「ロープレの練習で緊張してしまう。周りの皆は落ち着いているのに、自分はできなくて自信がなくなってしまいます。何かいい方法があれば教えて下さい。」
といった質問をいただいたので、お答えします。
僕も、正直ロープレには苦手意識が強く、練習でも毎回緊張していました。ただ、試行錯誤することで、最終的には初期ほどの緊張がなくロープレ練習に臨めるマインドを構築していきました。
本記事では、僕が実際に、ロープレの練習で緊張しないためのマインドを作っていった方法をお伝えします。
ロープレ練習で緊張する理由
僕はロープレの際、
- 失敗したらどうしよう?
- うまくできなかったら恥ずかしい
- 自信がない
といった考えが頭を巡り緊張してしまい、自分から進んでロープレをやりたいと思うまでにとても時間が掛かりました。どちらかというと『嫌だなぁ…』という感情の方が大きく、CC役・CL役・観察者役を決める際も『いきなりCC役になりませんように…』とか願っていたというのが本心になります。
意外と内気なんやなw!(ワイもやで…)
ただ、ある時期から気持ちが切り替わり、ロープレに対して上に書いた様な思いは軽減できました。今から、実際に僕がマインドチェンジしていった方法を紹介します。
1.練習は本番じゃないというマインド
僕のマインドが変わった1番のポイントがこれでした。
ある時、『よく考えたらロープレ練習は緊張するけど、別に本番じゃないな…。じゃあ練習ってどういう場所なのかな?』と率直に思い、僕なりに定義してみました。
練習とは、
- 学んだ技法を試す場所
- 恥をかける場所(実際は恥じゃない。)
- 失敗をしてフィードバック込みで分析する場所
- 間違えてもいいので向上の為に挑戦する場所
- 試験本番に向けて慣れる場所
と考えました。
つまり、ほぼ失敗することを前提に行います。失敗して自分の弱点を明確化し、皆の協力を元に分析して、本番に向けてレベルUPを図る場所ということになります。
自分にとって『全ての練習は本番のための過程にすぎない。』と考えると分かりやすいかも知れません。
このことを決めたときに、恥ずかしさや失敗を恐れる気持ちが幾分軽減され、むしろ練習では失敗経験を多く積んだ方がよいと思えるようになりました。
特に養成講座仲間との自主開催で行うオンラインロープレは、上の様なマインドで挑む絶好の場所でしたので、活用されることをオススメします。
ワイはカッコつけやから、恥ずかしくなってしまうわ!
けど、初めから上手く出来んくて、当たり前やもんな!
2.練習回数を増やそうと思えるマインド
試験本番ではCL役の方がいらっしゃいます。そして、まず間違いなくその方も緊張しています。
緊張しながらCL役として責務を果たそうとしている方のためにも、本番では、キャリアコンサルタントとして、自己一致し落ち着いた状態で向かい合うという目標を立てました。
また、この目標には、CL役の方より緊張してしまっては『きっと普段どおりのロープレはできないであろう。』という考えもありました。
そして、目標達成のためにも、練習回数を少しでも増やして慣れておきたいと考える様になりました。
この目標を立てることで、練習を単体で認識するのではなく、目標までの過程であるというマインドが強くなっていき、苦手意識の強かった練習を、以前より精力的にこなして慣れたいと考えられる様になりました。
ふーん。目標を明確にしたら、練習がしたくなってくるってことか。
まとめ:緊張しない人はほぼいない
性格等もあるかも知れませんが、緊張しない人はほぼ居ないと思います。
実際に、僕の周りの養成講座仲間も、本番では皆緊張したと言っていますし、講師の方も仰っていました。もちろん、練習で緊張される方も、僕を含めてたくさんいました。
緊張してしまうのは、皆も同じです。(大小問わず)
ただ、その緊張に感情や思考が囚われてしまわない様にするために、まずは練習を、
- 学んだ技法を試す場所
- 恥をかける場所(実際は恥じゃない。)
- 失敗をしてフィードバック込みで分析する場所
- 間違えてもいいので向上の為に挑戦する場所
- 試験本番に向けて慣れる場所
と捉えた上で目標を設定することで、今までと違うマインドでロープレと向き合うことができるかと思います。
目標は面接試験本番で合格ラインを突破することです。そのためには『全ての練習は本番のための過程にすぎない。』というマインドから作っていくことも大事だと考えます。
練習でいっぱい失敗して、緊張に慣れていきましょう!
今後受験される方にとって少しでもヒントになれば嬉しいです。
コメント
私がトライしたマインドセットです。(すべての方に当てはまるかはわかりませんが・・・)私には緊張すると声帯が震えてまともに会話ができないというやっかいな癖がありました。とにかく緊張を解さないと試験どころではありません。(試験前の最終のロープレ練習でもまだ声が震えていました。)毎度緊張を抑えるために「落ち着け、落ち着け」と心で唱えていましたが、これがそもそも間違いでした。試験当日思いついたこと・・・それは緊張を受け入れることでした。緊張している自分を自己理解することですかね(笑)あとは実技試験が始まって第一声、クライエントに対して「緊張していますか?」と聞くこと。これが減点対象になってしまえば仕方ないと覚悟の上のセリフでした。クライエント役の方はすかさず「緊張しています」と仰ってくださり、私は「大丈夫ですよ。リラックスしてお話しくださいね」と続けたことろ、不思議とスーーーーッと緊張が晴れていったのです。その後、持っている力を十分に発揮することが出来、結果オールA判定の合格をいただきました。(学科は2問足りずで不合格でしたが(TT))クライエントに向けた言葉は実は自分に向けた言葉だったんですね。マインドセット本当に大切だなと思った経験でした。(*^^)v