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【31問~40問】第27回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第27回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第27回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元

問31

労働安全衛生法に基づくストレスチェックの実施ならびに安全配慮義務の実施にかかる、事業者の対応例に関する問題です。

正答:1

1.×:常時50人以上の労働者を使用する事業場に実施義務があります。(P4)

2.〇:適切である。(P7₎

3.〇:適切である。(P8₎

4.〇:適切である。(P13₎

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厚生労働省:ストレスチェック制度関係法令等

問32

多文化キャリアカウンセリングに関する問題です。

正答:3

1.×:まずは、キャリアカウンセリングを提供する側のものの見方、つまり自分自身の中にある「バイアス」を十分に意識することが必要である。それが多文化キャリアの基礎となり、クライエントの文化に応じ、社会的に公平なキャリア支援を行うことに繋がる。

2.〇:選択肢のとおり。

3.×:カウンセラー自身の内にある「バイアス」を意識することが多文化キャリアカウンセリングの基礎となる。キャリアカウンセラー自身の文化的アイデンティティ(他の文化に対する自信の偏見やバイアス等も含めて₎を自覚する必要がある。

4.×:多数派と異なる文化を持つ少数派・マイノリティは、社会的に不利益を被る層でもある。「バイアス」を意識させるかどうかよりも、クライエントの文化に応じ、かつ社会的に公平なキャリア支援を行う必要がある

これから注目していきたい領域の出題やったな!

問33

「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(厚生労働省、2010年₎で述べられた、ひきこもりに関する問題です。

正答:1

1.×:ひきこもりという用語は病名ではなく、あくまで対人関係を含む社会との関係に生じる現象の一つをおおまかにあらわしている言葉です。(P10₎

2.〇:選択肢のとおり。(P6₎

3.〇:選択肢のとおり。(P10₎

4.〇:選択肢のとおり。(P11₎

最新資料はこちらをチェック

厚生労働省:ひきこもり支援推進事業

問34

カウンセリング技法の一つである「開かれた質問」に関する問題です。

正答:1

1.×:「はい」「いいえ」など一言二言で答えられるものではなく、クライエントの自由な応答を促しており、開かれた質問である。

2.〇:設問に関する説明として正しい。

3.〇:設問に関する説明として正しい。

4.〇:設問に関する説明として正しい。

問35

マイクロカウンセリングにおける、カウンセラーの自己開示に関する問題です。

正答:4

1.〇:設問の説明として正しい。

2.〇:設問の説明として正しい。

3.〇:設問の説明として正しい。

4.×:道徳的に疑問のある体験を、包み隠さずすべて開示する必要はない。

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問36

ベーシック・エンカウンター・グループに関する問題です。

正答:4

1.〇:設問に関する説明として正しい。

2.〇:設問に関する説明として正しい。

3.〇:設問に関する説明として正しい。

4.×:エンカウンター・グループではあらかじめエクササイズなどの課題は用意されておらず、フリートーク主体で行われる。

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問37

職務経歴書に関する問題です。

正答:3

1.×:職務経歴書の目的は、採用担当者に対して自分の実務能力をアピールすることにある。(P13)

2.×:職務経歴書においては、職務経歴や資格などがなく、実務能力に自信がないという場合でも、①応募職種と関連するアルバイト経験、②訓練・研修の経験、③現在勉強中の分野、④自分の性格・行動特性⑤仕事への姿勢・意欲、⑥将来目標・将来の可能性などの面から自分をアピールすることができる。特技・趣味については履歴書に記載する(P6、P13)

3.〇:選択肢のとおり。

4.×:職務経歴書の記載項目は自由である。ただし、冒頭部分の「標題」、「氏名」、「日付」及び「職務経歴」は必須であり、そのほか、自分をアピールできる項目を自分なりに選んで追加することが一般的である。職務経歴書は様式が自由であるだけに、レイアウトや文字の大きさなど記載の見やすさもアピール要素になる。(P13)

問38

カウンセリングプロセスに関する問題です。

正答:1

1.×:カウンセラーとクライエントの間に良い人間関係(ラポール、リレーション)を作る事は大切だが、共同してカウンセリング目標を定め、計画を立て、その計画を達成する方策を体系的に進めるという目的を忘れてはならない。(P378)

2.〇:設問に関する説明として正しい。(P398)

3.〇:設問に関する説明として正しい。(P380)

4.〇:設問に関する説明として正しい。

問39

信頼関係の構築に関する問題です。

正答:2

1.×:信頼関係とは、お互いが安心した状態で頼りにしあえる関係のことを指す。一方方向ではなく「相互」の関係性である。(宮城:P146)

2.〇:設問に関する説明文として正しい。(6訂版:P371~372)

3.×:終始ビジネスとして行われるものではない。クライエントの自己開示にはカウンセラーとの信頼関係が前提条件となる。(宮城:P146)

4.×:キャリアコンサルタントは、クライエントに対して無条件の肯定的関心を持つこと(受容的な態度)が求められているため、即座に指摘をするのは適切ではない。(6訂版:P110)

問40

心理テストにおける信頼性に関する問題です。

正答:1

1.〇:設問に関する説明文として正しい。(二村:P162)

2.×:信頼性はテスト結果の正確性を表す概念である。(6訂版:P140)

3.×:信頼性は、構成された尺度得点がどの程度安定しているかが基準となるので、尺度の項目数を少なくすることで高まるとは言い切れない。(二村:P162~163)

4.×:測定値のなかの誤差の含まれる割合が低いほど、真の得点に近い値を提供するため、そのテストの信頼性は高くなる。(6訂版:P140~141)

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