このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第25回学科試験 問41~問50の正答解説と参考元
問41
仕事理解の支援に関する問題です。
正答:1
1.〇:選択肢のとおり。
厚生労働省編職業分類の改定について(令和4年4月14日)(厚生労働省)
2.×:厚生労働省編職業分類は、日本標準職業分類(総務省)に準拠している。
3.×:厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET、愛称job tag)では、事業所検索や、就職診断はできない。
4.×:厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET、愛称job tag)では、各職業の紹介動画を見ることができる。
job tagはなかなか使えるサイトなんや!
論述でも仕事理解や情報収集に活用できるから、一度は見ておくんやで!
問42
啓発的経験に関する問題です。
正答:1
1.〇:選択肢のとおり。(6訂版:P365)
2.×:啓発的経験に含まれるインターンシップ等において、有給無給問わず多様な形態の取組を目的に合わせて柔軟に取り入れることが重要。
参考:「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)(P5)
3.×:啓発的経験は期間の長さに関わらず実際の体験を伴った「社会理解・職業理解」に役立つ経験なので職務に求められる能力やキャリア・ルートを理解する手がかりとなる。
(啓発的経験:P1)
4.×:職場見学も啓発的経験に含まれる。
(啓発的経験:P1)
問43
キャリアコンサルティングにおける目標設定のステップに関する問題です。
正答:1
1.〇:選択肢のとおり。(P382)
2.×:キャリアコンサルタントは、クライエントの立てた目標が扱いきれないと判断した場合、他の適当な機関やカウンセラーへリファーすべきである。(P381)
3.×:キャリアコンサルタントはクライエントと一緒に努力したい意志をはっきり伝える。(P383)
4.×:キャリアコンサルタントとクライエントは目標達成のために相互に意志やできることを表明する関係である。(P382)
問44
システマティック・アプローチのプロセスにおける「方策の実行」の支援に関する問題です。
正答:2
1.×:自身の経験を踏まえて決定するのではなく、時間をかけたカウンセリングができない場合はクライエント自身が情報を収集できるように、その方法に関する情報を提供すること等で補う。(P385~387)
2.〇:選択肢の通り。(P384~385)
3.×:クライエントが自分の責任で実行するが、キャリアコンサルタントも契約した役割を実行する。(P385)
4.×:クライエントと契約した事項がある場合は1つずつ確認する。(P385)
問45
キャリアコンサルタントによる、クライエントの組織への適応支援に関する問題です。
正答:3
1.〇:選択肢のとおり。(6訂版:P233~234)
2.〇:選択肢のとおり。(渡辺:P96、P107)
3.×:すぐに転職先を探すよう背中を押す対応は不適切。まずは意志・意図を徹底して確認し、基本的には組織内に留める方向で話を進め、転職せざるを得ない場合などは介入支援を行う。(6訂版:P269)
4.〇:選択肢のとおり。(6訂版:P228)
問46
相談過程の評価に関する問題です。
正答:1
1.×:クライエントが目標に照らしてどのレベルまで達成したかを、クライエントとカウンセラーで客観的に認識し、共有する。これは、その後の目標に向かって対処し、成果を維持するのに役立つ(P397)
2.〇:選択肢のとおり(P398)
3.〇:選択肢のとおり(P398)
4.〇:選択肢のとおり(P397)
言い回しが難しい印象やけど、そんな時こそ冷静に今まで学習したことを思い出して取り組むんやで!
問47
「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」(厚生労働省、令和3年6月)で示された、キャリアコンサルティングの普及活動に関する問題です。
正答:3
1.〇:選択肢のとおり(報告書:P1)
2.〇:選択肢のとおり(報告書:P2)
3.×:ジョブ・カードは、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールとして、学生、在職者、求職者など幅広い方の求職活動やキャリア形成に役立つものであり、特段、就業経験の少ない人向けに開発されたものではない。(マイジョブ・カード)
4.〇:選択肢のとおり(報告書:P4)
問48
企業領域で活動するキャリアコンサルタントのネットワークの認識と実践に関する問題です。
正答:3
1.〇:設問に関する説明として正しい。「アルムナイネットワーク」をつくって退職した元社員と交流を続け、即戦力としての再雇用や、知見の導入につなげようと取り組んでいる。人材の獲得競争が激しくなる中、企業と人材の新たな関係づくりが注目されている。
2.〇:設問に関する説明として正しい。(ガイドライン:P4)
3.×:キャリアコンサルタントには、倫理綱領に示されているように守秘義務があり、プライバシー保護に最大限留意する必要がある。(倫理綱領第5条)エンゲージメント・サーベイの個人の情報を活用するためには、相談者の同意を得る必要がある。
4.〇:設問に関する説明として正しい。
この問題に関する他の参考資料はこちら!
厚生労働省:治療と仕事の両立支援ナビ企業・医療機関連携マニュアル令和3年3月改定版)
キャリアコンサルタント倫理綱領(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会)(令和6年1月1日改正 )
ひとくちメモ
・アルムナイネットワークとは?
「アルムナイ」とは「卒業生」という意味です。
退職した元社員(定年退職者以外)とのネットワークのこと。
・エンゲージメント・サーベイとは?
従業員のエンゲージメントを数値化・定量化するための調査、または調査を行うためのツールそのものを指します
問49
キャリアコンサルタント倫理綱領に関する問題です。
正答:2
1.×:キャリアコンサルタント倫理綱領は、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会が公表している。
2.〇:選択肢のとおり。(序文)
(令和6年1月1日改正:前文)
3.×:キャリアコンサルタントは、相談者の利益はあくまでも第一義とし、研究目的や興味を優先してキャリアコンサルティング行ってはならない。(第3条3項)
(令和6年1月1日改正:第9条3項)
4.×:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを実施するにあたり、相談者の自己決定権を尊重しなければならない。(第9条)
(令和6年1月1日改正:第10条)
この問題に関する最新資料はこちら!
キャリアコンサルタント倫理綱領(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会)(令和6年1月1日改正 )
問50
キャリアコンサルタントとクライエントとの関係に基づいた行動に関する問題です。
正答:2
1.×:キャリアコンサルタントは相談者との間において想定される問題や危険性について十分配慮してキャリアコンサルティングを行わなければならない。(第10条1項) 相談室以外の場所での面談は、プライバシーの保護が必要であり、食事をしながらの面談は、適切ではない。
(令和6年1月1日改正:第11条1項)
2.〇:職業倫理に照らし問題のない行動である。(第10条1項)
(令和6年1月1日改正:第11条)
3.×:相談者との多重関係を避けるよう努めなければならない。(第10条2)
(令和6年1月1日改正:第11条2項)
4.×:キャリアコンサルタント自身の趣味に関する話題提供を中心として面談を終えるのは適切ではない。
この問題に関する最新資料はこちら!
キャリアコンサルタント倫理綱領(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会)(令和6年1月1日改正 )
第25回過去問、最後までお疲れ様やで!
間違えたとこは、伸び代になるんや!しっかりここから積み上げていこう!