「キャリアコンサルタント面接試験の対策を始めたいけど、どんな練習をやっていけばよいですか?実際に行った練習や流れを教えてください。」
といった方に向けて、お答えします。
僕が実際に行った面接試験対策としては、
- マインド面
- 養成講座仲間とのオンライン練習会
- 養成講座の無料ロープレ練習
- 実践形式の有料ロープレ練習
等を中心に行い、少しずつ自己一致できるスタイルというものを身に着けていきました。
本記事では、上記の様な論述試験対策を行い、その上で合格に結びついたと感じる効果的だったマインドや練習方法を基礎的なロードマップとしてまとめていますので参考にしていただければと思います。
1.ロープレが上達するためのマインド
まずは慣れる
僕もでしたが初めの頃はロープレ練習の際に、とても緊張します。そして、落ち着いているように見える周りのキャリアコンサルタント役の方も緊張している方がほとんどです。
つまり、緊張して当たり前の状況なのです。ですので、自分自身が緊張していることを駄目なことの様に思わないでください。
そんな緊張して当たり前の空間の中で、今の自分はキャリアコンサルタントとしてどれくらいロープレができるのか?という自己理解を深めながら、少しずつ緊張を受け入れていくというマインドを意識してみてください。
そのためにも、いつも同じ顔ぶれでの練習より、初めて会う方との練習が効果的です。キャリコンスタディの無料ロープレ練習ルームを活用していただければと思います。
またロープレ練習で緊張しないためのマインドセットを下記にまとめていますので参考にしてください。
出来には波がある
ロープレは毎回、上手くいくとは限りません。プロのキャリアコンサルタントも至らなかった点は試行錯誤し、スーパービジョンを受けながら自己研鑽を続けています。
そして僕自身もでしたが、資格取得を目指している過程では、なおさら下のツイートのように、前回は上手く出来たのに今回は出来なかったという波があるかと思います。
ロープレの練習はうまく出来た時、出来なかった時の波がある件
ただ、ダメだった時は凹んで、出来ない事を受容して、そこから研鑽を積むことで、前に出来たときより上にいけるという法則もあります
僕も養成講座仲間も皆この波を経験しています🏄
つまり、失敗した時は前進のチャンス😋#キャリコン
— しん✏キャリコンスタディ(中の人) (@CareconShin) January 8, 2021
ただ、上手く出来なかった時こそ成長のチャンスになります。『弱点は言い換えると、伸び代』だと僕は思っています。
自分自身の課題をしっかり受容して、失敗を恐れずに次回以降に繋げられるように克服していきましょう。
2.学科&論述との相互作用でスキルUP
実は、学科と論述の学習はロープレのスキルUPに大いに関係があります。
学科との関係性
まず、学科はざっくりと、
- CLと接するためのカウンセリング理論等
- CLの抱える問題を見立てる&今後の展開のためのキャリア理論や法令・制度等
- 今後の展開としてのアセスメントツール・理論・関わり方(姿勢や技法など)
等(JCDAとキャリ協でアプローチは違いますが)キャリアコンサルタントとして、クライエントと向き合い面接を行うための一般的な流れに合わせて学習します。
ですので、これらの学科を学習する際に実際にロープレにどう活かしていけるのかという本質(学習する理由)をしっかり考えながら進めることで、ロープレでの見立てや今後の展開といったポイントになる部分の引き出しに繋がっていきます。
論述の場合
また、論述の学習では、
- 学科で得た知識をアウトプットできる
- キャリアコンサルタント視点で問題点の把握ができる
- 面接の口頭試問に活かせる
といった効果があります。
特に論述の今後の方針・展開は口頭試問と似ていますので、下の2つのツイートの通り、
論述と面談は実技というくくりなので、片方のレベルが上がると相乗効果で成長します✨
これはオンライン勉強会でも皆口々に言っていました
僕が受けたのはCC協議会ですが、特に論述の『今後の展開』は面談の『口頭試問』と似ているので、ロープレができないときは論述で口頭試問の学習もできます🤩
— しん✏キャリコンスタディ(中の人) (@CareconShin) December 27, 2020
論述の今後の展開が書けるようになってくると、それを意識して口頭試問を答えるだけで、回答としてのまとまりが洗練されてきます
