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【学科対策】防衛機制を一言に置き換えて覚える方法【フロイト】

カウンセリング理論

フロイト防衛機制には、内容から防衛機制の名称が連想しやすいものもあればそうでないものもあります。

また、防衛機制はロープレ等でも、クライエントの心に寄り添うための手掛かりとなるかと思いますので、キャリコンを目指す上では覚えておきたいポイントとなっています。

本記事では、そんな防衛機制を一言に置き換える覚え方を資料等を参考にまとめています。

フロイトの防衛機制とは

防衛機制とは、フロイトによって精神分析から提唱された考え方で、自我に危険を及ぼす葛藤や痛み等から心理的な安定を保つために無意識的に起こる精神的な防衛メカニズムのことになります。

自分を守ろうとして無意識的・反射的に働く、誰にでも起こる正常な心理的反応とされています。

フロイトの防衛機制を一言で覚える

キャリアコンサルタント学科試験でも、4種類の防衛機制の中で名称と内容が適切または不適切を選択しなさい。といった形式で出題されていることも多く、それぞれの特徴を覚えておかないと対応が難しい問題となっています。

ですので、試験対策として分かりやすく噛み砕いて一言で覚えるために、一覧表としてまとめました。

防衛機制 内容 覚え方
抑圧 欲求不満や不安を無意識に抑え込んで忘れてしまおうとする。 くさいものにフタ
油圧式のフタ
置き換え・代償 欲求が阻止されると、別なもので満足する。 妥協
昇華 認められない欲求を、社会的に受け入れられる⽅向へ置き換える。健康的なものとされる。 芸術家
ショータイム(昇華だけに)
反動形成 自分の受け入れがたい側面(劣等感・憎悪)を無意識状態にしておくために、他の側面の態度(尊大・愛情)を強調する。 弱者のつっぱり
あまのじゃく的な
投影 自分のなかにある感情や欲求を、他人が自分へ向けていると思う。 疑⼼暗⻤
被害妄想
隔離・分離 思考と感情、感情と⾏動が切り離される。 自分のことなのに他人事
本音と建前
取り消し・打ち消し ⾏為や思考にともなう不安や罪悪感を別の⾏動や思考で打ち消す。 罪悪感の打ち消し
退⾏ 幼児期など、以前の発達段階に戻る。 子どもがえり
幼児退行
取り入れ・摂取 相手の属性を断片的に取り入れるもの。 一部モノマネ
同一化・同一視 相手の属性をそっくり自分のものにする。 ガチモノマネ
否認 不安を起こすような外的現実を知覚しても認知せず、否定する。出来事自体が存在しないかのような言動をとる 認知しない
目に止まらない
合理化 満たせなかった欲求に理由をつけて正当化する。 屁理屈
知性化 感情や欲動を直接には意識しないで、知的な考えでコントロールする。 知識を用いて客観的に理解
合理化の大人版
転換 不満や葛藤を身体症状へ置き換える。 ヒステリー
身体転換
解離 人格の統合が分離してしまう。 多重人格

名称そのままの内容のことも幾つかあるから、ややこしいのだけ覚えていけば良さそうやな!

まとめ

名称と内容を表す一言で覚えられるのが理想だと思いますが、なかなかしっくりくる言葉が見つからない場合もあるのでそんな時は自分の言葉で覚えちゃうのも効率が良いかと思います。

上の表だと、

  • 昇華→ショータイム(エンターテイナー)
  • 抑圧→油圧式のフタ(圧から連想)

等は、僕のオリジナルなので自分が覚えやすい言葉に置き換えると、いい感じインプットできそうです。また、自分でノートなどに表を書いてみると定着しやすいかと思います。

この記事では防衛機制のみを取り上げていますが、フロイトの精神分析についてまとめた記事が下記になりますので、そちらも参考にしていただければと思います。

【キャリコン】フロイトの精神分析アプローチ【無意識と防衛機制】
ジークムント・フロイト(Freud,S.)の精神分析理論ですが専門的な用語も多く理解が難しいです。 参考資料としては、キャリコン勉強をしている方なら知っているかと思いますが、いわゆるジル資料に詳しく書かれていますので、読んでみてください。 ...
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