサルタントとして、必要な知識であり、実践でも活用されるのでしっかり抑えておきましょう。

本記事では、論述試験対策として、実際に結果の出たアセスメント・ツールの学習方法や流れについてまとめています。

適切なアセスメント・ツールを活用する

僕が実際に第15回の論述試験で使ったアセスメント・ツールは、『ジョブ・カード』一つだけでした。

上のツイートでも書いているように、ツールの特性を理解した上でジョブ・カードをメインのツールとして選んでいました。

その理由は、自己理解不足への対応度が高いという点が大きくなります。自己理解不足は論述においても、優先して支援すべき問題のひとつとなります。

試験当時の僕は、アセスメントツール全般を学習した結果、その方策としてジョブ・カードなら汎用性が高く、厚労省の薦めもあることから間違いないだろうという見解が僕にはありました。

自己理解不足の重要性については、下の記事で説明していますので読んでおいてください。

【論述】キャリコン視点の『相談者の抱える問題』〇〇理解不足を探すコツ【勉強法】
「論述の試験対策をはじめたいのですが、何からすればいいのか分からないです。合格者の方が行った勉強法やコツを教えてほしい。」 といった方に向けて、お答えしたいと思います。 論述の試験対策は、他の試験に比べて難しいと感じました。ただ、始めから模...

最終的に、ジョブ・カードをメインに選択するためには、アセスメントツール全般を理解する必要がありました。また各CLの状況、発達段階(ステージ)によっても適切なアセスメント・ツールは変わってきますので、僕が学習した流れとポイントをお伝えしていきます。

アセスメント・ツールの学習の流れ

初めに、以下のツイートが僕が実際に試験までに行ったアセスメント・ツールに関する学習の流れになります。

では、各Stepごとを具体的に見ていきましょう。

Step1.アセスメントツール全般を学習

まずは、学科の勉強だと思って、アセスメント・ツールに関する学習練習問題を行います。

アセスメント・ツールの種類は多く、用途も様々になっていますので、どんなツールがあるのかを把握して、その後、いわゆるヨコ解き(関連問題のみを解く)で、一つずつ理解を深めていきます。

下の記事は学科試験で出題されたアセスメント・ツールを中心にまとめていますので、まずはざっくりと学習していただければと思います。

アセスメントツール
「アセスメントツール」の記事一覧です。

また各アセスメント・ツールの記事の下部には○×練習問題のページを用意していますので、そちらも挑戦しておいてください。

Step2.問題に対して有効なツールを理解

そして、どんなアセスメント・ツールがあるのかが把握できれば、次に、それぞれがどの理解不足(問題点)に対応しているかをノートやエクセルなどにまとめていきます。

例えば、

  • ジョブ・カード:自己理解や仕事理解等:全般に対応
  • VPI職業興味検査:仕事理解:学生に対応
  • GATB一般職業適性検査:自己理解と職業理解:13~45歳未満

等です。この時、各CL発達段階状況なども加味してまとめていくと良いでしょう。書き方は自由に、ご自身にとって分かりやすいようにしてください。

下の記事を見ながらまとめると効率が良いかと思います。

【キャリコン】出題された全アセスメントツール一覧【出題率付き】
キャリアコンサルタント学科試験で必ず出題されるアセスメントツールですが、種類も多く覚えるのがなかなか大変かと思います。 ただ、ほとんど変化することがないため、覚えておくと確実に点数は取れる項目ですし、論述や口頭試問に向けての対策となるため重...

Step3.各ツールを掘り下げる

アセスメント・ツールの学習が一通り終わると、気になったアセスメント・ツールについて、より深く学習をします。

これは、論述対策でもあり、学科・口頭試問対策にもなりますので、自分が使えそうなツール自己一致しながら)を探す感覚で学習して特徴を理解していきます。

なぜ使えそうなという表現をするかというと、どんな効果があるかを理解していないと、的外れなアセスメント・ツールを回答してしまう可能性があるからです。的外れなアセスメント・ツールをいくら並べても問題解決にはならず、論述試験においては減点の対象になるかと思われるからです。しっかり理解して使えると思ったツールを使用するようにしましょう。

特徴を理解したら、実際に論述の過去問を解く際にアセスメント・ツールを活用しつつ、手応えを確認します。

Step4.その上で自分が扱えそうなツールを磨く

  • スムーズに回答ができるか?
  • 矛盾を感じないか?
  • 問題解決に結びついているか?

等の点に、注目しながら練習を重ねて、その上でキャリアコンサルタントとして納得して活用できるアセスメント・ツールをいくつか選択し、論述試験の本番までには、ケース(年代・性別・発達段階)によって使い分けができるように準備ができればOKです。

その中でも、自己理解不足を支援するためのツールはしっかりと準備しておきましょう。

この流れでやったら、アセスメントツールについてはバッチリになりそうやな!

まとめ

以上が、論述対策として僕が行ったアセスメント・ツールの学習方法になります。

もちろん、アセスメント・ツールだけでは支援できない問題点も沢山ありますので、他にも覚えておきたいことはありますが、重要な自己理解不足に関してはアセスメント・ツールでクリアできることが多くなっていますので、まずはそこをしっかり固めていくようにしてください。

また、各養成講座で教えてもらえる内容と相違がある場合には、ご自身で自己一致できる方法を選択していただければと思います。その上で、この記事が少しでも役に立てばと思います。

〇〇理解不足を見つける方法についてまとめた記事が下記になりますので、何度か繰り返して読んでいただければと思います。

【論述】キャリコン視点の『相談者の抱える問題』〇〇理解不足を探すコツ【勉強法】
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