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【1問~10問】第24回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第24回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第24回学科試験 問1~問10の正答解説と参考元

問1

「令和4年版労働経済の分析」(厚生労働省)で示された、産業や職業が変わる労働移動に関する問題です。

参考:令和4年版労働経済の分析(厚生労働省)

正答:2

1.×:男性では大学・大学院卒かつ若年層、女性では大学・大学院卒の35歳以上の層を中心に近年高まっている傾向がみられる。(P154~155)

2.〇:選択肢のとおり。(P157)

3.×:感染症の影響下においても、各産業から「情報通信業」「医療、福祉」への労働移動性向の顕著な高まりはみられない。(P158)

4.×:職種間の労働移動性向は、「販売従事者」と「サービス職業従事者」の間や、「生産工程従事者」と「運搬・清掃・包装等従事者」の間で比較的高い。(P164)

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厚生労働省:労働経済白書

24回過去問もしっかり学習していくでー!まずは労働経済の分析やな!

頻出資料やから目を通しておうこうな!

問2

「令和4年度能力開発基本調査 調査結果の概要」(厚生労働省)で示された、労働者のキャリアコンサルティング経験に関する問題です。

参考:令和4年度能力開発基本調査(厚生労働省)

正答:3

1.×:令和3年度中にキャリアコンサルティングを受けた者は、「労働者全体」では10.5%であり、「正社員」では13.5%、「正社員以外」では5.1%であった。(P57)

2.×:キャリアに関する相談をする主な組織・機関は、「職場の上司・管理者」が最も多い。(P57~58)

3.〇:選択肢のとおり。(P57~58)

4.×:キャリアコンサルタントに相談したい内容は、正社員では、「将来のキャリアプラン」が最も多く、「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」と続く。正社員以外では、「適切な職業能力開発の方法(資格取得、効果的な自己啓発の方法等)」が最も多い。(P60)

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厚生労働省:能力開発基本調査

問3

「第11次職業能力開発基本計画」(厚生労働省、2021年)で述べられた、キャリアコンサルティングに関する問題です。

参考:第11次職業能力開発基本計画(厚生労働省)

正答:4

1.〇:選択肢のとおり。(P14)

2.〇:選択肢のとおり。(P15)

3.〇:選択肢のとおり。(P31)

4.×:学校生活から就労への円滑な移行のため、キャリア教育を行う専門人材の養成が求められていることから、キャリア教育に資するキャリアコンサルタントを養成する。(P33)

問4

シャインが提唱した「キャリア・アンカー」の分類とその説明に関する問題です。

正答:1

1.×:制限や規則に縛られず、自律的に職務が進められることを重要とするのは「自立/独立(自由)」の内容である。「起業家的創造性」は、新規にみずからのアイディアで起業・創業することを望む。

2.〇:選択肢のとおり。

3.〇:選択肢のとおり。

4.〇:選択肢のとおり。

問5

パーソンズの特性因子理論に関する問題です。

正答:2

1.×:どのライフ・ステージにおいても、環境と個体の要求にうまく対処できるかどうかは、これらの要求に対処する個人のレディネス(対処のために個人がどの程度準備できているか、すなわち、キャリア成熟)の程度による、としたのはスーパーの「発達的アプローチに関する14の命題」の7である。(渡辺:P53)

2.〇:パーソンズの特性因子理論に関する説明として正しい。(6訂版:P64)

3.×:個人と環境はいずれも6つのタイプに分類されると主張したのは、ホランドである。人間のパーソナリティは6つに分けられ、環境も同じ6つに分類される。(6訂版:P154)

4.×:6領域に基づいたキャリア・アセスメントツールとしてVPI興味検査を開発したのはホランドである。(6訂版:P154)

問6

キャリアの理論に関する問題です。

正答:2

1.×:6つのタイプは理論的にみて内的関連性を持つ為、「完全に独立したタイプ」は不適切である。(渡辺:P76)

2.〇:クランボルツの学習理論は、バンデューラの社会学習理論を基礎におきながら、キャリアの意思決定における社会学習として理論化された。(渡辺:P136)
(第17回問7と同じ)

3.×:キャリア・アンカーを活用するには、才能と能力、動機と欲求、意味と価値に関する3つの問いが有効であることは適切であるが、キャリア・アンカーは仕事を経験してはじめて少しずつ明らかになっていく為、職務経験のない学生への進路支援に活用することは適切とは言えない。(渡辺:P162、P164)

4.×:ホールがプロティアン・キャリア理論を構築した点は適切であるが、予期せぬ偶然の出来事を自分のキャリアに取り込む重要性について主張しているのは、計画された偶発性理論を提唱したクランボルツである。(渡辺:P145)

参考の渡辺三枝子『新版キャリアの心理学』第2版は読んでおこう!
ワイも時間があったらちょこちょこ読んでんやで!

問7

中高齢期のライフステージとキャリアに関する問題です。

正答:4

1.×:解放段階(65歳~)ではなく、維持段階(45歳~)の発達課題である。(渡辺:P47)

2.×:「再探索」「再確立」の再循環(リサイクル)が含まれるのは、スーパーの職業的発達段階の移行期におけるミニ・サイクルである。(渡辺:P45)

3.×:レビンソンの成人の心理社会的発達の説明である。(岡田:P78)

4.〇:選択肢のとおり。(岡田:P82)

発達段階は色々あって難しいから、しっかり学習しておこうな!

まとめてあるから安心やで!

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問8

エリクソンの生涯発達理論に関する問題です。

正答:3

1.〇:設問に関する説明として正しい。(P79)

2.〇:設問に関する説明として正しい。(P80~81)

3.×:エリクソンは、人の生涯発達を心の中核部分の積み重ねの変化として捉え、心理社会的な自我の性質である8つの段階で表した。(P81)

4.〇:設問に関する説明として正しい。(P81)

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問9

臨床心理学や心理療法に関する問題です。

正答:1

1.〇:アドラーの個人心理学の説明として正しい。(資料シリーズNo.165:P105~107)

2.×:構成的グループ・エンカウンターは、國分康孝によって提唱された。(6訂版:P410)

3.×:パールズはゲシュタルト療法を開発したが、「意味への意思」の著者はフランクルである。(『キャリア・カウンセリングエッセンシャルズ400』P184、P186)

4.×:交流分析は、バーンによって提唱された。(資料シリーズNo.165:P108)

問10

カウンセリング理論に関する問題です。

正答:4

1.〇:精神分析に関する説明文として正しい。(資料シリーズNo.165:P102)

2.〇:ロジャーズが挙げた条件の説明として正しい。

3.〇:ブリーフセラピーに関する説明文として正しい。

4.×:不合理な信念が状況の見方を歪めるという考えに基づき論理療法を提唱したのは、アルバート・エリスである。(6訂版:P118)
ユングは人の一生涯を1日の太陽の動きになぞらえて、40歳代の中年期を「人生の正午」と呼び、人生を日の出から日没までの4つの時期に分けた。

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