このコンテンツは過去の学科試験の、
- 各問題の解説
- 各問題の正答
- 参考書籍・参考資料等
- キャリコンスタディ内の学習ページ
- 語呂合わせ
をまとめています。
解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。
第30回学科試験 問31~問40の正答解説と参考元
問31
人生の転機に関する問題です。
正答:4
1.×:シャインは、3つのサイクルのうち仕事・キャリアに関わるサイクルを、外的キャリアと内的キャリアの2つの軸で捉え、そのうち外的キャリアを組織内キャリア発達として概念化した。(P56~58)
2.×:「予測していた転機」「予測していなかった転機」「期待していたものが起こらなかった転機」に整理したのはシュロスバーグである。(P59)
3.×:岡本祐子が、アイデンティティ・ステイタスの発達経路が変動的であることから「アイデンティティのらせん式発達モデル」を提唱したのは、青年期から中年期である。(P83)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P59~60)
問32
LGBTに対するキャリアカウンセリングに関する問題です。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。
2.×:キャリアカウンセリング時に大切なのは、LGBTをその属性のもとでみるのではなく、一人ひとりの固有な経験を好意的関心をもって傾聴することである。自分の認識だけで勝手に判断し、対応を決めつけるのは適切ではない。
参考:キャリア・カウンセリングエッセンシャルズ400(日本キャリア・カウンセリング学会)P161
3.〇:設問に関する説明として正しい。
4.〇:設問に関する説明として正しい。
問33
リハビリテーション・カウンセリングの理念に関する問題です。
第23回問33とほぼ同じ。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P31)
2.×:病気や障害だけに焦点を当てて、それがあたかもその人のすべてであるかのような見方をするのではなく、その人のいろいろな側面をあわせて全体としてアプローチしていく。(P30)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P33)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P33)
問34
アイビイが提唱したマイクロカウンセリングの「積極技法」に分類されるものに関する問題です。
正答:4
1.×:意味の反映は、かかわり技法である。
2.×:感情の反映は、かかわり技法である。
3.×:はげましは、かかわり技法である。
4.〇:選択肢のとおり。

積極技法には、指示、論理的帰結、解釈、自己開示、フィードバック、助言、情報提供などがあるんやで!

問35
心理カウンセリングにおけるカウンセラーの聴き方に関する問題です。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。(P120)
2.×:自分なりの枠組みで分析するのではなく、クライエントの「認知の枠組み」(内的準拠枠)を理解し、そこからクライエント理解を目指す姿勢·態度が求められる。(P120~121)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P120~121)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P118~121)
問36
ファシリテーターがグループワークを実践する際の心構えや、考え方に関する問題です。
正答:4
1.×:ファシリテーターはあくまで学習者の「参加と対話」を促し、その「プロセス」を志向する存在である。(資料シリーズ№165)
2.×:ファシリテーターは、メンバーが相互にわかりあうための安全な風土づくりをする役割があり、歯を食いしばって頑張ることを優先し押し付けるのは適切ではない。(グループアプローチ入門)
3.×:想定外の事態が起こる場合もあるが、ファシリテーターには、目の前にいる相手の状況(心理的·物理的)をそのまま受け取ることができる感受性が強く求められる。(資料シリーズ№165)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(グループアプローチ入門)
問37
ジョブ·カードの職業能力証明(免許·資格)シート作成の留意点に関する問題です。
正答:2
1.〇:設問に関する説明として正しい。
2.×:ハローワークインターネットサービスによる免許·資格コード一覧や国の行政機関が所管している免許·資格等のサイトを参考にして記入することができる。
3.〇:設問に関する説明として正しい。
4.〇:設問に関する説明として正しい。
厚生労働省:ジョブ·カード講習について
問38
より良いキャリアコンサルティングを行うための留意点に関する問題です。
正答:1
1.×:相談の目的は、クライエントのよりよい適応と成長、個人の発達を援助することであり、積極的に解決策を提示するなど問題解決に導くことではない。(P127)
2.〇:設問に関する説明として正しい。(P127~128)
3.〇:設問に関する説明として正しい。(P128)
4.〇:設問に関する説明として正しい。(P128)
問39
國分康孝が提唱した「コーヒーカップ・モデル」の相談の初期に行う内容に関する問題です。
正答:1
1.〇:選択肢のとおり。(P375)
2.×:「リレーションづくり」と「問題の把握」が終わった後の段階である。(P375~376)
3.×:問題解決の段階で使われる技法の1つである。(P375)
4.×:問題解決の段階で使われる技法の1つである。(P375)
問40
自己理解に関する問題です。
正答:2
1.×:ひとつの側面ではなく、自分をいくつかの視点から見つめ、各視点ごとに観察された自分の特徴を描写する。(P131)
2.〇:自己理解に関する説明として正しい。(P132)
3.×:自分にしか通じない言葉や内容ではなく、他人にも自分と同じように理解してもらえる客観的な性質を持つことが重要である。(P131~132)
4.×:自己とキャリアの関係は絶えず変化するため、自己理解は継続的に行わなければならない。(P132)




