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【21問~30問】第22回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第22回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第22回学科試験 問21~問30の正答解説と参考元

問21

労働基準法の賃金の支払方法に関する問題です。
(第15回問25と類似問題)

正答:3

1.×: 賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。(第二十四条)未成年者は、独立して賃金を請求することができる。親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代つて受け取つてはならない。(第五十九条)

2.×:賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。ただし、法令若しくは労働協約に別段の定めがある場合又は厚生労働省令で定める賃金について確実な支払の方法で厚生労働省令で定めるものによる場合においては、通貨以外のもので支払うことができる。(第二十四条)

3.〇:選択肢のとおり。(第二十四条)

4.×: 賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。(第二十四条)

問22

労働組合法・労働関係調整法に関する問題です。

正答:1

1.×:この法律において争議行為とは、同盟罷業、怠業、作業所閉鎖その他労働関係の当事者が、その主張を貫徹することを目的として行ふ行為及びこれに対抗する行為であつて、業務の正常な運営を阻害するものをいふ。(労働関係調整法 第七条)

2.〇:選択肢のとおり。(労働関係調整法 第四条)

3.〇:選択肢のとおり。(労働組合法 第二条)

4.〇:選択肢のとおり。(労働組合法 第十四条)

問23

雇用保険法に関する問題です。

参考:雇用保険法

正答:3

1.×:基本手当は、受給資格者が当該基本手当の受給資格に係る離職後最初に公共職業安定所に求職の申込みをした日以後において、失業している日が通算して七日に満たない間は、支給しない。(第二十一条)

2.×:「失業」とは、被保険者が離職し、労働の意思及び能力を有するにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあることをいう。(第四条)

3.〇:選択肢のとおり。(第十条の四)

4.×:適用対象者は同一の事業主の適用事業に継続して三十一日以上雇用される見込みがあり、一週間の所定労働時間が二十時間以上ある者。(第六条)

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問24

職場における労働者の人格的利益の保護に関する問題です。

正答:3

1.〇: 選択肢のとおり。

2.〇: 選択肢のとおり。

3.×:要配慮個人情報は、あらかじめ本人の同意を得ないで取得することが禁止されている。個人情報の保護に関する法律(第二十条)

4.〇:選択肢のとおり。

問25

学習指導要領において示されたキャリア教育に関する問題です。
(第13回問37と同一問題)

参考:キャリア教育の推進(文部科学省)

正答:1

1.✕:特別活動を要としつつ、各教科等の特質に応じてキャリア教育の充実をはかることについては、小学校段階から明記されている。新たな学習指導要領におけるキャリア教育P1)

2.〇:生徒のキャリア発達を踏まえて学習内容と将来の職業の選択や生き方との関わりについても扱うこと。『中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 技術・家庭編』P128)

3.〇:学校生活への適応や人間関係の形成などについて、ガイダンスとカウンセリングの双方の趣旨を踏まえて指導を行うことが小・中学校および高等学校の特別活動に明記されている。『小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 特別活動編』(P155)・『中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 特別活動編』(P166)『高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説 特別活動編』(P62)

4.〇:高等学校の総則における配慮すべき事項として、職業教育に加えてキャリア教育が明記されている。『高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説 総則編』P227)

今回は、過去問と同一、類似の問題が多めやったな…!

問26

新規高等学校卒業者の就職における採用選考に係る統一応募書類に関する問題です。

正答:1

1.〇: 選択肢のとおり。

2.×:応募者の適性・能力に基づく差別のない公正な採用選考が行われるように作成されるものであり、優秀な人材を採用できるようにすることが目的ではない。

3.×:「資格等」欄を縮小し「志望の動機」欄を拡大している。

4.×:認可を受けて事業所が独自に作成する社用紙ではなく、文部科学省、厚生労働省、全国高等学校校長会が協議をして作成するものである。

問27

改訂「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」に関する問題です。

正答:4

1.〇: 選択肢のとおり。(P5)

2.〇: 選択肢のとおり。(P6)

3.〇: 選択肢のとおり。(P6)

4.×:職場復帰は元の慣れた職場へ復帰させることが原則です。ただし、異動等を誘因として発症したケース等においては、配置転換や異動をした方が良い場合もあるので、留意すべきです。(P7)

問28

うつ病の可能性がある症状に関する問題です。

正答:3

1.×: 依存症の特徴である。
依存症https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=819yAWLAzXBx5XZ5

2.×: 強迫性障害の特徴である。
強迫性障害https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=MiyHEH6ZUZDxDeYX

3.〇: 選択肢のとおり。
うつ病https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=9D2BdBaF8nGgVLbL

4.×: 不安症の特徴である。
不安症https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=BLA9JV0KhiWPIMzX

問29

中年期のライフ・サイクル、キャリア発達上の課題・特徴に関する問題です。

正答:3

1.×:ハンセンは、個々人は各自の決定が人類や環境全体にもたらす影響を考慮すべきだと考え、「統合的人生設計」という概念を提示した。(渡辺:P209)

2.×:レビンソンの30歳の過渡期についての内容である。シュロスバーグは、成人の発達を考える際の視点として「文脈的・文化的視点」「発達的視点」「ライフ・スパンの視点」「転機の視点」の4つに整理した。

3.〇: スーパーのライフ・ステージにおける「維持段階」の発達課題の説明として正しい。(渡辺:P47)

4.×:レビンソンは、成人期を四季にたとえた「ライフサイクル」に焦点を当て、その発達はおおよそ25年間続く4つの発達期(児童期と青年期、成人前期、中年期、老年期)を経て徐々に進むと考えた。(岡田:P78)

問30

エリクソンの心理社会的発達課題に関する問題です。

正答:3

1.×:成人前期(成人初期)の発達課題である。

2.×:青年期(思春期)の発達課題である。

3.〇:適切である。

4.×:成人期(壮年期)の発達課題である。

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