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【31問~40問】第24回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第24回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第24回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元

問31

ブリッジズのトランジション・モデルに関する問題です。

正答:4

1.×:「終わり」から「始まり」に進み、人が変化し成長する過程を表す。(岡田:P87)

2.×:「終焉」→「中立圏」→「開始」のステップである。(金井:P76)

3.×:「終焉」の説明である。(岡田:P86~87)

4.〇:「中立圏」といのは、新しく突入する世界に気持ちを向けるための積極的な段階である。(金井:P79)

終わりから始まるんや!

なんか…カッコエエで!

【キャリコン】ブリッジスのトランジション【終焉と中立圏と開始】
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問32

「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」(厚生労働省、令和5年3 月)で示された内容に関する問題です。

正答:1

1.〇:設問に関する説明として正しい。(P3)

2.×:仕事の繁忙等を理由に必要な就業上の措置や配慮を行わないことがあってはならない。(P3)

3.×:事業者として、治療と仕事の両立支援に取り組むに当たっての基本方針や具体的な対応方法等の事業場内ルールを作成し、全ての労働者に周知することで、両立支援の必要性や意義を共有し、治療と仕事の両立を実現しやすい職場風土を醸成すること。(P4) 

4.×:治療と仕事の両立のためには、労働者本人を中心に、人事労務担当者、上司・同僚等、産業医や保健師、看護師等の産業保健スタッフ、主治医等が、本人の同意を得た上で支援のために必要な情報を共有し、連携することが重要である。(P5)

最新資料はこちらをチェック

厚生労働省:治療と仕事の両立支援ナビ

問33

「労働者等のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の開発に関する調査・研究事業報告書」(厚生労働省、平成30年3月)で示された、個人の多様な特性に対応するための技法の枠組み等に関する問題です。

正答:4

1.×:本事業で言う「キャリアコンサルティング技法」とは、労働者等のキャリア形成における課題に応じて効果的なキャリアコンサルティングを提供するための「チェックシート」、「ワークシート」、「効果的な質問例や確認事項・助言に関するリスト」等のツールを、想定される対象者や場面に応じ、適切かつ効果的な方法で使用するプロセス全体を指す。(目次ページ注釈)
「職業能力評価シート」や「キャリアマップ」は、「職業能力評価基準」をもとに、企業が人材育成に取り組むに当たって、より簡単に利用できるツールである。
参考:職業能力評価基準(厚生労働省) 

2.×:若者に対するキャリアコンサルティング技法では、不本意に非正規雇用で働く若者や正社員として在職しているが、安易な離職願望等を有している若者等を対象としている。(P11)

3.×:女性に対するキャリアコンサルティング技法では、育児と仕事の両立に困難を有している女性等を対象としている。(P11)

4.〇:選択肢のとおり。(P11)

問34

「令和元年度厚生労働省委託事業 職場におけるダイバーシティ推進事業報告書」(厚生労働省)で述べられた、性的マイノリティ当事者が抱える困難に関する問題です。

正答:4

1.〇:設問に関する説明として正しい。(P8)

2.〇:設問に関する説明として正しい。(P8)

3.〇:設問に関する説明として正しい。(P9)

4.×:当事者が抱える困難、あるいは、その困難が発生している所以は大きく異なると言われている。(P8)

ダイバーシティ推進事業報告書は最近ちょこちょこ出題されてる資料なんや!

問35

マイクロカウンセリングにおけるかかわり技法に関する問題です。

正答:1

1.×:マイクロカウンセリングでの技法における「はげまし」は、相槌や頷き、クライエントの言葉を短く繰り返す等の受容的な態度でかかわり、クライエントが自分の気持ちや考えを探求し語ることをはげます技法のことで、クライエント自身を元気づける意味の励ましとは違う。(P9)

2.〇:「いいかえ」の説明として正しい。(P9)

3.〇:「要約」の説明として正しい。(P9)

4.〇:「感情の反映」の説明として正しい。(P9)

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問36

キャリアコンサルティングのプロセスに関する問題です。

正答:4

1.×:相談者の言葉をキャリアコンサルタントが価値判断や正誤の判断などで評価し、フィードバックすることは、相談者の安心感や被受容性「他者から受容されているという思い」を高めることには繋がらない。

2.×:複雑に絡み合った相談者の事情や大切な思いをキャリアコンサルタントが単純化して捉えては、相談者が自らの事情や思いを深く語る事が出来ず、相談者が面談の中で自己理解を深める機会を失うため、キャリアコンサルタントにとっても相談者の理解には繋がらない。

3.×:話をよく聴いた上で、解決すべき問題・課題に焦点を当てることができたら、適切な助言、具体的な指導、明確な指示や情報提供、意見や考えを伝える。よって「直ちに具体的な提案をすべき」は不適切である。(P187)

4.〇:設問に関する説明として正しい。(P172~173)

問37

グループアプローチに期待される効果に関する問題です。

正答:2

1.〇:設問に関する説明として正しい。

2.×:グループ・メンバーは、それぞれの個人的特徴を行使し合うものである。したがって、「自分だけが悩み孤立していることかわかる」ことではない。(P406)

3.〇:設問に関する説明として正しい。

4.〇:設問に関する説明として正しい。

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問38

ジョブカード等に関する問題です。

正答:2

1.×:キャリア・プランシートは、将来の目標とする職業、職務、働き方、習得・向上すべき能力等を実現すべき能力等を実現するための職業生活設計を記載する。(P343)

2.〇:選択肢のとおり(P344)

3.×:職務経歴シートは、正社員経歴のほか、雇用形態にかかわらず、アルバイト、期間雇用、雇用型訓練等の経歴の棚卸しを記載する。(P343)

4.×:職業能力証明シートは、求職活動や職業能力証明のための免許・資格、学習歴・訓練歴等を記載する。(P343)

問39

キャリアコンサルティングの相談場面の設定段階におけるキャリアコンサルタントの関わり方に関する問題です。

正答:2

1.×:ラポールは、一旦形成されると自然に維持されるものではないので、不適切である。 

2.〇:カウンセリングの開始は、温かい雰囲気のなかで、クライエントが安心して話のできる信頼関係を樹立する。事務的にならないように意識することも必要である。(P378)

3.×:クライエントの悩みを受け止めるためには、クライエントを取り巻く環境の問題や矛盾について考える必要がある。

4.×:クライエントの内的世界を共感的に理解し、それを相手に伝えることが必要であるため、カウンセラー自身の体験から解釈するのは適切でない。(P116)

問40

キャリア・インサイトに関する問題です。

正答:3

1.〇:選択肢の通り。(P167)

2.〇:選択肢の通り。(P167)

3.×:選択肢の3つの機能にキャリアプランニング機能(キャリアプランニングコーナー)を加えた4つの機能からなる。(P167)

4.〇:選択肢の通り。(P168)

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JILPT:キャリア・インサイト(統合版)

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