これからキャリアコンサルタント学科試験受験される方に向けて、必ず抑えておきたい書籍をまとめておきたいと思います。
キャリコン関係の本は、1冊1冊がなかなかのお値段となっていますが、出題された問題と解答の意味を定着させるためには欠かせない書籍になっています。
養成講座で貰ったよ!っていう書籍もあるかも知れませんが、僕が学習期間中に何度も開いた5冊をお伝えしたいと思います。
キャリアコンサルティング理論と実際
キャリアコンサルティング理論と実際 5訂版 木村周
木村周先生の著書になります。僕の通っていた養成講座ではテキスト的な位置づけで配られました。これまでの過去問の傾向だと、このキャリアコンサルティング理論と実際から最も出題されています。(2022年6月試験現在)
個人的には、キャリコン勉強を始めたばかりの頃は、なかなか読書が進まなかった一冊ですが過去問を解くうちに分からないところはチェックするという辞書の様な感覚で使っていました。
学科試験の出題範囲が、ほぼ一冊で網羅されており、キャリアコンサルタントを目指すなら必ず持っておきたい一冊になります。
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キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版 木村周,下村英雄
木村周先生の著書である5訂版から下村英雄先生へと引き継がれ改訂された6訂版となります。
5訂版からの改訂・加筆された内容も多く、今後のキャリアコンサルタントに必須の書籍になります。同時に国家資格取得を目指す受験生にとっても一つの指針となる書籍になるかと思います。
キャリアコンサルティングに関わるキャリア理論、カウンセリング理論、社会経済動向等、技法、領域等が網羅的かつ体系的に記載されているので、5訂版と同じ位置づけで、過去問解説などと併用しながら辞書の様に試験対策に大いに活用できます。
Amazon商品ページ:キャリアコンサルティング理論と実際 6訂版
新版 キャリアの心理学第2版 渡辺三枝子
渡辺三枝子先生の著書で、こちらも多くの問題が出題されています。しかも、その出題率は最近増加傾向にあるで要チェックというか、絶対に持っておきたい教科書になります。
理論と実際と比較すると、読みやすく、理論の提唱者について一人一人を深堀りして書かれているので、じっくり学習することができます。
こちらも過去問を解いているうちに辞書代わりとしての活躍することが多くなるかと思います。
Amazon商品ページ:新版 キャリアの心理学【第2版】―キャリア支援への発達的アプローチ―
キャリアカウンセリング 宮城まり子
宮城まり子先生の著書になります。こちらは初期の学科試験ではかなり出題されていたのですが、徐々に出題傾向は減ってきていますが、個人的にはかなり読みやすく、他の本には記載が少なく宮城先生の本だと詳しく書かれているという理論もありましたので、必須になります。
こちらも網羅的にキャリアカウンセリングについて書かれています。
木村先生のキャリアコンサルティング理論と実際と微妙に表記が違う箇所がある点も要チェックです。
Amazon商品ページ:キャリアカウンセリング (21世紀カウンセリング叢書)
働くひとの心理学 岡田昌毅
岡田昌毅先生の著書になります。これまでに出題された理論によってはこの本にしか書かれていないものもあります。
過去問ベースに学習される方が多いと思いますので、知らない戸惑わないためにも持っておきたい一冊になります。
僕は、試験勉強を始めた頃に持っていなくて、ネットで調べても詳しく出てこないし困っているときに、この書籍が出典元であることを知りすぐに購入した思い出があります。弱点をなくすのにオススメの1冊です。
Amazon商品ページ:働くひとの心理学―働くこと、キャリアを発達させること、そして生涯発達すること
人事管理入門 今野浩一郎
人事労務関連の学習には欠かせない一冊になりますが、僕は読むのが大変でした。ただ、本当に詳しく書かれているので、会社の制度等が苦手な方は、分からない部分を読み込むことで理解できるようになるかと思います。
僕は職能資格制度等や出向・異動等の詳細についてはこの本で学習して覚えました。
Amazon商品ページ:人事管理入門 (日経文庫)
資料シリーズ No.165 職業相談場面におけるキャリア理論及び カウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(労働政策研究・研修機構)
キャリアコンサルタント業界では、いわゆる『ジル』と呼ばれる1冊になります。こちらは購入しなくても無料でPDFがダウンロードできる様になっています。必須資料です。
PDFダウンロード:資料シリーズ No.165
過去問の傾向からは出題率も高めになっています。
もしも、書籍として手元に置いて勉強されたい方は購入も可能となっています。タイトルは違いますが、内容はほぼ一緒です。
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まとめ
これらの本があって助かるのは、やはり過去問を解いていて、知らない理論や講座で習っていない問題が出題されたときでした。
ここに上げた書籍の中から、そのままの一文が問題として出されているケースが多くなっています。
また、学科試験も問題と解答だけを覚えても、対応できない傾向になってきています。僕は、それらの問題を理解するためにもこれらの書籍を手元に置いて調べながらクリアにしていきました。基礎をしっかり固めるような感覚です。
表面的な記憶ではなく本当に理解しているかを問われる出題傾向になりつつあるので、その点では良い勉強法だったと思っています。
これから、キャリコンを目指される方の参考になれば幸いです。
渡辺先生の新版キャリアの心理学はオススメやで!
かなり出題率が上がってきてるからな!
また実技面接試験のロープレ対策に大変参考になった書籍を下記記事で紹介していますので参考にしていただければと思います。