若者雇用促進法は、特に出題率が高いわけではありませんが、ユースエール認定企業に関する問題は、把握していないと解けない問題になっていますので、さくっと学習しておきましょう。
本記事では、そんな若者雇用促進法のポイントを過去問の傾向からまとめています。
若者雇用促進法とは?
若者雇用促進法とは、若者の雇用の促進等を図り、その能力を有効に発揮できる環境を整備するため、若者の適職の選択並びに職業能力の開発及び向上に関する措置等を総合的に講ずることが目的となっており、正式名称は「青少年の雇用の促進等に関する法律」となります。
ユースエール認定制度
若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業(常時雇用の労働者が300人以下の企業)を、若者雇用促進法に基づき厚生労働大臣が「ユースエール認定企業」として認定している制度になります。
ユースエールなど、厚生労働省等の認証マークに関してポイントをまとめた記事が下記になります。
【キャリコン】厚生労働省等の認証マークまとめ【ユースエール等】
キャリアコンサルタント学科試験では厚生労働省等の認証マークに関する問題も出題されています。 知らないと完全に勘頼みになってしまいますので覚えておきましょう。 本記事では、そんな厚生労働省等の認証マークについてまとめています。 ユースエール ...
ユースエール認定企業についてはたまに出題されてるな!
助成金
若者の採用・育成を支援するため、認定企業が次の各種助成措置を活用する際、一定額が加算されます。
キャリアアップ助成金 | 正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度 |
人材開発支援助成金 (旧キャリア形成促進助成金) |
職務に関連した専門的な知識および技能の習得を目的として、計画に沿って訓練を実施した場合に訓練中の賃金と訓練にかかった経費の一部を助成する制度 |
トライアル雇用助成金 | 「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を一定期間試行雇用することにより、その適性や能力を見極め、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとすることを目的とした制度。 事前にトライアル雇用求人をハローワーク、地方運輸局、職業紹介事業者に提出し、これらの紹介により、対象労働者を原則3か月の有期雇用で雇い入れ、一定の要件を満たした事業主に対して助成金を支給。 |
特定求職者雇用開発助成金 (三年以内既卒者等採用定着コース) |
学校等の既卒者や中退者の応募機会の拡大および採用・定着を図るため、既卒者等が応募可能な新卒求人の申込みまたは募集を行い、既卒者等を新規学卒枠で初めて採用後、一定期間定着させた事業主に対して助成金を支給 |
まとめ
主にユースエール認定企業に関する出題が多くなっています。他の厚生労働省等の認証マークと混同しないように一緒に学習しておきたいポイントになります。
あとは、トライアル雇用助成金については過去にも出題がありました。
若者雇用促進法のポイントをまとめた記事が下記になります。
【キャリコン】若者雇用促進法の試験対策『◯✕練習問題』
若者雇用促進法に関する◯✕練習問題になります。 本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、 全過去問の傾向 若者雇用促進法 を主に参考にしているのと、問は随時追加していこうと思っています。 では◯✕練習問題スタート...