「キャリアコンサルタントの講習が修了しました。そこで学科試験対策を始めたいのですが、どこからやっていけばよいでしょうか?勉強の始め方を教えてください。」
といった質問を受けましたので、お答えします。
キャリアコンサルタント学科試験の範囲は膨大ですので、掴みどころが見つけにくい方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、学科試験対策として、学習がスムーズに進められるようにポイントをまとめています。
試験範囲の確認
キャリアコンサルタントの養成スクールで講習を受けて学んだことだけでは、キャリアコンサルタント学科試験の範囲は網羅できていないので、まずは学科試験範囲の把握から行いましょう。
それだけキャリアコンサルタントになるためには膨大な領域の知識が必要ということですね。
試験範囲はCC協議会とJCDAの公式サイトどちらからでも確認することができます。
試験の範囲参考 » CC協議会公式サイト・JCDA公式サイト
この試験範囲を読むだけでも、キャリアコンサルタントとしてどんな知識が求められているかが把握でき、知識としての下地が少し出来上がるかと思います。
必要な知識レベルの指標
ここで注目しておきたいポイントが、学科試験で必要な知識レベルの指標となる『詳細な』『一般的な』『概略の』になります。
それぞれの定義については、
- 詳細:確実に、かつ、深く知っていなければならない知識の程度
- 一般的:知っていないと実務に支障が生じる知識の程度
- 概略:浅く広く常識として知っておかなければならない知識の程度
となっています。これらは、学習をすすめる中で、各科目に対して深堀りするべき程度を把握する指標となります。
確認しておくことで、余計な問題に時間を掛けず、脱線せずに学科試験対策を進めやすくなります。
得点源を確保する方法
キャリアコンサルタント学科試験の合格点は70点(35/50正答)となっています。
つまり、70点が取れる得点源の確保が最終的な目標となります。
ですので、学科試験対策の序盤では過去問を使って、
- どの科目で確保するのか?
- どの科目が確保しやすいのか?
- 逆に得点源になりにくい科目は何か?
を大まかにで良いので把握し、まずは自分自身の得意科目の理解を深めていくことが得点源の確保に繋がります。
因みに、養成講座仲間や、僕の学科試験対策講座を受けられた方の多くは、
等は比較的得点源になりやすい科目として挙げています。(僕自身も同意です。)
いきなり過去問に挑戦するのが怖いという方は、各科目のポイントをまとめた記事で学習して、その後、○×練習問題を解くという流れで記憶に定着させて得点源を確保していきます。これは交流広場の1日1学習という学習企画(無料)に参加していただければ実践できます。
また、下のツイートにも書いていますが、
インプットした知識は早めにアウトプットすることで記憶として定着しやすい件
なので
✅学習→練習問題→twitter
✅ロープレ→振り返り→ノート
等の流れを習慣化しておくと効率よく定着します✏️僕はこれをわりと実践していて効果が高かったと実感しています😋#キャリコン
— しん✏キャリコンスタディ(中の人) (@CareconShin) January 5, 2021
これは忘却曲線を意識した学習方法になります。簡単にいうと学習してインプット、練習問題で即アウトプットの流れが効率が良いとさえ覚えておいていただければと思います。
1日1学習を継続していただくことで、知識の下準備がだいたいできるかと思います。そして、この時点で全てを網羅する必要はなく、ある程度で構いません。過去問に取り掛かるための勇気を積み上げたと思っていただければ分かりやすいかも知れません。
では本格的に過去問周回に取り掛かっていきましょう。
インプット→アウトプットの流れは重要やで!
過去問周回
ここからが学科試験対策の本番スタートになります。過去問周回では、得点源の確保とともに現時点での自分の学力を判断することができます。最重要の学科試験対策となっています。
この時、35点ではなく最終的には40点を目指すようにしていくことで、本番でも安定した得点に繋がります。
最低でも直近5回分~10回分、できれば全ての問題に挑戦しておくと万全です。過去問が手元に無い方は、キャリコンスタディ運営事務局に『過去問入手方法について』お問い合わせください。
この過去問周回と、1日1学習のインプット→アウトプット法を繰り返し、得点源を強固なものにしていきましょう。
過去問をやりつつ、学習&○×練習問題をやっていくんやで!
また、キャリコンスタディの◯✕練習問題は国家試験の傾向を参考にして作成していますので、それだけでもかなり網羅できますので、ガンガン活用してください。
僕自身が実際に試験対策としておこなった、学科の過去問周回で効果の高かった勉強法については、下記の記事にまとめていますので参考にください。
まとめ
学科試験対策の始め方についてまとめていきました。
- ざっくりと得点源を確保をする
- 過去問周回では40点以上を目指す
この辺りが重要なポイントになっています。
僕自身が実際におこなった勉強法でもありますので、ぜひ取り入れられる所があれば活用していただければと思います。