» NEW! 第26回受験生向け『過去問解説』キャリスタ有料会員のお申し込み受付中! «

【1問~10問】第25回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第25回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第25回学科試験 問1~問10の正答解説と参考元

問1

社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解について、人材版伊藤レポートに関する問題です。

正答:3

1.×:人材は「人的資本(Human Capital)」として捉え、「状況に応じて必要な人的資本を確保する」という考え方へと転換する必要がある。マネジメントの方向性も「管理」から人材の成長を通じた「価値創造」へと変わり、人材に投じる資金は価値創造に向けた「投資」となる。 (研究会報告書:P9)

2.×:これまでの日本型の雇用慣行や人材戦略が維持された結果、多くの企業では人材戦略と経営戦略が連動できていない状況がある。 (研究会報告書:P10)

3.〇:選択肢のとおり。(研究会報告書:P43)

4.×:ジョブ型への移行に関しては、どういった時間軸で、具体的にどの様な方向性を目指すのか、業種や会社の状況に応じた各社の経営判断となる。(研究会報告書:P16)

人材版伊藤レポート…初めて見る資料やな!
けど、こんな時こそ冷静になって、自然体で考えるんやで!

問2

人々の暮らし向きの様子・中流に関するイメージ・社会に関する考え方等に関する問題です。

正答:2

1.×:イメージする「中流の暮らし」を送るのに必要な年収は、有配偶者・無配偶者どちらも「600万円以上」の割合がもっとも高くなっている。(P3)

2.〇:選択肢のとおり。(P7)

3.×:将来の暮らし向きの見通しについて、どの種別でも「今の暮らし向きを維持できる」と答えた人の比率が一番高い。(P18~21)

4.×:「どちらかと言うと思わない」の割合(47.7%)がもっとも高く、次いで「どちらかと言うと思う」(31.5%)、「全く思わない」(17.9%)、「強く思う」(3.0%)の順となっている。

問3

キャリアコンサルティングが、労働者のキャリア形成意識やキャリア形成に及ぼす影響に関する問題です。

参考:令和4年版労働経済の分析(厚生労働省)

正答:2

1.×:派遣社員や契約社員等ではキャリアコンサルティング経験がある者の割合は正規雇用労働者と大きな違いは無いが、パート労働者については低くなっている。(P220)

2.〇:選択肢のとおり。(P221)

3.×:キャリアコンサルティングを受けた経験がある者の方が、現在の仕事内容や職業生活全般について、「満足している」「おおむね満足している」と感じる者の割合が高くなっている。(P222)

4.×:キャリアコンサルティングを受けた経験がある者の方が、自らの職業能力が他社で通用すると考えている者の割合が高い(P225)

最新資料はこちらをチェック

厚生労働省:労働経済白書

問4

ホランド(Holland, J. L.)の理論に関する問題です。

正答:2

1.×:ライフ・キャリア・レインボー理論を提唱したのはスーパーである。(渡辺:P48)

2.〇:選択肢のとおり。(渡辺:P74)

3.×:ホランドの6領域は、現実的領域(Realistic)、研究的領域(Investigative)、芸術的領域(Artistic)、社会的領域(Social)、企業的領域(Enterprising)、慣習的領域(Conventional)である。(6訂版:P68)

4.×:ホランドの6領域に基づいた代表的なキャリア・アセスメントツールは、VPI職業興味検査である。(渡辺:P62)

問5

多文化・社会正義論に関する問題です。

正答:1

1.〇:選択肢のとおり。(P99)

2.×:異文化キャリアアセスメント論を主張したのは、ファド(Fouad,N)である。参考:資料シリーズ№165(P14、P73~74)

3.×:「キャリアガイダンスの4つのイデオロギー」を提唱したのは、ワッツ(Watts,A.G)である。(P98)

4.×:「文化を取り入れたキャリアカウンセリングモデル(Culture-InfusedCareerCounseling: CICC)」を提唱したのは、ナンシー・アーサー(Authur)である。(P95)

問6

ジェラット(Gelatt, H. B.)の意思決定理論に関する問題です。

正答:2

1.〇:選択肢のとおり。(P47)

2.×: 「予測システム」、「価値システム」、「決定システム」の3段階が正しい。(P48)

3.〇: 選択肢のとおり。(P48)

4.〇: 選択肢のとおり。(P48)

ジェラットはワイの好きな理論家の一人や!
好きな理論家を増やしていくと理解も深まっていくで!

【キャリコン】ジェラットの意思決定理論と主観的可能性【積極的不確実性の重要性】
意思決定論のハリィ・ジェラット(Gelatt.H.B)ですが、前期の連続的意思決定プロセスと後期の積極的不確実性を主要概念とする理論があります。 テストでよく見るのは意思決定ですが、両方覚えておきたいところです。 本記事では、ジェラットの主...

問7

キャリアの理論に関する問題です。

正答:4

1.×:シュロスバーグの4Sの説明である。(P193)

2.×:予期していた出来事」「予期していなかった出来事」「期待していたものが起こらなかった」の3つが正しい。(P193)

3.×:変化の激しい環境下での転機に対処するための意思決定の枠組みは「積極的不確実性」が正しい。(P119)

4.〇: サビカスのキャリア・アダプタビリティのに関する説明として正しい。(P96)

問8

防衛機制に関する問題です。

参考: 資料シリーズ№165 (P103)

正答:1

1.〇:「合理化」に関する説明として正しい。

2.×:「昇華」の説明である。

3.×:「投影」の説明である。

4.×:「同一化」の説明である。

問9

精神分析療法に関する問題です。

正答:3

1.〇:「自由連想法」に関する説明として正しい。(杉原:P180)

2.〇:「抵抗分析」に関する説明として正しい。(杉原:P183)

3.×:「逆転移」ではく「転移」の説明である。(杉原:P187-188)

4.〇: 「カタルシス効果」に関する説明として正しい。参考:日本の人事部

問10

カウンセリングの理論や心理療法に関する問題です。

正答:1

1.〇:スキナーの行動理論に関する説明として正しい。(資料シリーズ№165:P123)

2.×: 吉本伊信の内観療法の説明である。
参考:一般の皆様へ(内観について)(日本内観学会)

3.×:交流分析の提唱者はバーンである。(資料シリーズ№165:P108)

4.×:パールズのゲシュタルト療法の説明である。
参考:
パールズのゲシュタルト療法【今、ここでの気付き】

カウンセリング理論の組み合わせ系問題やな!
苦手な人は、下のリンクでしっかり対策しとこ!

【キャリコン】カウンセリング理論や療法に関連する用語の組み合わせ◯✕練習問題
理論や療法に関連する用語の組み合わせに関する◯✕練習問題になります。 本記事の問題はキャリアコンサルタントの試験対策用に作っていますので、 全過去問の傾向 を主に参考にしているのと、問は随時追加していこうと思っています。 では◯✕練習問題ス...

問11~問20の解説へ

タイトルとURLをコピーしました