このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第30回学科試験 問41~問50の正答解説と参考元
問41
キャリアコンサルティングにおける職業情報の活用に関する問題です。
正答:4
1.×:情報を有効に活用するためには、クライエントのニーズに沿った情報を提供することが重要である。(P212~213)
2.×:職業情報をあまり知らないクライエントは情報の判断基準が乏しいため、選択肢を広げる情報提供も必要であり、知っている範囲で決定を促すことは適切ではない。(P213~214)
3.×:クライエントは自分のニーズに気づいていなかったり、活用するモチベーションが十分でなかったりと様々な場合がある。まずはクライエントがどのような情報が必要かを明らかにすることが重要である。(P212~213)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P213)
問42
「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省・厚生労働省・経済産業省、令和4年一部改正)で示された、インターンシップに関する問題です。
正答:2
1.×:インターンシップの場は一般的には企業が考えられるが、目的に応じて行政機関や公益法人等の団体なども受け入れ先として考えられる。(P5)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(P1、P8)
3.×:専攻に関連する分野だけでなく幅広い分野を対象にしたり、複数の分野を体験したりすることも望ましいと考えられている。(P5)
4.×:受け入れる企業等と学生の間に労働関係法令が適用されることもある。(P6)
問43
キャリアコンサルティングの意思決定の支援に関する問題です。
正答:1
1.〇:意志決定の支援に関する説明として正しい。(P5)
2.×:心理的な親和関係(ラポール)の形成に関する説明である。(P4)
3.×:新たな仕事への適応の支援に関する説明である。(P5~6)
4.×:家族のための短期的なライフプランの作成を支援するのではなく、ライフプランを踏まえて相談者の中高年齢期も展望した中長期的なキャリア・プランの作成を支援する。(P5)
問44
キャリアコンサルティングにおける方策の実行に関する問題です。
正答:1
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P385)
2.×:行動の主体はクライエントでありキャリアコンサルタントではない。クライエントの考えを尊重し責任をもって実行できるよう支援することが大切であり、キャリアコンサルタントが主体的に計画し実行させることは適切ではない。(P384~385)
3.×:クライエントが能力開発に取り組む際の「方策実行」支援には、励ましが含まれる。(P367)
4.×:時には文書にして、契約を取り交わす。(P385~386)
問45
就職活動の支援を行い内定を得た学生から連絡があった際のキャリアコンサルタントの対応に関する問題です。
正答:1
1.×:自分で乗り越えるよう伝える姿勢は適切ではない。内定を得た後のフォローアップも、成長を支援するために重要である。(P67)
2.×:本人の適性を考慮しない資格取得の推奨は適切ではない。(P59)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P66~68)
4.×:「不安を感じている」ということだけで内定先とのミスマッチと決めつけ、就職活動を再開するアドバイスをすることは適切ではない。一緒に思考を整理して、必要な助言や情報提供等を行い、学生の気づきや後押しを行う。(P63)
厚生労働省:学校教育領域におけるキャリア形成支援
問46
相談過程の総括に関する問題です。
正答:2
1.×:総括には時間を割いて、適切かつ客観的に、どの程度効果的にやったか、将来のために何を学んだかなどを検討する必要がある。(P400)
2.〇:相談過程の総括に関する説明として正しい。(P400)
3.×:適切にまとめられた記録は、今後のカウンセリングの参考となり、クライエント自身または第三者に対する責任を果たすことにつながる。(P400~401)
4.×:スーパーバイザーや他のカウンセラー等の第三者から助言を求めることも、評価基準の一つである。(P400~401)
問47
キャリア形成及びキャリアコンサルティングに関する教育並びに普及活動に関する問題です。
正答:3
1.×:労働者の多くが何らかの課題を感じており、キャリアコンサルティングへの一定の潜在的なニーズがあるため、キャリアコンサルティングを受けやすい環境づくりを進めて利用促進する必要がある。(P12)
2.×:従業員だけでなく企業経営層に向けてもキャリアコンサルティングが組織全体の活性化につながることを実感してもらえるように働きかける必要がある。(P11)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P12)
4.×:スーパービジョンや実践的なキャリアコンサルタント同士の経験交流会など研鑽につながる機会を積極的に行うことも必要である。(P13)
問48
キャリアコンサルタントに必要なネットワークに関する問題です。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。
2.×:企業内キャリアコンサルタントについても行政、他の専門機関や専門家との様々なネットワークが重要である。
3.〇:設問に関する説明として正しい。
4.〇:設問に関する説明として正しい。
問49
「キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会報告書」(厚生労働省、令和5年12月)で示された、スーパービジョンに関する問題です。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P11)
2.×:個人に対する相談支援のみならず、企業領域における組織·環境への働きかけも含めた様々なキャリアコンサルティングの内容に応じたスーパービジョンを行うことのできる指導力を身につけることの必要性にも留意が必要である。(P12)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P12)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P12)
問50
キャリアコンサルタント倫理綱領(特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会、令和6年1月改正)に示されている、キャリアコンサルタントの守秘義務の例外事項に関する問題です。
正答:4
1.×:該当しない。
2.×:該当しない。
3.×:該当しない。
4.〇:選択肢のとおり。

ここまでお疲れ様やでー!
後半はなるべく落としたくない問題が多かったな!
その調子で次の過去問も頑張っていこうな!




