このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第25回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元
問31
マーシャが示したアイデンティティ・ステイタスの「モラトリアム」に関する問題です。
正答:3
1.×:「アイデンティティ拡散」の説明である。
2.×:「予定アイデンティティ」の説明である。
3.〇:「モラトリアム」の説明として正しい。
4.×:「アイデンティティ達成」の説明である。
マーシャは、キャリコンスタディではいち早くページ作ってたんやで!
へへ!自慢やで!
問32
近年の我が国の働く女性の実情等に関する問題です。
正答:4
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P3)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(P18)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P29)
4.×:課長相当職以上の管理職に占める女性の割合は12.3%と、前回調査(令和2年度12.4%)より0.1ポイント低下している。
参考:令和3年度雇用均等基本調査(厚生労働省)(P6)
厚生労働省:働く女性の実情
問33
生活困窮者及び生活困窮者自立支援制度に関する問題です。
正答:3
1.〇:生活困窮者の説明として正しい。
参考:生活困窮者自立支援法(総則第2条)
2.〇:生活困窮者への支援観点の説明として正しい。
参考:生活困窮者自立支援制度に係る自治体事務マニュアル(令和5年5月8日付)(P5)
3.×:生活困窮者に対して有期で家賃相当額を支給する住宅確保給付金制度は、新型コロナウイルス感染症拡大前の平成27年4月より開始されている。
参考:住居確保給付金の支給実績
4.〇:設問に関する説明として正しい。
参考: 就労訓練事業に関するパンフレット(P2)
問34
「発達障害のある人の雇用管理マニュアル」(厚生労働省、2006年3月)で述べられた、発達障害のある人の雇用管理において配慮すべきポイントに関する問題です。
正答:3
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P17)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(P17)
3.×:職務についての既定の手順や方法に本人が適応することを求めるのではなく、本人の障害による困難(苦手な部分)から職務の手順や方法を見直してみる、というふうに発想の転換を図ることが大切である。(P19)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P20)
発達障害は多様化が進む中、注目が集まっている領域の一つやな!
神経発達症という言い方に変わっていく流れもあるんやで。
問35
グループ・ファシリテーションに関する問題です。
正答:4
1.〇:設問に関する説明として正しい。
2.〇:設問に関する説明として正しい。
3.〇:設問に関する説明として正しい。
4.×:グループ・ファシリテーターは、共感・尊重・純粋性・具体性を意識した態度で、グループ・ダイナミクスの知見を用いてメンバー間の健全な相互作用を促進するグループ・ファシリテーションを行い支援する必要がある。よって、ファシリテーターの考えを主張したり、グループの思いとは逆の方向へ意図的に引っ張っていくことは適切ではない。(木村/6訂版:P407)
「コンテント」と「プロセス」とは?
コンテントとは、話している議題や取り組んでいる作業のことです。
プロセスとは、チームの雰囲気やメンバーの意識が変化する様子、影響を与え合う、お互いの関係性などのことです。
問36
ジョブ・カード作成の条件やメリットに関する問題です。
正答:3
1.〇:設問に関する説明として正しい。
2.〇:設問に関する説明として正しい。
3.×:ジョブ・カード作成の際に、「必ず」キャリアコンサルティングを受ける必要はない。(マイジョブ・カード「ジョブ・カードを活用するステップ」)
4.〇:設問に関する説明として正しい。
問37
キャリアコンサルタントがよりよいキャリアコンサルティングを行うための留意点に関する問題です。
正答:4
1.〇:設問に関する説明として正しい。(木村・下村/6訂版:P108①)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(木村・下村/6訂版:P108②)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(木村・下村/6訂版:P365-366)
4.×:企業内の相談であっても、キャリアコンサルタントに守秘義務があることに変わりはない。面談を通じて知り得た情報については、対象従業員の同意なしにキャリアコンサルタント自身以外の第三者に開示しない。
参考:「セルフ・キャリアドック導入」の方針と展開(厚生労働省)(P19)
問38
コンサルテーションに関する問題です。
正答:2
1.×:リファーの説明なので適切ではない。(木村・下村/6訂版:P111)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(木村・下村/6訂版:P114)
3.×:リファーの説明なので適切ではない。リファーは、自分がそのクライエントを支援するのに最適ではないと判断した場合には、より高い専門性を持っている他のキャリアコンサルタントに対して行うこともある。(木村・下村/6訂版:P381②)
4.×:スーパービジョンの説明なので、適切ではない。(木村・下村/6訂版:P112)
問39
キャリアコンサルティングにおける相談場面の設定に関する問題です。
正答:3
1.×:目標設定は、明確に宣言され、かつ到達可能であるとき人を最も動機づける。曖昧で長期的な目標ではなく、直接的・短期的目標の方が、よりクライエントを動機付ける。(P380)
2.×:クライエントとの間で信頼関係を築くためには、言語的な情報だけではなく、視線や表情、ジェスチャー、声の質・量などの非言語的な情報にも注意する必要がある。(P112)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P372)
4.×:行動契約書は必ず必要なのではなく、はっきりしない、意志が弱い、努力を続けるのが困難な人など、必要な場合に行えばよい。(P382)
問40
厚生労働省編一般職業適性検査〔進路指導・職業指導用〕(GATB)の結果の活用に関する問題です。
正答:3
1.×:検査結果は将来の職業の「成功の可能性」であり、職業的成功を確約しているとは言えないので適切ではない。
参考:一般社団法人雇用問題研究会(Q&A)「何が測定できるのですか」
GATB(一般社団法人 雇用問題研究会)(P7)
2.×:GATBは、職業適性のうち適性能を測定する検査なので、他のアセスメントの結果も考慮する必要がある。
参考:キャリア教育のためのアセスメント・ツール
3.〇:設問に関する説明文として正しい。
4.×:今回は〔進路指導・職業指導用〕の検査であり、〔事業所用〕ではないので適切ではない。
参考:GATB〔事業所用〕