そうなると、今度は論述の回答も自己一致した状態で書きやすくなります😋
このループを実感すると勉強がさらに楽しくなります🤩
— しん✏キャリコンスタディ(中の人) (@CareconShin) December 27, 2020
と、論述のレベルが上がることで、同時に口頭試問の回答にもまとまりが出てくるようになります。
このステップはかなり大事なポイントになります、学科と論述とロープレはそれぞれが相互関係で繋がっていることを覚えておいてください。
3.レッスンで課題抽出&強みの明確化
ここからは実践です。ロープレのスキルUPの際に、必ず行ってほしいのが専門のオブザーバーがいるロープレレッスンになります。
この際も、レッスン選びには注意が必要です。
様々なレッスンがありますが、
- フィードバックでの言葉がキツい
- 言っていることが毎回変わる
- テンプレ的な対応をするように言われる
- オブザーバーとしての研修を受けていない資格取得したての有資格者がオブザーバー
といった教え方をするところは、レッスンを続けていく中で余計に混乱してしまうこともあるかと思いますので、注意してください。迷ったらキャリスタに来ていただければ間違いないです。
僕は通っていたスクールが開催するロープレレッスン(有料)に何度か参加しました。ただ、スクールではそんな講座が無いよって方は、キャリコンスタディの個別ロープレレッスンを受講してみてください。キャリコンスタディで研修を受けた専門オブザーバーと専門クライエント役のスタッフが対応しています。受講生一人ひとりに寄り添って、ご自身の強みと課題を明確にしていきます。まだの方はなるべく早い段階で受講されることをオススメしています。(試験前1ヶ月くらいは申込みが出来なくなるくらい予約で埋まという理由もあります💦)
受講された方からの感想メッセージもまとめていますので、参考にしてください。
キャリコンスタディの専門のスタッフから、自分の強み・課題などの的確なフィードバックを受けたり、一緒に考えることで口頭試問や見立ての引き出しが増えます。
スタッフは皆、キャリコンスタディで研修を受けて、レッスンの後も研鑽と振り返りを毎回おこなってるんやで!あと、受験生それぞれのシートも作成して、皆のことを支えてるんや!ワイもたまに現れるから、そのときはヨロシクやで!
4.回数をこなして、課題に挑戦していく
実技面接試験までにこなしておくべきロープレの回数は10から50回とも言われますが、僕は人によって様々だと思っています。ただ、通われている養成講座でのロープレ練習だけでは、足りない・不安だと思われる方がほとんどではないかと思います。
ですので、養成講座仲間とオンラインで練習されるのもよいですし、キャリコンスタディでも全国のロープレがしたくても出来ない方や、もっと練習をしたいといった方に向けて、無料のロープレ練習の場所(オンライン)を開設しております。毎回全国の多くの受験生の方が集まっているので、ぜひ参加いただければと思います。
初めにお伝えしたとおり緊張して当たり前ですので、知らない人がいる場所でも怖がらずに挑戦してください。養成講座仲間を誘って参加される方もたくさんいらっしゃいます。
- 自分の得意・苦手なロールケース
- レッスンで分かった課題への挑戦
- 受験生仲間やスタッフとの交流・信頼関係の構築
などを意識して、参加していきましょう!
どこの場所であっても無料のロープレ練習で回数をこなすのは、課題に挑戦するためと、慣れるためという目的が大きいことを忘れないでください。スキルUPや課題の発見は専門のオブザーバーがいるロープレレッスンを受講されることをオススメします。
みんなに会えるのを待ってるでー!
まとめ
僕自身も辿った合格までのロープレ対策のロードマップをまとめると、
- マインドの強化(緊張に慣れる・失敗を恐れない)
- 学科・論述もしっかり学習(相互作用)
- ロープレレッスンを受けて課題を明確にする(同時に強みも理解する)
- 回数をこなし慣れていく(ここで課題に挑戦する)
- 試験本番形式に臨む(仕上げていく)
といった流れになります。
無料ロープレ練習は、マインド部分の緊張に慣れるためにも活用していくと良いです。そこから必要だと感じたら、より濃いレッスンに繋げるといった感覚でも良いかと思います。
どれも大事なステップになりますので、一つずつ確実に進んで行かれると良いかと思います。
また僕が実際に実技面接試験で使った技法を下記の記事にまとめていますので、参考にして頂ければと思います。