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【21問~30問】第30回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第30回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第30回学科試験 問21~問30の正答解説と参考元

問21

労働基準法に関する問題です。

正答:1

1.○:労働基準法に関する説明として正しい。(第六十五条)
参考:働く女性の母性健康管理のために(厚生労働省)P17

2.×:賃金の支払方法については、労働者本人の同意が必要である。同意を得た場合には、通貨のほか、銀行その他の金融機関の預金又は貯金の口座への振込み等で支払うことができる。
参考:資金移動業者の口座への賃金支払(賃金のデジタル払い)について(厚生労働省)

3.×:試用期間中の者が、14日を超えて引き続き使用される場合は、第二十条が適用される。(第二十条~第二十一条)

4.×:管理監督者であっても深夜業(22時から翌日5時まで)の割増料金は支払う必要がある。
参考:労働基準法における管理監督者の範囲の適正化の為に(厚生労働省)P4

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厚生労働省:女性労働者の母性健康管理等について

問22

雇用保険制度に関する問題です。

正答:4

1.×:65歳を超える労働者も雇用保険の適用対象である。
参考:雇用保険の適用拡大等について(厚生労働省)P1

2.×:求職者給付の基本手当における所定給付日数は、離職理由なども影響する。
参考:基本手当について(ハローワークインターネットサービス)

3.×:教育訓練給付金は、事業主ではなく、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した方へ支給される。
参考:教育訓練給付金(ハローワークインターネットサービス)

4.〇:設問に関する説明として正しい。
参考:離職されたみなさまへ(厚生労働省)P6

問23

年次有給休暇に関する問題です。

正答:3

1.×:年次有給休暇をどのような目的でとるのかは労働者の自由であり、使用者に対して明示する義務はない。

2.×:年次有給休暇の取得日は労働者が指定した時季に取得することができるが、業務の正常な運営の阻害を目的とした取得申請は正当ではない。そのような場合は使用者が時季変更権を行使し認められる可能性がある。

3.〇:設問に関する説明として正しい。

4.×:入社から6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば、週所定労働時間が30時間未満の労働者へも、所定労働日数に応じて一定日数の年次有給休暇を与える。

問24

「生徒指導提要(改訂版)」(文部科学省、令和4年)で述べられた、生徒指導及びキャリア教育に関する問題です。

参考:生徒指導提要(改訂版)(文部科学省、令和4年)

正答:1

1.×:生徒指導とキャリア教育は個別に取り組むのではなく、相互作用を理解したうえで、一体となった取組を行うことが大切である。(P15)

2.〇:設問に関する説明として正しい。(P15)

3.〇:設問に関する説明として正しい。(P16)

4.〇:設問に関する説明として正しい。(P15~16)

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文部科学省:生徒指導提要

生徒指導提要もチェックしておきたい資料やな…

問25

「高等学校学習指導要領」(文部科学省、平成30年)において、「横断的·総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質·能力を育成することを目指す」ために設定されたものに関する問題です。

正答:4

1.×:該当しない。

2.×:該当しない。

3.×:該当しない。

4.〇:選択肢のとおり。

ひとくちメモ

総合的な探究の時間は、変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標に、2022年より高等学校で新たに導入された科目です。

問26

GIGAスクール構想に関する問題です。

正答:3

1.×:2人に1台の端末の整備ではなく、1人に1台の端末の整備である。

2.×:特別な支援を要する児童生徒に対する学習活動等の支援も対象である。

3.〇:情報·情報技術を活用する場面が増えることにより、情報モラルを意識する機会は増えてくる。
参考:GIGAスクール構想の実現へ(文部科学省)P3

4.×:国語も対象である。
参考:GIGAスクール構想の実現へ(文部科学省)P5

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文部科学省:GIGAスクール構想について

全ての子供たちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現することを目的としてるんやで!

問27

精神・発達障害の特徴に関する問題です。

正答:4

1.〇:学習障害の特性に関する説明として正しい。
参考:学習障害(限局性学習障害)(厚生労働省)

2.〇: 広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)の特性に関する説明として正しい。
参考:自閉症、アスペルガー症候群を含む広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)(厚生労働省)

3.〇:気分障害の特性に関する説明として正しい。
参考:気分障害(厚生労働省)

4.×:注意欠陥多動性障害の特性に関する説明である。
参考:注意欠陥多動性障害(注意欠如・多動性障害)(厚生労働省)

問28

「令和6年版厚生労働白書」(厚生労働省)で述べられた、心の健康を取り巻く環境とその現状に関する問題です。

参考:令和6年版厚生労働白書(厚生労働白書)

正答:2

1.〇:ストレスに関する説明として正しい。(P6)

2.×:「ストレス学説」を唱えたのは、カナダの医学者のハンス・セリエである。(P6)

3.〇:ストレッサーに関する説明として正しい。(P6~P7)

4.〇:ストレッサーに関する説明として正しい。(P7)

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厚生労働省:厚生労働白書

問29

エリクソンの理論に関する問題です。

正答:2

1.×:「人間関係全般」「ライフロール」は該当しない。

2.〇:選択肢のとおり。

3.×:「アダプタビリティ」「人間関係全般」は該当しない。

4.×:「ライフロール」は該当しない。

ひとくちメモ

アイデンティティを中核として人間生涯全般を捉えるライフサイクル論に基づき、心理社会発達を「個体発達文化の図式」示した。

問30

シュロスバーグが提唱した、人生の転機のモデルにおける4つのリソース(4S)に関する問題です。

正答:2

1.×:Source(原因・源泉)ではなく、Situation(状況)の説明である。(P196)

2.〇:Support(支援)に関する説明として正しい。(P197)

3.×:Status(地位)ではなく、Self(自己)の説明である。(P196~197)

4.×:Substitution(代替行動)ではなく、Strategies(戦略)の説明である。(P198)

シュロスバーグの4Sも人気の理論やな!

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