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【31問~40問】第22回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第22回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第22回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元

問31

キャリアの転機に関する問題です。
(第12回問12と類似問題)

正答:2(AとC)

A.〇:ブリッジズのトランジションの説明として正しい。(岡田:P86)

B.✕:ニコルソンのキャリア・トランジションのプロセスは「準備」→「遭遇」→「適応」→「安定化」の4つのサイクルを回りながら螺旋的に上昇していくとした。

C.〇:スーパーの移行期の説明として正しい。(渡辺:P45)

D.✕:シュロスバーグは、『Situation(状況)、Self(自己)、Support(支援)、Strategies(戦略)』という「4つの資源」の内容を吟味していくことで転機への対処に活用できる資源と脆弱な資源を明らかにできるとした。(渡辺:P196)

問32

「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」(厚生労働省、令和4年3月)で示された、治療と仕事の両立支援を行うにあたっての事業主の留意事項に関する問題です。

参考:事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン(令和5年3月改訂版)(厚生労働省)※令和4年3月版は、現在公開されておりません。

正答:1

1.✕:症状、治療の状況等の疾病に関する情報は機微な個人情報であることから、労働安全衛生法に基づく健康診断において把握した場合を除いては、事業者が本人の同意なく取得してはならない。(P3)

2.〇:選択肢のとおり。(P3)

3.〇:選択肢のとおり。(P3)

4.〇:選択肢のとおり。(P3)

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厚生労働省:治療と仕事の両立について 治療と仕事の両立支援ナビ

問33

「職場におけるダイバーシティ推進事業報告」(厚生労働省、令和2年3月)における職場と性的指向・性自認をめぐる現状に関する問題です。

正答:4

1.〇:選択肢のとおり。(P8)

2.〇:選択肢のとおり。(P9)

3.〇:選択肢のとおり。(P10)

4.✕:働きやすい職場環境をつくるべきと回答した割合は、企業規模により差がある。「99人以下」では11.3%、「100人~999人」では17.4%、「1,000人以上」では42.0%。

問34

ソーシャルスキルトレーニング(SST)に関する問題です。

正答:1

1.〇:選択肢のとおり。(P132)

2.✕:自己効力感を高めるためにも、肯定的な表現でのフィードバックを意識する。(P133)

3.✕:繰り返し練習することで身に付けることができるため、スモールステップでの目標設定が望ましい。(P132)

4.対人行動の障害等を改善しようとする治療・訓練技法であり、対象年齢に制限はない。(P132)

問35

マイクロカウンセリング技法に関する問題です。
(第8回問40と同一問題。選択肢4のみ少し文章が違う。)

正答:3

1.○:かかわり行動には、視線の合わせ方、身体言語、声の調子、言語的追跡の4つのパターンが含まれており、ラポール(信頼関係)を築く上で重要である。(P6)

2.○:最初から矢継ぎ早に〈閉ざされた質問〉をしないように気をつける。(P8)

3.×:「意味の反映」はクライエントに自分がそのような意味や価値観を持っていること、その背景に気づかせ、思考や感情、行動の変化を促していく。(P12)
選択肢は「観察技法」の説明である。(P8~9)

4.○:選択肢の通り。(P9~10)

問36

エンカウンター・グループにおけるファシリテーターに関する問題です。

正答:4

1.〇:ファシリテーターの説明として正しい。(エンカウンター・グループ:P60)

2.〇:ファシリテーターの説明として正しい。(グループ・アプローチ入門:P74)

3.〇:ファシリテーターの説明として正しい。(グループ・アプローチ入門:P59)

4.×:「グループプロセスに対する注釈の最善のものは、メンバーの間から自然に出てきた ものであろう(解釈やプロセスに対する注釈の忌避)」とロジャーズが語っていることから、適切でない。(グループ・アプローチ入門:P26)

エンカウンター・グループと構成的グループ・エンカウンターがあるからチェックしとこうか!

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問37

ジョブ・カードを使用したキャリアコンサルティングに関する問題です。

※2015年10月から新たな「ジョブ・カード制度」が始まりましたが、 2022年10月には、ジョブ・カードをオンラインで登録、更新できる新サイト「マイジョブ・カード」に変更になりました。

正答:4

1.〇:ジョブカードを使用したキャリアコンサルティングの説明として正しい。(資料シリーズ№226:第5章)

2.〇:ジョブカードを使用したキャリアコンサルティングの説明として正しい。(資料シリーズ№226:第5章)

3.〇:選択肢の通り。(ジョブカード講習テキスト:P149)

4.×:クライエントが内省を始めた際に誤りを指摘し、修正してもらうより、内省を深め自己理解が進んでから修正するほうが効果的であるため、不適切である。

リニューアルされた『マイジョブ・カード』は、WEB上のジョブ・カードの作成や保存ができるんや!厚労省のサイトも段々おしゃれになってきてるな!

問38

カウンセリングの包括的・折衷的アプローチにおける場面設定や関係構築に関する問題です。

正答:1

1.×:キャリアコンサルタントが主導するのではなく、クライエントとカウンセラーとの共同作業による目標設定が重要であるため適切でない。

2.〇: 設問の説明文として正しい。

3.〇: 設問の説明文として正しい。

4.〇: 設問の説明文として正しい。

問39

自己理解の支援方法の一つである観察法に関する問題です。

正答:2

1.×:包装効果あるいは論理的過誤の説明のため、適切でない。(木村/5訂版:P79、6訂版:P136)

2.〇:自然観察法の説明として、適切である。(木村/5訂版:P79、6訂版:P136)

3.×:実験的観察法に関する説明のため、適切でない。(木村/5訂版:P79、6訂版:P136)

4.×:用具的観察法に関する説明のため、適切でない。(木村/5訂版:P79、6訂版:P136)

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問40

心理検査とその内容に関する問題です。
(第6回問39と同一問題)

正答:1

1.〇:選択肢の通り。(木村5訂版:P244、6訂版:P161)

2.×:傾向尺度は、職業の好みに反映された興味以外の心理的傾向という観点である。(木村5訂版:P237、6訂版:P164)

3.×:仕事に対する基礎的志向性、個人の興味、自信度の強い職業領域、弱い領域を探索できる。(5訂版:P244、6訂版:P164)

4.×:クレペリン検査は性格の特徴を評価するものであり、練習して好結果をえるものではない。

アセスメントツールも1.2問出題されるからしっかり抑えておこうな!

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